【活動報告】高津小学校で防災クラブを開催しました。

頭を守る方法について一緒に考えてみる。

 今年度から高津小学校様の協力をいただき、小学校のクラブ活動の一つに防災クラブを加えていただきました。
 コロナウイルスの影響で上半期は中止となったのですが、下半期は開催させていただけると言うことで、去る9月9日に第1回をさせていただきました。
 「地震から身を守る」というタイトルで、地震が起きるからくりや地震の時に守るべき身体の部位、避難中に余震があったときの姿勢など、1時間の間いろいろとお話をし、できる部分は実際に身体を動かして体験してもらいました。

当研究所の誇るぐらぐらくん1号で横揺れ体験。机の下で身体を保持することが難しいことを体験してもらう。


 当方があがってしまったのと、お互いに初対面と言うこともあってかなりぎこちなかったですが、防災クラブの子ども達の積極さに助けられました。
 全部で6回となっていますが、当研究所のモットーである「命を守る、命を繋ぐ」ための技術や考え方をしっかりと伝え、また、子ども達から教わっていきたいと思っています。
 上半期はコロナウイルスの影響で当研究所の活動もあまりできていなかったので、少しずつ様子を見ながら対外的な活動を再開していければと考えています。
 担当の大畑先生、そして参加してくれた子ども達に感謝します。

【活動報告】防災ポーチを作ってみました

順調に進化しているS研究員の防災ポーチ。これに携帯ラジオが入って完成とのこと。

 持ち歩きのできる防災グッズというと防災ポーチを推奨している当研究所ですが、ふと思いついて防災ポーチのアップデートと防災ポーチの作成を行うことにしました。
 防災ポーチはいつもカバンの中に入っていて何かあったときに活躍してくれる便利なアイテム(某研究員は友人から「異次元カバンだ」と言われたそうです)ですが、たまに点検しておかないと電池が切れたり不足しているものが発生したりしますので、新規研究員に防災ポーチを作るついでに持っている人のポーチもアップデートしてしまおうというのが今回の試み。
 今回は100円均一ショップで売られているエマージェンシーシートと裁縫セットを追加してみました。
 向こうが透けそうなほど薄いエマージェンシーシートではありますが、軽量で邪魔にならないことからそれなりに使えるのではないかと思います。
 一つ問題があるとすればいろいろな便利アイテムを追加していくとポーチがどんどん大きくなっていくこと。
 気がついたら防災ポーチでは無く非常用持ち出し袋になっているような気がして、セットの作り方を考えてしまいました。
 ただ、防災ポーチは使い続けているとその人にあった形にカスタマイズされていきます。ある程度時間が過ぎたところで持っている人達の防災ポーチがどのように進化したのか見せ合うのも面白いのでは無いかと思っています。

H研究員の基本の防災ポーチ。大きなメモ帳がセットされているのがポイント。
M研究員の防災ポーチ基本セット。ライトがヘッドライトに変わっているのと、シールと磁石が入っている。本人の趣味と興味の結果らしい。

【活動報告】あるご家庭の防災計画策定のお手伝いをしました

 当研究所のキャッチフレーズは「命を守る、命を繋ぐ」ですが、その大元には自分の命を自分で守るためにあらかじめ準備しておくことが大切だと考えています。
 新型コロナウイルスの影響でなかなか大きな勉強会はできませんが、こんなときでも各ご家庭の避難や備蓄と言った防災計画を作るお手伝いはできるのではないかと考えていたところ、内容に興味を持ったご家庭から防災計画作りのお手伝いのお話をいただきました。
 災害対策は重要だという認識はもっていただいていたのですが、何をどのように準備すればいいのかがわからない。どのような情報を意識すればいいのかわからないということで、住居や勤め先でどのような災害で被災する可能性があって、何に気をつければ良いのかに始まり、避難条件の設定や避難経路の作り方、ご家庭の状況から見た備蓄品の考え方などをご説明させていただき、ご家族で検討いただきながら悩まれた部分についてご相談にのるという形でご家庭の防災計画書を策定してみました。
 実際にそのように準備できるのか、訓練をされていくのかについては今後のことになってきますが、それぞれのご家庭でご家族にあった防災計画を作ることで、災害対策は自分の命を守ってくれるものになっていきます。
 パーソナルカードのお話をして、ご家族分のものを作成されるようなお話をされていましたが、引き続き関わっていければ良いなと考えています。
 わからないところは分かる人に相談することであっさりと解決することも多いです。
 当研究所がそのお役に立てれば良いなと考えながら、引き続き活動していきたいと思っています。

【活動報告】薬局様のコロナ対策整備をさせていただきました

 新型コロナウイルス対策で医療関係はいろいろと大変な状況になっていますが、当研究所創立以来協力していただいている薬局様のBCPとして、お客様・従業員様を感染の危険から守るための店内の新型コロナウイルス対策作業をさせていただくことになりました。

薬局の投薬カウンター。薬剤師とお客様の距離が近く、感染の危険がお互いにある。

 作業の内容としては、お客様用トイレの閉鎖、感染対策のために車で待機してもらうことを促す貼り出し、そして処方箋受付、薬の説明や受け渡しを行う投薬カウンター、会計レジに飛沫防止用の透明なビニールカーテンを設営する作業で、今回は飛沫観戦用の透明なビニールカーテンを設営する作業をさせていただきました。
 ただ、このビニールカーテンに関してはさまざまな接客業種で同じような作業をされているようで店頭在庫がなく、緊急措置として厚手のビニール袋を切って代用することにしました。

 突っ張り棒を支柱代わりに各机の上に準備して、支柱の間にビニールをかけ、飛沫対策のビニールカーテンの代わりとしました。

 今回のビニール袋は厚手で透明度がそれほどでもないため、ちょっと見にくいのが難点ですが、使い勝手も含めて、運用しながら修正していただくことにしました。

 今後もさまざまな対策をしていくことになると思いますが、現在緊急事態と言うことでいつもと違うさまざまな案内が店舗前や店内にされています。
 お店を利用する前にそれらの表示を確認して、私たち利用者もお店の方も、お互いに安全に過ごせるようにしたいものですね。

2020年4月20日追記:透明なビニールカーテン用の資材が手に入ったと言うことで、さっそく交換されたそうです。

【活動報告】防災勉強会を実施しました。

 去る2月16日、益田市の黒石自治会様で防災勉強会を開催し、ハザードマップの見方と避難を行う判断基準の考え方、そして地震対策についてお話をさせていただきました。
 この地域は土砂災害警戒区域があちこちにあって過去に災害も起きているため、土砂災害についてはイメージがあったとのことでしたが、地震や津波についてはあまり考えたことがなかったということで海抜高度や地震の規模についてご質問をいただき、こちらもいろいろな新たな気づきをさせていただきました。
 自治会様向けの勉強会は初めてさせていただきましたが、皆さん熱心に学習していただき、災害対策に対する意識付けの一つにはなったかなと思っています。
 災害対策はさまざまなことをしなくてはいけませんが、一番最初で一番大切なことは「自分の命を守り、できれば怪我をしないこと」です。災害が起きたとき、参加された皆様が自分の命を守ることができるような研修をしていきたいと思っています。
 勉強会に参加してくださった黒石自治会の皆様、勉強会の開催についてご尽力いただきました自治会長の戎野様にあつくお礼申し上げます。

【活動報告】福岡市民防災センターで防災体験を行いました

 去る2月15日に当所研究員が福岡県福岡市にある福岡市民防災センターで防災体験をさせていただきました。
 この施設は、福岡市消防局が運営する施設で、さまざまな防災体験や防災グッズの展示、またヘリコプターの静態展示などもあり、非常に面白いところです。
 ここでは枠に余裕があれば当日飛び込みでも1時間の防災体験コースを受講することができ、これは市民に限定していないため、誰でも参加することができます。
 当所研究員達もこの1時間の防災体験を受講させていただき、家屋火災からの避難、消火器の使い方、起震機による地震体験(震度6強)、そして風速30mの強風体験を経験してきました。日頃さまざまな災害対策について知識としては持っていても、実際に体験してみるとやはり勝手が違うもので、いろいろな気づきがあったようです。
 当日は家族連れや自治会の防災担当者、地元の少年防災クラブなど、たくさんの方達が防災体験をしていて、こういった体験が身近な防災意識の醸成に役立っているのだろうなと感じます。

 体験終了後は119番通報の練習や、水没した車からの脱出体験などをし、帰る前はセンター隣の消防署で行われていた消防隊員の訓練を興味深そうに見ていました。

 福岡へお出かけの際、是非一度行って体験していただきたいなと思います。

【活動報告】こどもメディカルラリーに参加しました

 あなたはこどもメディカルラリーというのをご存じですか。元々は大人に対して応急手当、胸部圧迫(心臓マッサージ)、119番通報、AEDの使用方法について学ぼうという目的で作られたそうですが、こどもでもしっかり学べるということで、子ども用に作った企画だそうで、島根県内でも去年から開催されるようになっています。
 今回、去る2月8日に島根県職員会館で開催されると言うことで、当研究所の誇る研究員達4名がチャレンジしに行きました。本来は3名一組でチームを組んでシナリオに従った実戦的な演習もあるようなのですが、この日は子どもがなかなか集まらず、基礎的な内容をみっちりと教えていただきました。

講師やDVDの説明を聞く。真剣そのもの。

 まずは「push」と呼ばれる胸部圧迫とAEDの使用法についてDVDを見ながら説明を聞き、実際にやってみました。訓練で使うのは心臓を模したハート型のクッション。うまく圧迫ができるとクッションから音がします。

なかなかクッションから音が出ない。自棄になって叩いても音はでない。

 さすがに小学校低学年では立て続けに音を出すことは難しかったですが、それでもしっかりと胸部圧迫について教わり、次いでAEDの装着について教わっていました。

わかりやすいイラストと丁寧な説明で真剣に学ぶ

 続いて応急手当。鼻血のときの処置、切り傷など出血時の処置、そして骨折時に折れた部分を仮固定する方法などを教えてもらいました。

スタッフの人を練習台に、新聞紙と紐を使って脚の骨折部の固定をする訓練をする

腕を骨折した場合の仮固定の方法についても教わって、どのようにするのかも理解していました。
最後は倒れている人を発見したという設定で、119番通報とマネキンを使った胸部圧迫、そしてAEDの使用方法を試験器を使って実際にやっていました。

AEDがOKを出すか、救急隊員が来るまでは胸部圧迫を続ける
根気と体力が必要

 全部で2時間弱という非常に長く、そして暖房なしという寒い環境ではありましたが、研究員達は普段からもっている知識をしっかりとアップデートしていたようです。そのうちに島根県西部地域でもできるといいなと思いながら、今回の参加が終了しました。ちなみに研究員の感想は「119番通報の練習が一番面白かった」「心臓の圧迫を続けるのが難しかった」「身の回りにあるもので応急処置できそう」といった感じで、普段やらない部分をしっかりとマスターしたようでした。
 最後に、こどもメディカルラリーでお世話いただきましたスタッフの皆様に、改めてお礼申し上げます。

【活動報告】真備洗浄様で被災写真の洗浄について学習しました

 2020年1月25日に岡山県倉敷市真備町にある真備洗浄様で水害で被災した写真の洗浄技術について教えていただきました。
 被災写真は早期に乾かすことができれば洗浄についてはさほど難しくなく、汚染された状態で長期間そのまま放置された場合、写真が浸食されて画像がぐちゃぐちゃな状態になってしまうそうです。最近のボランティア活動の現場では、回収されたアルバムなどの写真については可能な限り早く乾燥させるようにお願いしているそうですが、家具や家屋、生活再建がどうしても優先されるために緊急性のない写真は後回しになり、どうしても救える写真が減ってしまう現状があるそうです。
 洗浄の手順については、汚染されているアルバムからの切り離し、洗浄、乾燥、消毒といった段取りを教えていただき、ちょっとだけお手伝いさせていただきました。
 写真洗浄というのはかなり大変なものだと思っていましたが、手順と迷ったときの相談体制がきちんと作られていれば、気は遣いますが専門家でないとどうにも手が出せないというほどのものでもないなと感じました。
 石西地方はよく水害が起きるところで被災した写真は殆どの場合あきらめて処分していたと思いますが、早期乾燥をしっかりして洗浄すればある程度まではなんとかなりそうです。
 これから技術をしっかりと身につけて地域に普及していくことで、他の場所で起きた災害の支援がボランティア希望者の地元でもできるようになることはすてきなことではないのかなと思いました。
 西日本豪雨から1年以上が経ちますが、まだまだ写真洗浄は続いているとのことですので、興味のある方やお手伝いしたいと思われた方は、真備洗浄様へお出かけいただければと思います。

真備洗浄様の詳しい案内は、フェイスブックtwitterで確認することができます。

 当日お世話になりましたスタッフの皆様、現地ボランティアの皆様に厚くお礼申し上げます。ありがとうございました。

追記:作業内容が個人様の思い出の写真の洗浄となるため、作業の写真については撮影しておりませんので、あしからずご了承ください。

【活動報告】島根県ボランティア隊で長野の災害復旧支援に参加しました

 令和元年11月29日から12月2日にかけて島根県社会福祉協議会様が長野県に派遣した災害ボランティア隊に所長が参加してきました。
 朝、貸し切りバスで松江を出発し、長野県長野市に到着したのが夜。移動に丸一日かかる距離でしたが、参加者は皆様疲れも見せずに翌日から現地の泥出しボランティアに参加させていただきました。
 千曲川が決壊して水に浸かった地域の汚泥の撤去が主な仕事でしたが、台風19号の被害からずいぶんと経っているにもかかわらず、家屋の泥出しがようやく終わったといった感じで、復旧にはまだまだ時間がかかりそうな感じです。着ていたビブスに「島根県」と入っているのを見て現地の皆さんが一様に驚かれたのに逆に驚いたりしましたが、庭や側溝の泥出しなど、できる範囲でできる活動をさせていただきました。
 現地では活動で手一杯だったこと、被災した方の感情に配慮したことから写真を撮影していませんが、島根県社会福祉協議会様のホームページに活動の一部がわかる写真が掲載されていますので、興味のある方はご覧ください。
 現地では雪の降る前にできるところまでということで、私たちの後にもさまざまなボランティアの方達が活動していらっしゃるようです。
 現地で直接活動するだけでなく、例えば長野のりんごを買うだけでも立派な支援になると思いますので、皆様もできる範囲でできる支援をしていただければと思います。また、準備や運営をしていただいた島根県社会福祉協議会の皆様、長距離を安全に運行していただいたバスの運転手様達、一緒に現地で活動させていただきました皆様にこころからお礼申し上げます。

なお、長野県の災害ボランティアの募集についてもリンクを貼っておきますので、興味のある方、参加を考えておられる方がいらっしゃいましたら、参考にしていただければと思います。

長野県社会福祉協議会・災害ボランティアセンター

2019.12.11追記 氾濫したのは「筑摩川」ではなく「千曲川」でしたので、訂正いたします。誤記、お詫び申し上げます。

【活動報告】避難訓練を見学させていただきました【益田市立高津小学校】

屋上に避難する生徒たち。写真は加工してあります。

 10月23日に益田市立高津小学校で実施されました避難訓練を見学させていただきました。
 この避難訓練は毎年されているそうですが、去年から定型通りのものではなく、実際に災害が起きて避難したらどうなるかということで、想定に基づいて避難先まで避難する訓練をされているそうです。
 今回の想定は地震から津波が発生、4分以内に屋上へ避難という設定で、実際に屋上まで想定時間内に避難が可能かどうかを確認されていました。
 生徒たちの動きはかなり素早く、段取りよく避難がなされていましたが、狭い廊下で人が合流する場所ではどちらが優先になるのかを迷ったり、各所の点検で未確認の場所があったりと、予定調和ではない訓練なのでさまざまな小さな問題が起きていました。
 これらの問題を解決することで、より確実に避難できる、安全確保をすることができる方向に進んでいくとよいなと思います。
 人間はやったことしかできないし、知っているだけでは実際には動けないものです。本気で実施する訓練は駄目出しの繰り返しですので、どんなに回数を重ねても完璧ということはありません。 難しい想定はいらないと思いますが、誰もが何か起きたとき、無駄のない動きと判断を行えるようになるといいなと思います。
 お忙しい中、見学について快諾いただきました益田市立高津小学校の大橋校長先生、担当の岩田先生始め各先生方と生徒の皆様に、この場を借りてお礼申し上げます。