【活動報告】第3回高津小学校防災クラブを開催しました

 去る11月4日、益田市立高津小学校様で防災クラブの第3回目を開催しました。
 今回は「止血法と搬送法その2」と「校内安全点検」、それに「ビニール袋工作」の3つから子ども達に選んでもらう形にしたのですが、見事に3つにわかれてしまい、結局代表者がじゃんけんして「止血法と搬送法その2」をやることになりました。
 前回は直接圧迫止血法と前屈搬送法をやりましたが、今回は間接圧迫止血法といすを使った搬送法、そして実際にけが人の手当から搬送までを演習してみてもらいました。
間接圧迫止血法は止血帯を使った止血方法ですが、実際に子ども達がするの危険なので講師の腕に止血帯を巻き付け、止血帯を締める前と締めた後の手の温度を確認してもらい、締めた後手が冷えていくことを確認してもらって血流が止まっていることを知ってもらいました。

階段での搬送では、担架を水平に保つことはかなり難しい。二人では水平に保てないことを実際にやってみて理解してもらう。実際には運ぶ人の他に担架の状態を確認する人や進路を確認する人など、それなりに人手が必要。

 また、担架の搬送法ということで、階段での搬送を実際に担架を使ってやってみてもらい、二人では階段で水平が維持できなくなること、そして運び手の数が多いほど危険が少なくなることを実際に体験してもらいました。その後いすによる搬送をやってみて、担架での搬送がどれくらいやりやすいのかということを体験していました。
 最後は担当の先生をけが人役に見立てて圧迫止血から担架搬送までを実際にやってみてもらいました。

練習でやってみるのと、実際に倒れている人にやってみる演習ではかなり感じが違っていた様子。特に大人をどうやって運ぶのかについては一度しっかり考えてもらった方がいいかもしれない。

 先生の腕と足を怪我しているという想定で、実際に怪我している部分を圧迫止血し、血が止まったら包帯を巻いて固定してもらったのですが、なかなか思ったようにできずに苦戦していました。
 搬送では、床から担架へ先生を移動させるのにいろいろと試行錯誤していましたが、なんとか無事に載せて搬送することができました。
 実際にやってみると、なかなか思ったようにはできないということと、声をかけあわないと危険だということを理解してもらえたと思います。
 子ども達はノリノリでやってくれているのですが、そのノリを生かせないことにもどかしさを感じ、講師としてはまだまだ未熟だなと反省しきりでした。
 ともあれ、今回防災クラブでつきあってくださった先生と子ども達に感謝します。

【活動報告】高津小学校様の避難訓練を見学させていただきました

 去る10月29日、高津小学校様で実施された避難訓練を見学させていただきました。
 想定は地震が発生、その後津波が来襲するということで、校外の安全な高台にまで全学年で避難をするというものでした。
 地震では、机の下に隠れることになっていますが、サイズや作り方がばらばらのため、うまく隠れることのできない子どももいたようです。

整然と校内からの避難をする生徒さん達。教科書で頭を防護している。

 その後、放送に従って校内からまずは校庭へ。校庭で一度安否確認した後に最寄りの高台である高津中学校まで駆け足で避難を行っていました。
やってみると、道路のあちこちに危険な場所があったり、避難経路が計画と異なったり、移動速度の違いから距離が空いたり詰まったりといろいろなことが起きていました。

道路に歩道が無くなって危険な場所。改良は進んでいるが、避難の時にはかなり危険。
駆け足で避難先に向かう。手に持っている教科書は校内からの避難時に頭を守るために使用していたもの。

 ただ、初めてやられた訓練としては素晴らしくよくできたのではないかと見させていただきました。
 大がかりではありますが、こういった訓練は必要なものですし、今後も取り組みが進むことで安全が確保できればいいなと感じます。
 見学の許可を快く出してくださいました担当の先生、校長先生や教頭先生他、教員の皆様、そして参加した生徒の皆さんありがとうございました。
 そしてお疲れ様でした。
 いざ本番の時にも、今回と同じように整然と避難ができることを願っています。

【活動報告】第2回高津小学校防災クラブを開催しました

 去る10月14日、高津小学校のクラブ活動の一つとして採用していただいた防災クラブの第2回目を行いました。
 今回は応急手当のうち出血を止めるための圧迫止血法と安全な場所へ移動させるための搬送法について一緒にやってみました。
最初にみんなに怪我の種類と手当の方法を出してもらいました。毒蛾に刺されたときや切り傷、やけどといった怪我がでてきて、それに対する手当の方法もしっかりと出してくれましたが、やはり最終的には病院で手当をしてもらうという流れで考えてくれていたようで、そこで応急処置と病院での処置という話をさせてもらいました。

クラブの一コマ。手に持っているのが720mlのトマトジュース。対象年齢がちょうど30kg前後の子ども達だったので説明がしやすかった。

 そのあと、なぜ出血を止めなければいけないのかということで、人の血液の量は1kgで約80mlであることと、全身の血液量の30%を失うと失血死してしまうことを説明し、実際に体重30kgの場合で血液量はおよそ2400ml、危険になる血の流出量の720mlは、実際に720mlちょうどのトマトジュースのボトルを見てもらいました。
 驚いた子、眉をしかめた子、子ども達の反応はさまざまでしたが、圧迫止血法は子どもでもきちんと人を助けることのできる方法であることを理解してくれ、その後の演習には真剣な表情で取り組んでくれました。
 圧迫止血法のやり方では、まず最初に自分の腕をハンカチで押さえて圧迫する感覚を掴み、そのあと二人一組でお互いの腕に圧迫止血をして包帯で止めるまでの処置をやってみました。

感染防止のためビニール手袋をつけて圧迫止血から包帯巻きの処置を練習する。ビニール手袋が思った以上に使いにくかったようで、困惑している子もいた。

 ガーゼを使った圧迫止血はすぐに理解できたのですが、その後でやった包帯巻きでは、包帯を巻くのが初めてという子も多く、少し苦労したみたいですが、慣れてくると上手に巻けるようになり、処置終了後は使った包帯をきれいに巻いてしまうところまでやってくれました。
 搬送法は最初は要救助者を一人で運ぶための方法をやってみました。
脇の下から手を入れて腕を両手で引っ張って移動させるのですが、これが思った以上に難しかったようで子ども達は首を傾げながらいろいろと考えてやっていました。

負傷者役の先生を担架に載せて搬送練習。いつ落とされるかもしれないと、先生はおっかなびっくりだった様子。

 最後は担架による搬送法で、これは子ども達が担架の周りをぐるりと囲んでみんなで抱え、実際に担当の先生を載せて御神輿のように練り歩いていました。
 本当は最後に意識の確認から応急処置、安全な場所への搬送までを一つの流れとしてやる予定だったのですが、時間が足りなくてそこまではたどり着けませんでしたが、技術はしっかりと習得してくれたと思っています。
 もし、これから先人を救助しなければならなくなったとき、少しでもこの知識が役に経つといいなと思います。
 今回参加してくれた子ども達、そしてお手伝いいただいた先生に感謝します。

【活動報告】「災害時外国人サポーター養成研修」を受講しました

 10月4日に江津で開催された島根国際化センター主催の「災害時外国人サポーター養成研修」に当所から2名参加し、研修をうけてきました。
 「災害時外国人サポーター」というのは、主催者の説明によると災害時に島根県と島根国際化センターが共同で設置する多言語支援センターからの依頼を受けて、「掲示物の日本語をやさしく分かりやすく翻訳する」「被災した日本語がうまく使えない外国人の困りごとを聞き出す」といった仕事をするボランティアなのだそうです。
 日本語しか話せなくても大丈夫なボランティアだということで、筆者も登録していたりします。
 災害後、避難所に掲示される情報は日々更新されていきますが、日本語がしっかりと読める人が対象の文書が多く、言い回しも特殊なものが多くなります。
 それらの文章をわかりやすく、やさしく、必要な情報に絞った日本語への再翻訳を行うことで、簡単な言葉なら理解できる外国人等に正確に情報を伝えることができます。
「やさしい日本語」といわれるこの翻訳は、普段使っている言葉の意味をわかりやすく書かなければいけないということで、結構頭を使います。正解はないのですが、どうやったらうまく伝わるのかを考えていくのはなかなか面白いものです。ある部分では普段使っている言葉を再発見しているのかもしれません。
 また、避難所へ巡回して日本語がうまく使えない外国人の困りごとを聞き出すという仕事ですが、これは避難所内での意思疎通をうまく図るために必要なことでもあります。
 避難所は避難所運営委員会が設置されてその避難所に関する必要なものや情報を避難者に提供することになるのですが、このときにどうしても少数派の意見は通りにくくなります。
 例えば、大きな声で自分の意見を主張できる人の意見は簡単に通っても、言葉がよく理解できない外国人他の、いわゆる「言葉がうまく通じない人」のニーズは聞き取るのに手間なので放置されがちですし、「言葉がうまく通じない人」は自分のニーズを自分で上手に伝えることもできません。そのため、例えば災害時外国人サポーターが避難所に立ち入って「言葉のうまく通じない人」のニーズを聞き取り、避難所運営委員会や行政などに繋いでいく必要があるのです。
 また、状況や何が起きているかわからないことからさまざまな方法で自分たちを守ろうとしますが、その姿勢が他の避難者にはうまく理解されずに軋轢が生まれてくることがあります。これらは情報がうまく伝わらないことから発生しているものなので、無用な軋轢や誤解を生まないためにも、情報を全ての人にきちんと伝わるようにする。そのために避難所巡回という形を取って被災した日本語がうまく使えない外国人の困りごとを解決する必要があるのです。
 最近では「VoiceTra」といった優れた翻訳アプリもいろいろとありますから、通信環境が使えるのであれば、日本語しか話せなくても何とかなると思います。
 ただ、気になったことが一つ。最近はコロナ禍で自宅避難が特に推奨されていますので、避難所だけで無く自宅避難している人達のニーズのくみ上げまで考えておく必要がありますが、対象となる人がどこに住んでいるのかがわからないと手のうちようがありません。その情報がどのように提供されるのか、されないのかが不明なため、自宅で放置される外国人被災者が発生するかもしれないと感じています。
 避難所は地域の災害支援の拠点となるところです。そこを拠点としてきちんと機能させるためにも、あらゆる被災者に目を向けてニーズを吸い上げる手段を確保しておく必要があると思います。
 ところで、今日の説明では島根県内でこの制度ができて3年目。そしてサポーターは55名だそうでまだまだ支援を行うには人が不足している現状です。
 近いうちに島根県東部会場でも開催されるような話でしたし、おそらく来年も県西部で同じような研修があると思いますので、どのようなものか興味のある方は、是非一度参加して研修を受けてみてください。
 「災害時外国人サポーター養成研修」とありますが、受講後に登録書を提出して初めて登録されるので、「受講=必ず登録」ではありません。あくまで話を聞いてから判断できるようになっていますので安心して参加してください。
 そして、災害時にはさまざまなボランティアがありますが、こういうボランティアもあるのだということを知っておいて欲しいと思います。

【活動報告】防災マップ作りを開催しました

 去る9月26日に益田市高津町の連理松センター(旧高津児童館)で防災マップ作りの研修会を開催しました。


 去年に引き続き2回目の開催で、本来は夏休みの開催を企画していたのですが、猛暑とコロナ禍ですこしずれ込みました。今回は最初に災害時に「危険なもの」「安全なもの」「役に立つもの」を子ども達とスタッフで考えてリスト化し、連理松センター周辺を調べてみました。
 去年は地図や写真は全て手書きで行ったのですが、今年は「第17回ぼうさい探検隊マップコンクール」応募する条件で、日本損害保険協会ぼうさい探検隊マップ作り事務局様から防災マップ作成用のタブレットの貸し出しを受けることができましたので、それを使ってやってみることにしました。
 また、万が一に備えて(株)ゼンリンが提供している「まちたんけんキット」を使った書き込み用の地図も用意。万全の体制で地域の点検を行いました。

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 当日は雨が降ったり晴れたりまた大降りになったりするめまぐるしい天気でしたが、フィールドワークの間だけは天気が安定してくれて、無事に点検をすることができました。

危ないかなと感じる場所を確認していく。危ないかどうかは主観なので、いろいろな見方が出てくるところが面白い。

 昼食は空き缶コンロを使ってご飯を炊こうと考えていたのですが、天候が安定しないために断念。前回と同じアルファ米食べ比べとなりました。ただ、使うお皿は新聞紙を折って作った物を使い、大きさや折り方についていろいろと試行錯誤してもらいました。

新聞紙を普通に折るととんでもない大きさの皿になる。折り返しと折り方を試行錯誤。

 また、防災食として市販されている缶入りの乾パン、クラッカー、ビスケットの差し入れをいただき、それを見た子ども達は昼食休憩中は雨のやんだ連理松センターの庭で、自主的にお茶会を始め、お互いの交流を深めていました。

長期保存用のクラッカーや乾パン、ビスケットは相性があるので事前に試しておくとよい。参加者の子ども達は何でも食べる元気な子たちだった。


 午後からは地図を製作しましたが、タブレットでは完成までさほど時間もかからず電子機器の威力を感じました。

貼り合わせた地図を元に見つけたものを落とし込んでいく作業。地図のプロットが間違ったりしていることがあって面白い。

 手書きの地図の方は、地図に場所を落とし込む作業までで時間となってしまい、今回は完成まで至りませんでしたので、後日完成させてみたいと思います。
今回会場提供をしていただきました連理松センター職員の皆様、参加してくれた子ども達、そしてボランティアスタッフや差し入れをくださった皆様に厚くお礼申し上げます。

今年参加してくれた子ども達。去年の参加者も多いが、うまく定着させられるかが今後の課題。

【活動報告】高津小学校で防災クラブを開催しました。

頭を守る方法について一緒に考えてみる。

 今年度から高津小学校様の協力をいただき、小学校のクラブ活動の一つに防災クラブを加えていただきました。
 コロナウイルスの影響で上半期は中止となったのですが、下半期は開催させていただけると言うことで、去る9月9日に第1回をさせていただきました。
 「地震から身を守る」というタイトルで、地震が起きるからくりや地震の時に守るべき身体の部位、避難中に余震があったときの姿勢など、1時間の間いろいろとお話をし、できる部分は実際に身体を動かして体験してもらいました。

当研究所の誇るぐらぐらくん1号で横揺れ体験。机の下で身体を保持することが難しいことを体験してもらう。


 当方があがってしまったのと、お互いに初対面と言うこともあってかなりぎこちなかったですが、防災クラブの子ども達の積極さに助けられました。
 全部で6回となっていますが、当研究所のモットーである「命を守る、命を繋ぐ」ための技術や考え方をしっかりと伝え、また、子ども達から教わっていきたいと思っています。
 上半期はコロナウイルスの影響で当研究所の活動もあまりできていなかったので、少しずつ様子を見ながら対外的な活動を再開していければと考えています。
 担当の大畑先生、そして参加してくれた子ども達に感謝します。

【活動報告】防災ポーチを作ってみました

順調に進化しているS研究員の防災ポーチ。これに携帯ラジオが入って完成とのこと。

 持ち歩きのできる防災グッズというと防災ポーチを推奨している当研究所ですが、ふと思いついて防災ポーチのアップデートと防災ポーチの作成を行うことにしました。
 防災ポーチはいつもカバンの中に入っていて何かあったときに活躍してくれる便利なアイテム(某研究員は友人から「異次元カバンだ」と言われたそうです)ですが、たまに点検しておかないと電池が切れたり不足しているものが発生したりしますので、新規研究員に防災ポーチを作るついでに持っている人のポーチもアップデートしてしまおうというのが今回の試み。
 今回は100円均一ショップで売られているエマージェンシーシートと裁縫セットを追加してみました。
 向こうが透けそうなほど薄いエマージェンシーシートではありますが、軽量で邪魔にならないことからそれなりに使えるのではないかと思います。
 一つ問題があるとすればいろいろな便利アイテムを追加していくとポーチがどんどん大きくなっていくこと。
 気がついたら防災ポーチでは無く非常用持ち出し袋になっているような気がして、セットの作り方を考えてしまいました。
 ただ、防災ポーチは使い続けているとその人にあった形にカスタマイズされていきます。ある程度時間が過ぎたところで持っている人達の防災ポーチがどのように進化したのか見せ合うのも面白いのでは無いかと思っています。

H研究員の基本の防災ポーチ。大きなメモ帳がセットされているのがポイント。
M研究員の防災ポーチ基本セット。ライトがヘッドライトに変わっているのと、シールと磁石が入っている。本人の趣味と興味の結果らしい。

【活動報告】あるご家庭の防災計画策定のお手伝いをしました

 当研究所のキャッチフレーズは「命を守る、命を繋ぐ」ですが、その大元には自分の命を自分で守るためにあらかじめ準備しておくことが大切だと考えています。
 新型コロナウイルスの影響でなかなか大きな勉強会はできませんが、こんなときでも各ご家庭の避難や備蓄と言った防災計画を作るお手伝いはできるのではないかと考えていたところ、内容に興味を持ったご家庭から防災計画作りのお手伝いのお話をいただきました。
 災害対策は重要だという認識はもっていただいていたのですが、何をどのように準備すればいいのかがわからない。どのような情報を意識すればいいのかわからないということで、住居や勤め先でどのような災害で被災する可能性があって、何に気をつければ良いのかに始まり、避難条件の設定や避難経路の作り方、ご家庭の状況から見た備蓄品の考え方などをご説明させていただき、ご家族で検討いただきながら悩まれた部分についてご相談にのるという形でご家庭の防災計画書を策定してみました。
 実際にそのように準備できるのか、訓練をされていくのかについては今後のことになってきますが、それぞれのご家庭でご家族にあった防災計画を作ることで、災害対策は自分の命を守ってくれるものになっていきます。
 パーソナルカードのお話をして、ご家族分のものを作成されるようなお話をされていましたが、引き続き関わっていければ良いなと考えています。
 わからないところは分かる人に相談することであっさりと解決することも多いです。
 当研究所がそのお役に立てれば良いなと考えながら、引き続き活動していきたいと思っています。

【活動報告】薬局様のコロナ対策整備をさせていただきました

 新型コロナウイルス対策で医療関係はいろいろと大変な状況になっていますが、当研究所創立以来協力していただいている薬局様のBCPとして、お客様・従業員様を感染の危険から守るための店内の新型コロナウイルス対策作業をさせていただくことになりました。

薬局の投薬カウンター。薬剤師とお客様の距離が近く、感染の危険がお互いにある。

 作業の内容としては、お客様用トイレの閉鎖、感染対策のために車で待機してもらうことを促す貼り出し、そして処方箋受付、薬の説明や受け渡しを行う投薬カウンター、会計レジに飛沫防止用の透明なビニールカーテンを設営する作業で、今回は飛沫観戦用の透明なビニールカーテンを設営する作業をさせていただきました。
 ただ、このビニールカーテンに関してはさまざまな接客業種で同じような作業をされているようで店頭在庫がなく、緊急措置として厚手のビニール袋を切って代用することにしました。

 突っ張り棒を支柱代わりに各机の上に準備して、支柱の間にビニールをかけ、飛沫対策のビニールカーテンの代わりとしました。

 今回のビニール袋は厚手で透明度がそれほどでもないため、ちょっと見にくいのが難点ですが、使い勝手も含めて、運用しながら修正していただくことにしました。

 今後もさまざまな対策をしていくことになると思いますが、現在緊急事態と言うことでいつもと違うさまざまな案内が店舗前や店内にされています。
 お店を利用する前にそれらの表示を確認して、私たち利用者もお店の方も、お互いに安全に過ごせるようにしたいものですね。

2020年4月20日追記:透明なビニールカーテン用の資材が手に入ったと言うことで、さっそく交換されたそうです。

【活動報告】防災勉強会を実施しました。

 去る2月16日、益田市の黒石自治会様で防災勉強会を開催し、ハザードマップの見方と避難を行う判断基準の考え方、そして地震対策についてお話をさせていただきました。
 この地域は土砂災害警戒区域があちこちにあって過去に災害も起きているため、土砂災害についてはイメージがあったとのことでしたが、地震や津波についてはあまり考えたことがなかったということで海抜高度や地震の規模についてご質問をいただき、こちらもいろいろな新たな気づきをさせていただきました。
 自治会様向けの勉強会は初めてさせていただきましたが、皆さん熱心に学習していただき、災害対策に対する意識付けの一つにはなったかなと思っています。
 災害対策はさまざまなことをしなくてはいけませんが、一番最初で一番大切なことは「自分の命を守り、できれば怪我をしないこと」です。災害が起きたとき、参加された皆様が自分の命を守ることができるような研修をしていきたいと思っています。
 勉強会に参加してくださった黒石自治会の皆様、勉強会の開催についてご尽力いただきました自治会長の戎野様にあつくお礼申し上げます。