【お知らせ】小学生向けワークショップ「防災マップを作ろう!」を開催します

10月15日の13時30分から高津柿本神社駐車場を集合場所にワークショップ「防災マップを作ろう!」を開催します。

地域の安全点検をしながら防災マップを作っていきます。最初に点検のポイントを説明した後、実際に地域を回って点検し、最後にどうやったらこの地域で安全に過ごすことができるのかを考えてみます。

対象は小学生ですが、それ以外の方のご参加も歓迎します。

小学生以下のお子様が参加される場合には、保護者の方も一緒にご参加ください。

興味のあるかたのご応募をお待ちしています。

台風には気を付けて

 台風14号はどうやら本州縦断コースをたどる気配です。
 2022年9月18日14時現在のこの台風の勢力は「大型で非常に強い」となっていますが、この台風の大きさの表現がどのようなものなのかは、以下のリンクからご確認ください。

台風の表現を知ろう」(当研究所のウェブサイトへ移動します)


 また、台風の進路予想図には見方があり、これを間違えると本来とは違う予測の見方になってしまいます。
 台風の進路予想図の見方は、以下のリンクからご確認ください。

台風の進路予想図の見方」(当研究所の該当ページに移動します)
 九州から中国地方に向けて移動していくこの台風の影響が出る前に、周囲のお片付けや、場合によっては日のあるうちの避難など、適切に命を守るための行動をとってほしいなと思います。

台風対策を考える

 毎年毎年大きな台風がやってきますが、どうも今年もその季節になったようです。
 毎年のこととはいえ、台風は季節のものなので、去年どうやっていたかはなかなか思い出せないもの。
 そこで、今日は台風対策についてやっておいたほうがいいことを書き出してみましたので、参考にしてください。

1.屋根とアンテナの点検

 台風は風も雨も強いことが多いのですが、屋根が壊れていたり、瓦がずれていたりすると、そこから屋根全体に被害が広がることがあります。
 屋根が飛ばされてしまうと、家としての居住環境が失われてしまいますので、台風が来る前、というよりも風が強くなる前にきちんと点検しておきましょう。
 テレビアンテナがある場合には、そちらも状態を確認しておいたほうが安心です。

2.雨どいの点検と掃除

 屋根に降った雨を上手に排水するためには雨どいがきちんと流れなければ困ります。
 雨どいの点検をして、もしもゴミがあるようならそれらは全て取り除き、雨がきちんと雨どいを流れるようにしておきましょう。

3.家の周囲の飛びそうなもののお片付け

 家の周りの飛びそうなものを括り付けておくか、屋内に取り込むようしておきましょう。
 よく飛ぶものとしては、物干しざおやごみ箱、自転車がありますので、これらは屋内に取り込むか、地面に倒しておくかして風に当たって飛ばないようにおきましょう。

4.窓ガラスや出入り口の補強をしておく

 窓や出入り口は、開かないようにしっかりと鍵をかけておきましょう。
 割れて中に風や雨が吹き込まないように、ガラス部分には飛散防止フィルムや養生テープによる飛散防止をしておきましょう。
 また、割れた破片が屋内に飛び散らないように、窓側のカーテンやブラインド、障子などはきちんと閉めておきましょう。

5.停電対策をしておこう

 台風でよく起きるのは停電です。充電池の充電を済ませておくことや、カセットガスの準備、電池式ランタンや懐中電灯の電池の確認をしておきましょう。倒れたり飛ばされたりする危険性があるので直火であるろうそくは使わないようにしてください。

6.水の確保

 停電になると、水道も止まることがあります。1日~2日程度の飲料水は確保するようにしておきましょう。

7.避難判断の確認をしておく

 台風が襲来すると、その勢力圏にいる間は基本的に外出できないと思ってください。
 高潮や河川氾濫、がけ崩れがおきる可能性のある場所や普段から強風の吹き付けるような場所にお住いの方は、どの時点で避難判断するのか、避難先はどこにするのか、避難の手段はどうするのかについて事前に決めていることを確認しておきましょう。

 台風自体は数時間から1日程度で影響がなくなることが多いですが、気象情報などを確認し、勢力圏にある間はできる限り外出しないようにしましょう。
 また、事前に公共交通機関は運休や間引き運転、運航打ち切りなどの判断をしていることも多いですので、お出かけの予定がある場合には早めにどうするのかを判断してください。
 年々台風の勢力は強くなっている感じがしますが、対策をしっかりとしておけば何とかなるものです。
 台風情報をしっかりと確認して、ご安全にお過ごしください。

参考までに、台風のメッカである宮古島を管轄する気象庁の宮古島地方気象台が「台風への備え」をわかりやすく説明してくれていますので、よかったらそちらもご確認ください。

台風への備え」(気象庁宮古島地方気象台のウェブサイトへ移動します)

防水リュックの功罪

防水リュック。メリットも大きいがデメリットもあるので注意。

 水害時の避難では、防水リュックは使わないほうが安全かもしれません。
 このように書くと「?」となる方も多いと思います。水が出るような状況だから、中のものを濡らさないために防水リュックが必要なのではないか。
 そう考えるのは無理のないことなのですが、 水のある状況での避難では、防水リュックをそのまま背負うと、背中に浮袋が付いた状態になっていると思って行動してください。
 浮袋は空気が入って水の中で浮く仕組みになっています。
 防水リュックは、その構造上、外から水が中に入らない代わり、中の空気も外に出ることはありません。つまり、浮袋と同じです。
 それを背中に背負って、もしも流されたり転んだりしたらどうなるでしょうか。
 背中に浮袋があるわけですから、背中が水面になって浮きます。つまり、顔は水の中。流されるときにリュックを外すのはかなり大変です。
 防水リュックを抱っこしていればよいのですが、そうすると動きが鈍くなりますので標準での抱っこはお勧めできません。
 そういう理由から、中のものは濡れないのですが、あなたの安全を考えるとお勧めできないのです。
 もしも防水をするのであれば、リュック本体ではなく、中に詰めるものをチェック付きビニール袋などに入れて個別に防水処理をし、しっかりと空気を抜いておくことで、万が一水に流されてもある程度の自由は効きます。
 もちろん防水リュックが悪いわけではありません。中のものが絶対に濡れない防水リュックは非常に便利ですし、中のものを気にしなくてもいいのは本当に助かります。また、防水リュックは防塵リュックでもあるため、地震などの避難では、中に砂が入らずに非常に重宝します。そして、防水リュックはそのままで大きな水袋になりますので、断水状態のときにもかなり助かるのは確かです。
 もし、水害のときに防水リュックを使うのであれば、水があふれる前に避難完了をしておくことが重要になります。
 妙な言い方になりますが、防水リュックを使うのは災害前、そして水の災害が起きたなら、防水リュックはとりあえず使わない。
 そう覚えていてほしいと思います。

TPOで判断は変わる

 災害や置かれた条件で、取るべき行動の正解はかなり変わってきます。
 同じ災害でも、いる場所や置かれた条件によっては、正解が真逆になっていることもありますので、置かれた状況を判断する力をつけておく必要があると思います。
 例えば、非常用持ち出し袋。
 水害や台風など、災害が起きることが予測される状況であれば、必ず持って避難すべきですが、地震に伴う津波がくるような状況だと、非常用持ち出し袋を持つよりも高台への避難行動が優先されます。
 また、地震の時に机の下にもぐるのは、落下物が少ない場所なら有効ですが、建物が崩れそうなら屋外への避難を最優先にしないといけません。
 どれが正解かなのではなく、いる場所と置かれた状況によって正解が変わってくるのです。だから、判断を間違えないためには、普段想定している状況ではなく、今遭遇している現状を受け入れることが大切です。
 今優先すべきはなんなのかをしっかりと考えたうえでの行動となりますが、優先度の判断というのは慣れていないと非常に困難を伴います。
 普段の生活のちょっとした判断を求められる状況で、判断とそう考えた根拠を意識する練習をしておきましょう。
 この判断というのはなかなか難しいものですが、正しくても違っていても、よくわからなくても、判断をする練習をしておくことで、いざというときの判断も的確になる可能性があがります。
 災害時に優先されることは常に同じではなく、いる場所や状況で変わるということ。
 そしてそれを踏まえたうえで、自分の命がどうやったら守れるのかを常に考えるようにしてくださいね。

食べ物と水

 高齢者の避難においてネックになるものの一つに、飲料水があります。
 非常用持ち出し袋を作ったことのある人であればわかると思いますが、一番重量があり、そして量もある程度必要という水は、推奨されている量1日3リットルを持って避難するのは非常に難しいです。
 ただ、少し視点を変えると問題が解決することがあります。
 地震のときはともかく、災害が起きると予測のできるときの避難では、避難から災害発生までに時間の余裕があります。
 そのため、避難するときには避難中に飲むだけの水を持ち、避難した先で水袋や空のペットボトルに避難先の水道から補充するという方法をとることが可能です。
 もちろん避難先の施設管理者の同意は必要ですが、重量物を抱えて避難することを思えば、避難先で水を確保するというのも一つの手です。
 この方法であれば、食料をアルファ米にしておいても戻すための水が確保できるので、水と食料が軽い状態での避難が可能になります。
 避難後の命をつなぐのに優先度の高いものは、状況が許せばあらかじめ避難先に置いておく方法もあります。
 大規模避難所では難しいかもしれませんが、集会所や公民館などの小さな地域単位であれば、可能な場所もあるかもしれません。
 避難時に気を付けるのは、命をつなぐアイテムを可能な限り持参することですが、避難の途中で動けなくなっても困るので、さまざまな代替え手段を考えておくといいと思います。

【活動報告】防災研修会の講師をさせていただきました

 9月7日に益田市市民学習センターにおいて、NPO-MASUDA様主催のけやき学園の防災講座の講師をさせていただきました。
 このけやき学園は年齢を重ねた方がさまざまなことを学習する機会の場として提供されているもので、今回はその一コマとして、防災に関する研修会をしました。
 初めて防災の話を聞く方向けということで、あまり深い内容についてはできませんでしたが、約1時間半に渡って受講生の皆様が熱心に聞いてくださいました。
 今回は展示物の一つとしてエマージェンシーシートを実際に身に着けてみてもらうものをやってみました。

エマージェンシーシートと毛布、どちらがいいかは状況によって変わる

 最近何かと話題になるエマージェンシーシートですが、実際に使ったことのない方がほとんどでしたので、実際に使ってみて、どうやって使うのかやどんな感じになるのかについて体験してみることは大切だなと感じています。
 また、こういう研修会は「知らないということを知る」というものでもありますので、気の付いた部分からいろいろと動いて準備してもらえればいいなと思っています。
 今回研修に参加してくださった皆様、そしてこの研修の機会をくださいましたNPO-MASUDAの皆様に感謝します。

車と徒歩の避難の違い

 災害発生時の避難では、基本的には徒歩で行うこととされています。
 避難所が車で移動しなければいけない場所にあるような地方ではあまり現実的ではない表現だと感じると思いますが、そういった場所では車が使えるうちに早めの避難をすることが大切です。
 車は移動速度も運べる荷物も徒歩とは比較するのもはばかられるくらい差があります。
 ただ、車には車の欠点があるわけで、車が災害発生後の避難では使えないという理由を知っておく必要があります。
 一つは、道路が何らかの理由で破損している場合、車が移動できなくなって障害物になることがあります。
 道路上に一台詰まると渋滞を招き、緊急車両や復旧車両の移動を阻害することになり、修繕や復旧が遅れる原因となってしまいます。
 二つ目に、大雨などによる洪水や水害の場合、車が流されてしまう危険性があります。車は重たいイメージがありますが、最近の車は密閉性が高く中に空気がたまった風船のような状態になっています。
その結果、ある瞬間水に流されてしまうと、踏ん張りがきかず、そのまま流されていってしまうのです。そして流されているうちに浸水してしまいます。
また、水に浸かると車の電気系統が動かなくなってしまったり、水を吸い込んだエンジンが止まって動けなくなったりもします。
災害が発生する前であれば、車はそれ自体が避難所のような機能を持つことができるので、車で避難する人は、とにかく早めの避難が必要ということになります。
徒歩での避難は、ゆっくりですし荷物もさほど持って移動できるわけではありませんが、車での避難に比べると流されにくいという利点があります。
また、自分の足で移動する限りは、障害物にもなりえません。
そのため、災害発生時の避難には徒歩が原則となっているのです。
あなたの今いる場所が避難しなければならない場所なのかどうか、そして避難するのに徒歩でできるのか、車が必要なのかをしっかりと考えたうえで、避難計画をつくるといいのではないでしょうか。

豪雨で九死に一生「ピンポン玉のように車ごと流され…」1.5キロ流された女性が語る“水の恐怖”(yahoo!Japanニュースのウェブサイトへ移動します)

トイレについて考える

手作りの簡易トイレ。便器が使えなければ、こういった感じで作る方法もある。

 災害時にもっとも最初に困るのは、おそらくトイレです。
 日本トイレ研究所のデータによると、地震後にどれくらいでトイレに行きたくなったかを被災者に確認したら、3時間以内という人が3割以上いたそうです。
 実は、水道が止まったり下水管が破断したりするとトイレは使えません。特に下水管の破断の調査はすぐにはできませんから、はっきりとわかる汲み取り式や簡易水洗でない限り、トイレは使えないと思ったほうがいいでしょう。
 でも、出るものは止められません。
 安心して使えると思われる仮設トイレが避難所に届くのが、早くても3日はかかるので、被災してから最低3日分のトイレを何とかしないといけないわけです。
 ちなみに、自宅のトイレが使えない場合にはどうするかというと、4割の人が公園などの公衆トイレ、1割強の人がコンビニのトイレを使うと回答しています。
 自宅のトイレが使えないときには、公園もコンビニもトイレは使えません。
 つまり携帯トイレや簡易トイレで仮設トイレが届くまではしのぐ必要があるのです。
 この携帯トイレや簡易トイレは、災害が起きてからでは準備が間に合いません。災害が起きる前に準備しておく必要のあるものです。
 自宅や避難先のトイレの構造や、自分が準備している携帯トイレや簡易トイレが自分で使えるかどうか実際に使ってみること、そして何より大切なのは、使えないトイレを使わないこと。
 つまり、被災後はすぐにトイレを封鎖しなくてはいけないということで、すぐにでも自分の準備した携帯トイレや簡易トイレの出番がやってくるわけです。
 さて、そのときあなたはトイレ問題をどのように解決しますか。

マスクと眼鏡

眼鏡とマスクの他に、土埃を落としやすくするための雨合羽を着るとより安心。

 地震が起きた後や水害の後しばらくすると、細かな土埃が舞うことがあります。
 この土埃、普段の土埃と異なり、さまざまな雑菌や小さなゴミがたくさん混じっていますので、できるだけ粘膜に触れないようにしたほうが安心です。
 そのために必要なのがマスクと眼鏡です。
 マスクつけることで、のどや気管に入ってくる汚染された土埃を防ぐことができるのはなんとなくイメージができると思いますが、眼鏡はどうですか。
 案外と意識されていませんが、目も立派な粘膜組織です。
 汚染された土埃が入ると、眼球に傷がついたり、病原菌が体内に侵入したりすることがありますので、しっかりと防御しておくようにしてください。
一番効果的だと思うのは水泳用のゴーグルですが、花粉症用の眼鏡でも大丈夫です。
単なる眼鏡やサングラスでも、裸眼の状態よりはましです。
目や気管を守ることはあなたの被災後の健康維持にかならず役立ちます。
このご時世なのでマスクは持っている人が多いのではないかと思いますが、できれば眼鏡も準備しておくようにしてください。特に子供さんは粘膜が弱いので、しっかりと準備してくださいね。