【活動報告】能登半島地震被災地で炊き出し支援を行いました

2024年4月9日から11日の3日間、石川県志賀町にある富来活性化センターで能登半島地震で被災された方への昼食炊き出し支援を行いました。

4月9日は雨天の中でしたが、益田市匹見町や津和野町などで食べられている郷土食の「うずめ飯」と「大根のはりはり漬け」を105食提供。


4月10日は「ひじきご飯」と「塩ちゃんこ鍋」を102食提供。


最終日の4月11日はばら寿司と石川県七尾市産のもずくを使ったもずくの澄まし汁を111食提供しました。


遠路参加してくれたスタッフの皆さん、さまざまな形で支援してくれた皆様に、厚く感謝します。ありがとうございました。
3か月経って、現地報道はかなりされなくなってきていますが、まだ復旧にすら手が付けられていない状態の被災地と、何もなかったかのように観光客でごった返していた金沢のギャップ。
いろいろな意味で驚き、そして何かできないかを考えさせられる支援となりました。
今の状況が長引けば、第2陣以降の災害復旧支援を実施する必要があると考えていますので、引き続きご支援をよろしくお願いします。

【活動報告】リモートによる防災研修会を開催しました

 2024年3月16日に三重県津市のコミュニティプラザ川合様とオンラインで結んで、防災講座の講師をさせてもらいました。
 連続3回の講座の最終回で、「避難所を作ろう!」をテーマに、図面を見ながらどんな部屋をどこに確保するか、動線をどうするかなど参加者の皆さんでいろいろと考えてもらいました。
 今回は初めての連続リモート講座ということで、いろいろとわかりにくいところがあったのではないかと思いますが、熱心に参加してくださった皆さまのおかげで、無事に終了することができました。
 お声がけいただきましたコミュニティプラザ川合の皆様、間を取り持ち、当日も現地支援してくださいました子供教室ミラコロの皆様、そして参加してくださった皆様に厚くお礼申し上げます。

【活動報告】子ども防災キャンプを開催しました

 2024年2月23日から25日にかけて、二泊三日で子ども防災キャンプを開催しました。
 場所は浜田市三隅町の黒沢まちづくりセンター様。
 今回は黒沢まちづくりセンター様の全面的な後援をいただき、期間中仮設トイレ体験やゴミ袋防寒着、ダンボールシェルター作りなどを体験しました。
 途中、地元の方々や地元消防団の皆様、浜田市社会福祉協議会三隅支所様、浜田消防本部西部消防署様のご協力をいただき、避難所設計や放水体験、消火器体験、炊き出し訓練をさせていただきました。
 参加してくれた子どもたちは全部で7名でしたが、非常に濃い経験ができたのではないかと思っています。
 参加してくれた子どもたちと彼らを快く送り出してくださった保護者の皆様、黒沢まちづくりセンターの職員の皆様、黒沢まちづくり協議会の皆様、浜田市消防団黒沢分団の皆様、浜田消防本部西部消防署の皆様、浜田市社会福祉協議会三隅支所の皆様、野菜やお米などの提供をしてくださった皆様に、厚くお礼申し上げます。
 ありがとうございました。

【活動報告】高津小学校で防災クラブを開催しました

 2024年1月31日に、益田市立高津小学校で、今年度最後の防災クラブがありました。
 今回は、最初にクイズをし、それから正解のない答え探しというタイトルで、二つの問題を考えてもらいました。
 一つは800人いる避難所に届いた700個のロールケーキをどうするかをそれぞれ個人で考えてもらい、どう考えたかを全員に聞いてみました。その後、避難所が必要か必要でないかを二つのチームに分け、それぞれの立場から考えてもらいました。
 災害時には、さまざまな考え方でさまざまな人が動きます。その行動に後付けで文句を言うのは簡単なのですが、その時に最善を考えて行動するのなら、それが正解なんだと言う話で、一年を締めくくりました。
 一年間、よくわからないクラブ活動に参加してくれた子どもたちと、担当の先生、手伝ってくれたスタッフの皆様に、改めて感謝します。
 ありがとうございました。

【お知らせ】ペット防災講習会を開催します。

能登半島で起きた大きな地震に被災された方にお見舞い申し上げます。

まだ全容がわかっていない状態ではありますが、現地の一刻も早い復旧と災害関連死がでないことを願っています。

ところで、災害のたびに問題にされるのがペットのことです。

もしあなたのおうちにペットがいたとしたら、災害発生時にそのペットをどうするかを考えたことがありますか?

また、避難してくるペットを受け入れる避難所や自主防災の方は、そのとき自分たちがどのようにすればいいのか、しっかりとわかっていますか?

今回はNPO法人人と動物の共生センター、NPO法人全国動物避難所協会の理事長である奥田順之先生とオンラインでつないでペット防災について一緒に考えてみたいと思います。

後半では、「ペットの防災・あなたの防災」として、いざというときを想定したワークショップを行います。

申込不要で参加費は無料となっていますので、この機会に災害時のペットについて考えてみませんか?

あなたのお越しをお待ちしております。

日時:2024年1月27日13時30分~15:30

会場:島根県芸術文化センターグラントワ多目的ホール

参加費:無料

※詳細はチラシをご確認ください。

【活動報告】浜田市で親子防災ディキャンプを開催しました

 去る2023年11月19日、浜田市三隅町の黒沢まちづくりセンター様で親子防災ディキャンプを開催しました。
 事前の天気予報が目まぐるしく変わってどうなるかと思いましたが、ありがたいことに当日は晴れ。会場となるグラウンドのコンディションもそこまで悪くなかったため、無事に屋外での開催となりました。
 今回は午前中のブルーシートシェルターづくり、たき火づくり、ご飯炊きを益田市のアウトドアベースSUNPOの積田講師に、午後のモルック体験会をモルック浜田様にお願いして開催することができました。
 風向きが結構変わったので、ブルーシート張りには少し苦戦したり、周辺の木材や草が雨で湿っていて着火しにくかったり、ご飯炊きがうまくいかなかったりといろいろありましたが、参加いただいたご家族にはそれぞれ楽しんでいただけたのではないかと思います。
 また、午後からは最近ブームとなっているモルックを実際にやって遊んでみました。
 モルックは場所も道具も大掛かりなものが必要なく、避難所で残っていることが多いお年寄りと子どもが一緒に遊べることから、避難所生活でのギスギス感を少しでも和らげることができるのではないかと思います。
 当日参加してくださった皆様、会場を快くお貸しくださった黒沢まちづくりセンター様、そして支援してくれたスタッフの皆様に感謝します。

【活動報告】江津市で親子防災ディキャンプを開催しました

 去る2023年11月12日、江津市波積町の岩瀧寺様で親子防災ディキャンプを開催しました。
 当日は雨が降ったり止んだりのはっきりしない天気でしたが、防災ディキャンプという名前通り、天気に関係なく開催することになりましたが、開始時は雨が降っていたので最初のブルーシートシェルターづくりは中止にして、本堂で避難所設営練習をやってみました。
 避難所で最近使われるようになったポップアップテントに段ボールベッドを入れて、仮設トイレを作ってという作業をし、それからタープの下でのたき火づくり、ご飯炊きと進みました。
 火をつける難しさやご飯炊きのコツなどを確認しながら、おいしいお昼ごはんが炊けて、当研究所名物の豚汁を添えてのお昼ご飯は、寒かったこともあって大好評でした。
 ご飯で身体を暖めてお片付けを済ませたら、午後からは岩瀧寺の滝で自然観察会。
 本当は岩瀧寺から現地までの道中でも自然観察をしたかったのですが、いつ雨が降り出すかわからない天候でしたので、現地まで車で移動して滝の周辺の自然観察をしました。
 今回は講師さんが自然の色探しということで、準備してくれたシートの色を探すのですが、晩秋ということもあってなかなかない色もありました。
 予定とは違った進行をした今回の親子防災ディキャンプでしたが、思ったよりも評判がよく、今後こういった設営練習をメニューに加えても面白そうだなと思いました。
 当日参加してくださった皆様、会場を快くお貸しくださった岩瀧寺様、そして天気とにらめっこしながら頻繁に行われた段取り変更に的確に対応してくれたスタッフの皆様に感謝します。

【活動報告】ポリ袋クッキング体験会を開催しました

 去る8月20日に津和野町町民センターで津和野町女性消防団の皆様と災害時に備えたポリ袋クッキング体験会を開催しました。
 災害後に足りなくなるものの一つに清水があります。ポリ袋クッキングは、少量の清水で洗い物をなるべく出さずにおいしく調理する技術ですが、普段の調理法とちょっと異なるコツが必要となります。
 今回は、ハイゼックス炊飯袋を使ったご飯炊き、ホットケーキミックスを使った茹でパン作り、茹で卵焼き、そしておまけで水戻しパスタをやってみました。
 参加された皆様は、段取りを理解されたら、手際よく次々と調理をすすめてくださり、和気あいあいとした空気の中で調理ができました。


 完成した後、レトルトカレーをご飯にかけて実食となりましたが、思ったよりも良い出来だったようでした。
 一番受けがよかったのが、おまけの水戻しパスタで、普段使いでガス代の節約になるのではないかというお話と、レトルトカレーとの相性が抜群によかったという新しい発見もあったようです。
 ポリ袋にも種類があり、こういった調理に使えるものと使えないものがあるのですが、今回はその違いも含めてしっかりと覚えていただき、普段の調理でも登場するのかなという雰囲気のかたもいらっしゃいました。
 知っていることと、やってみたことは同じようでかなり違い、実際にやってみると結構いろいろなことに気が付くみたいです。
当研究所の研修会では、こういった災害時の調理法などの講習会もやっていますので、興味のある方はお問い合わせください。
今回お声がけいただきました津和野町女性消防団の皆様に、厚くお礼申し上げます。

【活動報告】外国人の方向け防災イベントの講師をしました

 2023年7月30日に益田市の人権センターで開催された災害時外国人サポーター養成研修&防災イベントの防災イベントの講師として外国の方向けに災害についてのお話をさせていただきました。
 当日は40名を超える方にご参加いただき、災害時外国人サポーター養成研修に参加された方たちと一緒になって、防災クイズや避難所でのお困りごと相談などを体験してもらいました。
 意外に知られていないのですが、当研究所のある益田市にもいろいろな国の方がいろいろな形で仕事をしています。
 ただ、普段は仕事以外では日本人との接触はあまりないことや、地域を見て回ることなどはあまりないようで、なかなか地域の情報、特に防災関係はうまく届いておらず、何をどうしたらいいのか、それ以前にどんな災害があるのかもわからないという方が多いようで、今回はそういった方向けに災害の種類や地震のときの身の守り方、ハザードマップの見方について初歩的な説明をしました。
 参加された皆さんは和気あいあいと言った空気の中でも真剣に考えたり調べたりしてくださり、密度の濃い時間になったのではないかと思います。
 外国の方向けの防災研修会は初めてだったのですが、普段使っている資料が案外とわかりにくいことがわかったり、伝え方に工夫が必要なことなど、今後の当研究所の研修会に反映できそうなことをたくさん学ばせてもらいました。
 ひょっとしたらこういった需要があるのかもしれませんので、当研究所ではご要望があれば引き続き外国の方向けの防災研修会も開催したいと思っています。
 今回お声がけくださった益田日本語ボランティアグループともがき様、そして災害時外国人サポーター養成研修を毎年企画されているしまね国際センター様にお礼申し上げます。

「避難生活&住宅再建ガイドブック」のご案内

ここ最近の大雨では多くの方が住んでいる家屋への被害を受けています。
復旧や復興支援についてはさまざまなウェブサイトでいろいろな紹介がされているので細かい部分はそれぞれご確認いただきたいのですが、避難所生活と自宅の再建についての流れをわかりやすくまとめた「避難生活&住宅再建ガイドブック」がNHKから出されましたので、そのご案内をします。
被災すると、避難所生活と自宅の復旧を行うことも多いのですが、それぞれの注意点がわかりやすくまとめられていて、被災者でなくても参考になると思います。
いざというときには、どこでどのような手続きをすればいいのかや、何を優先すればいいのか、どんなことに気をつければいいのかがなかなかわかりにくいものです。
こういった冊子を利用すれば、とりあえずの優先順位や注意点はまとめられていますので、手落ちなく復旧に進むことができると思いますので、興味のある方は一度ご確認ください。

被災した時これだけは知ってほしい 「避難生活&住宅再建ガイドブック」(NHKのウェブサイトへ移動します)