避難所で子どもとどう遊ぶか

 突然やってくる地震を除けば、殆どの災害は事前に避難が可能なものばかりです。あらかじめ危険箇所の分析ができていれば、自分のところが避難しなければいけない災害に対して早い段階で安全な場所への移動を完了することができるのですが、その安全な場所が自宅ではない場合、そして子ども達が一緒に避難している場合には、その子ども達が退屈しないように少し知恵を絞る必要があります。
 普段から彼らが遊んでいるものを持参することと、電源が不要な遊びを一緒に楽しめるようにしておくこと。
 例えば、ネットゲームやアニメ、インターネットといった電源や通信環境が必要な遊びでは、災害が発生して電源や通信環境を失ったしまうと遊ぶことができなくなります。そこで電源不要な遊びをできるように準備し、また、ある程度は一緒に遊んで慣れ親しんでおくことも必要です。
 例えば、折り紙やあやとり、落書き帳や筆記具、絵本、カードゲーム、ボードゲームなどを持ち出しセットに準備しておき、一緒に遊ぶことで、子どもだけでなく大人も気が紛れます。
子どもが大騒ぎしたり暴れたり泣いたりするのは退屈ですることがないせいの場合が多いので、彼らを退屈させないように準備をしておくのです。
 もしもそういったものが準備できなかった場合には、新聞紙やその辺にあるものでどうやって遊ぶかを子どもと一緒に考えて、周囲に迷惑がかからない程度に遊ぶのもよいと思います。
 避難所の運営が始まれば、彼らも立派な戦力です。仕事をどんどん割り振って、退屈にさせないようにしましょう。

暖かい食事のために発熱剤を準備してみる

 避難所で避難生活するにしても、自宅で生活するにしても、食事はしっかりと食べる必要があります。
 ただ、冷たいものや常温のものばかり食べていると、暖かいものが恋しくなってくるのは事実ですし、疲れて空腹な時に暖かいものを食べることができれば、それだけでかなりの気力を回復することができます。
 よくカセットコンロを準備しようという話をするのですが、ご家庭の事情によっては、それができない場合もあると思いますが、暖かいものを食べるための環境は整えておいた方が安心です。
 そこで、発熱剤を使ってみてはいかがでしょうか。「紐を引くだけであつあつのお弁当」などというキャッチフレーズでお弁当などにも使われていますが、普段の保管では危険は殆ど無く、劣化しにくく、いざというときには水を注ぐだけでしっかりと発熱してくれます。加熱するためには水が必要ですので、その分を余計に準備しておくという必要はありますが、水であれば基本的には発熱しますので、飲料用でなくても使うことが可能です。
 アウトドアや災害用に使う発熱剤は、殆どの場合ケースがついていますので、そのケースに缶詰やレトルト食品など暖めたいものを入れ、説明書に従って発熱させると暖かいものが食べられます。加熱温度は70~80度くらいですので、焦げたり発火したりすることはありませんし、よくある「○○のご飯」のような加熱しておいしくなるタイプのご飯もしっかりと温めることができます。また、授乳用の液体ミルクを温めるだけでなく、粉ミルクを調製するためのお湯を作ることも可能です。
 とても便利な発熱剤なのですが、欠点としては売っているところが限られているところです。いざというときにすぐ買えないと思いますので、一度買ってみて、自分のニーズにあっているかどうかを試してみてください。
 ちなみに、使い捨てカイロがあれば、その熱でもほのかに暖かくすることは可能ですので、あわせて使い捨てカイロも準備しておくとよいと思います。

[送料299円~]【セット】モーリアンヒートパック加熱セット 加熱袋L1枚+発熱剤L3個セット heatpac-L 3点迄メール便OK(ky0a008)

価格:668円
(2020/1/1 19:36時点)

避難所の区画整理について考える

体育館が避難所になる場合は、最初は大きな空間しかない。ここを区画整理する。

 避難所で最初に決めないといけないことは、区画整理です。
 これを最初に行っておかないと、避難した人たちが好き勝手に場所を占拠してしまうため、移動をさせられずに後で四苦八苦する羽目になります。
 では、区画整理でどんな場所を決めなければいけないのか。
 最初は通路です。どんな場所であっても通路の確保は最優先に行います。さもないと、導線が混乱して非常に使い化っての悪い状態になります。
 次に、本部と資材置き場を確保します。これらはある程度しっかりとした面積と空間を確保する必要があります。避難者で施設が一杯になっても、そこを運営する場所がないと大混乱を招くことになりますので、最初に本部の設置場所を確保してください。避難所の出入口付近で、人の出入りが監視できる場所が望ましいです。また、掲示物の掲示場所も近くに作れるとよいです。

 資材置き場は運ばれてくる資材ごとに分類できるように、ある程度広いスペースが確保できると作業がしやすくなります。例えば避難所が学校の体育館なら、資材が勝手に持って行かれないように周囲から見通しのきくステージなどに置くとよりよいと思います。
 施設によっては仮設トイレの場所を確保する必要があります。人目につきやすく、明るさを確保でき、かつプライバシーが守られるような場所が選択できるとベストです。


 あとは談話スペース。足の不自由な方や独りで避難された高齢者の方などがそこで時間を過ごせるような空間を作っておきます。いすや机を置き、誰でも使えるようにしておくとよいと思います。

 また、授乳やおむつ替えできるスペースも確保したいです。診療エリアとしてそのうちに回ってくる医療者を受け入れられる場所を確保しておき、そこを使えるようにしておくと当座をしのぐことができます。
 洗濯物を干す場所や学習をする場所など、他にもさまざまな必要な施設がありはしますが、とりあえずはこれくらいの場所を確保した上で、初めて避難者にエリアを割り当てていきます。
 本番時にこんなことを決めていてはとても対応が間に合わないので、これらのレイアウトは事前にきちんと形にしておくと作業が早くなります。

区画の中をさらに家族単位で過ごせるように段ボールで仕切る。これだけで快適性が格段に変わる。

 さて、避難者への区画の割り方ですが、できれば地区ごとにしておくと後でいろいろと作業がしやすくなりますので、大ざっぱでいいので地区ごとの割り当てを考えていきます。もしも収容者が多数になってくるようなら、空いている区画を割り当てるなど、別にゾーンを設定するとよいでしょう。また、各区画ごとに代表者を決めて貰い、その人が本部と避難者との間でいろいろな連絡用務を請け負ってもらうことになります。
一口に避難所と言っても、運営開始までには決めることがたくさんありますし、ここで上げたことが絶対とも思いません。避難所の数だけ事前に準備した方がいいことはあると思います。災害の時に決めたとおり運用できるとは限りませんが、いきなり本番で避難所を開設をしてもごたごたしてうまくいきませんので、できる限り事前にさまざまな段取りを詰めておくようにしましょう。

野菜ジュースとビタミン剤

 大規模災害が起きて被災してしまい避難所での生活になると、食事の問題が必ずついて回ります。最初は非常食、おにぎりやパン、そして某コンビニの災害用幕の内弁当へという流れで、大体決まっているようです。
これは行政機関が備蓄している非常食が初めの頃は配布され、補給路が安定すると被災地区外から大量のおにぎりやパン、弁当が供給されるようになるためですが、被災者が多いので大量生産品、しかも衛生状態維持のために冷たい状態で供給されるので食べにくい上に単調な味で飽きてしまいます。
  「災害時なのだから贅沢を言うな」という方もいらっしゃるのですが、被災者に供給される弁当は1食300円から350円程度で供給される大量のお弁当は油ものやインスタントもののオンパレード。その上衛生管理上保冷されてくるのですから我慢強い人でもそのうちに耐えきれなくなると思います。これらのお弁当は栄養状態は二の次、とにかく飢えないことを優先したメニューとなっていますので、食べやすさではなく数を稼げるものが使われ、そういうメニューは圧倒的に繊維質やビタミンが不足する食事です。
 そのため、自衛の手段として野菜ジュースや粉末の青汁、総合ビタミン剤などを非常用持ち出し袋に準備しておくようにしましょう。
 たくさんの人が集団で生活する環境ではさまざまな病気が流行りますが、それらから身体を守ってくれる働きをするビタミンは不足しがちです。身体を元気に保つためにも、必ず不足するビタミンを補給できるものを準備しておきましょう。
 ただ、ビタミン剤にも身体に合う合わないがありますので、できれば平時に自分が飲んでも大丈夫なのものかどうかを実際にちぇっくしてみることをお勧めします。

トップダウンと合議制

 災害が発生して初期の初動時には短時間にさまざまなことが起きるため、迅速な判断と行動が求められます。つまり「完璧な判断だが遅い」ことよりも「7割でしかないが早い」ことが求められる世界。常に完璧でなくてはいけない行政職員にその判断をさせるのはかなり難しいと思います。
 平時に自治体や自治会、避難所となる施設の運営関係者などで構成する避難所運営委員会を立ち上げて初動対応のことや避難所の内容について予め決めておき、その内容に従ってリーダーが全体の指揮を執って動いて必要以上の混乱を起こさないようにする必要があります。万が一、リーダーが避難所にこれなくても、予め決めておいた手順があれば物事を進めていくことができるので、非常に順調に運営を進めることができます。
 そうで無い場合にはどうするかというと、避難所運営を理解している人か指揮能力の高い人がその場で判断して支持していくことになりますが、大抵の場合情報がなくて判断できないか、もしく判断する人が多すぎてまとまらないかのどちらかになります。
 理想なのは予めさまざまなことを取り決めておき、それに従って判断し、指揮を執る人がいること、そして何かあったときには相談ができる体制になっていることです。もちろんその相談者もできれば予め決めておくことで、スムーズな合議ができると思います。
 トップダウンと合議制、これを上手に切り替えて避難所の運営を行っていくことになりますので、例えばHUG(避難所運営ゲーム)などで判断基準の訓練をしておくことが必要なのではないかと思います。

災害時の子どもの安全

緊急時に子どもがどこへ避難するのか知っていますか?

 災害時には自分の身を守ることを最優先で行うことが大切だと思っているのですが、自分の身を守った後、あなたと家族はどのような行動をするのかを決めていますか。
 大人であれば、とりあえずは安全な場所に移動するというところでしょうが、学校や保育園、幼稚園に通っている子ども達の場合、それぞれの施設がどういう判断でどんな行動をとるのか、きちんと把握していますか。
 学校や保育園、幼稚園などの教育機関の場合、子ども達は教師や保育士といった大人の指示に従って行動することになりますが、子ども達が何が起きたらどこにいるのか、どこへ避難するのかについて、きちんと教育機関側に確認が取れていますか。災害が発生したとき、または発生が予測されるときには、原則として教育機関まで保護者が迎えに行くということになっているところが殆どだと思いますが、どんな状況なら保護者に引き渡しがされて、どんな状況なら引き渡しを中止するのかについて、きちんと把握していますか。
 というのも、学校やこどもたちが無事であっても、お迎えに行った保護者がその途中で被災する可能性が非常に高いからです。東日本大震災では、災害時には保護者に子どもを引き渡すという取り決めに固執してしまったため、お迎えに向かう途中で被災したり、お迎え後の避難中に被災した方もいらっしゃったようです。
 災害時に教育機関から保護者に子どもを引き渡すことができるのは、状況が落ち着いて安全に引き渡しが可能な状態がそろっている必要があります。逆に、そろっていない状態では引き渡しはせず、学校で安全を確保する必要があるのだと思います。
 むろん、先生方に全ての責任を取れというわけではありません。災害時の避難や引き渡しについてきちんと保護者との間で取り決めをしておくことが大切だということが言いたいのです。保護者が同意するなら、自分で判断できる年齢の子ども達であれば、災害時の避難について自主的に行わせるというのも選択肢としてはありだと思っています。危険から逃げるという能力については、ひょっとしたら大人よりも子どもの方が優れているのではないかと思うこともあるからです。
 子どもが自分のいる場所で状況が落ち着くまできちんと命を守ることができること。そして子どもが自分の命を守っていることを信じることで、保護者もまた自分の安全を確保することができます。
 これこそが「津波てんでんこ」なのではないでしょうか。
 自分の身の安全というのは、結局のところ自分にしか守ることができないのですが、災害時に教育機関として集団行動をするのであれば、先生方が日々の災害対策についてきちんと学習し、訓練や教育を継続して行っていく必要があります。でも、それがきちんとできているでしょうか。
 「釜石の奇跡」は防災教育を受けた中学生達の自主的な行動の結果でした。あなたがお住まいの地域の子ども達の災害対策はきちんとできていますか。
 そして、あなたの子どもは、災害後にどこであなたを待っていますか。

いろいろ使える雨合羽

 最近の自転車通学で、雨の日にカッパを着ている学生さんを見なくなりました。
 夜明け前から雨が降っていても制服姿で自転車を漕いでいくのですが、よくみるとかごの中の荷物にはビニール袋がかけてあってちゃんと雨対策がされているようなわけのわからないことになっています。まるで学校で雨合羽着用禁止の校則でもあるのではないかと思ってしまうくらい、見事に雨合羽を着ている学生さんを見ることがないのです。これからの季節、雨に濡れると身体が冷えますので勉学に集中できないのではないかとか、制服がくさくなるとも思いますが、これらは余計なことなので置いておきます。
 ただ、確かに雨合羽を着ることはおしゃれではないかもしれませんが、雨合羽は雨を防ぐだけでなく他にも優れた働きをしてくれるので、災害対策としてはぜひ持ち歩いてもらいたいなと思います。雨合羽は雨水を通さず濡れないことが一番の目的です。そのため、着るだけで雨風をしのぐ道具になってくれます。状況によっては、雨合羽を着るだけでも立派な寝袋代わりになったりもします。また、地面に敷けば簡易シートになりますし、携帯トイレを使うときにも活躍してくれます。
 雨合羽には、大きく分けると上下にわかれたセパレートタイプと、足下が自由になっているポンチョタイプがありますが、リュックサックを背負って避難するときなどにはポンチョタイプならりリュックサックの上からそのまま羽織れますが足下は濡れます。動くことが想定されているときにはセパレートタイプが重宝しますし、持ち運びや多機能性を考えるとポンチョタイプです。どちらがいい悪いというわけではなく、目的と自分の使いやすさで選べばいいのかなと思います。
 あと、安いナイロンやビニールの雨合羽は内部に身体から出す汗や水蒸気が籠もり内部がびちゃびちゃになりますので、できれば少しだけ高いゴアテックスやエントラントといった内部からも水蒸気を通すような素材を選ぶか、または換気用のベンチレーターがついているものを探せば快適に過ごせると思います。最近では内部の汗や水蒸気を外部に逃がす素材や装置が安くいろいろとでていますので、自分にあった雨合羽を一つ準備して欲しいなと思います。
 かなり昔、なぜ雨合羽を着ないのかという質問をしたとき、当時の学生さんたちは「格好悪いから」とか「蒸れる」「学校で干す場所がとれない」という話を聞いたことがあります。修行僧みたく制服で雨に打たれるのもいいかもしれませんが、雨に濡れた後の臭いを防ぐこと、自分の体力を温存して生き残るため、できれば雨合羽を使って欲しいなと思います。

経路のチェックと籠城計画

 あなたは普段自分が使っている通学路や通勤路が水没しそうな場所についてチェックしていますか。特にアンダーパスや低い土地を通る人は要注意です。最近の雨は短時間に集中して降ってくるため、側溝などの排水能力を超えて水没することが増えています。そのため、例えば避難勧告が出て学校や職場が閉鎖となり、家に帰ることになった時、気がついたら周辺が完全に水没して動きが取れなくなってしまうと言うことが起きることになります。

 本来なら、災害が発生する前に、例えば大雨特別警報が出たらそのまま学校や職場にいるのと、そこから家に帰ることのどちらが安全なのかをきちんと分析しておく必要があるのですが、現在は「災害=帰宅」となっていることが多く、当然学校も職場もそこで籠城するための準備も設備もありません。避難所に指定されているところでさえ、資材は備蓄基地から発災後に運んでくると言うような計画になっていて、そこには空間しかないという場合がほとんどです。災害が発生すると帰宅できなくなる事態が発生することも想定して、それぞれがある程度の備えをしておくことが必要ではないでしょうか。

 お互いがどこで安全を確保しているのかがわかれば、心配することもありませんし危険な中をお迎えに急ぐ必要もありません。

 これは学校や職場に限らず、例えばディサービスなどでも同じことで、そこにいるときに災害が発生した場合どうするのかについて、しっかりと取り決めておくことです。災害は待ってくれません。特に人を預かる場所については、しっかりとした取り決めをして、関係者に周知徹底しておく必要があると思います。

「やさしい日本語」はみんなにわかりやすい

 最近の災害報道では、以前のように難しい言葉や字幕を使わないことが増えています。特に危険が迫っているときには「今何が起きているのか?」と「どうすればいいのか」だけ伝われば行動にはうつしてもらえます。それが目的です。また、文字が読めない人もいますので、アナウンサーがやはり同じ条件で、普段と異なり少しだけ感情を込めて「高いところへ逃げてください」などと具体的かつわかりやすく伝えています。
 では災害後はどうかというと、行政から発信される情報は、残念ながら難しい言い回しでかかれていることが殆どで、日本語の理解が十分でない人には非常にわかりにくいものになっています。
 そのため、災害後には行政が発表する各種情報を「やさしい日本語」に置き換えて誰もが言いたいことがわかる作業をするボランティアが必要となってきます。
 特に外国から働きに来ている人は普段の生活で使っている日本語くらいしかわかりませんので、どうやって伝えるかを試行錯誤して文章にしていくことになります。ただ、行政の出す情報はとにかく量が多い上に提供から支援開始までの時間が非常に短いという問題があり、ボランティアもやさしい日本語にする書類を選んで訳している状態です。でも、普通に書かれた行政からのお知らせをわかりやすい日本語に直すことは、日本語の知識のある人であれば基本的には誰でもできると思います。小さなニュアンスの違いは発生するとしても基本的な情報が伝わるか伝わらないかは、その後の行動に大きく差が出てきますから、快適な生活をするためにもその場にいる人たちがその処理ができるといいなぁと考えます。
 やさしい日本語は、いかに短いフレーズでいかに簡単にわかりやすく伝えるかを目的にしていますので、例えば避難所などではお年寄りと子どもが一緒になってこういう翻訳作業をすれば、言い回しや書き方など、ちょうどいい頭の体操になるのではないでしょうか。
 また、やさしい日本語は文字も大きく書くため、老眼にもやさしく、年寄りにも読み取れる程度の情報量です。
 誰にとってもメリットのある「やさしい日本語」。
 いざというときに備えて、日頃見ている文章を「やさしい日本語」にするとどういうフレーズになるのかを考えてみるのも面白いのではないでしょうか。
 島根国際センター発行の「やさしい日本語」のテキストをリンクしておきますので、興味のある方は是非ご一読ください。

トイレの回数と携帯トイレ

携帯トイレ各種
携帯トイレには持ち歩いて使える携帯トイレと便座を利用する簡易トイレがある。

 唐突ですが、あなたは自分が一日に何回トイレに行って排泄をしているか知っていますか。
 というのも、災害が起きて水道が止まってしまうとトイレに行っても水が流せなくなるので、携帯トイレを準備しておく必要があります。そのとき、自分が一日にどれくらいの量を排泄しているのかによって、準備しておくべき携帯トイレの数や量が変わってきます。
 トイレに流せる水を確保できるようになるまでには結構時間がかかることが多いので、少なくとも3日~1週間分は準備しておいた方が無難です。ただ、トイレについては案外と意識がいかないものらしく、準備していても1日分という方が多いようです。
 くみ取り式のトイレであれば風呂の残り湯程度でなんとかなりそうですが、水洗式はそういうわけにいきませんので、市販の携帯トイレを準備するか、または猫砂や手作りトイレといったものを準備して使えるようにしておかないといけません。
 携帯トイレは使い慣れないとこぼれたりして手が汚れること多いですから、水が使える平時に一度使ってみて、使い方をしっかりと覚えておく必要があります。特に女性の場合には必須と考えていただいていいと思います。
 また、避難所などに避難した場合には、使うための目隠しも必要になってきます。断水しているときに使われて汚物まみれにならないように、通常水が出るようになるまではトイレは封鎖されることが殆どです。そのとき、公衆の面前でするわけにはいきませんので、携帯トイレとあわせて目隠し用の道具も準備しておくと安心です。携帯トイレセットの中にはそういったものが準備されているものもありますので、忘れそうな人はそういったものを準備しておくこともよいと思います。
 食事は我慢できますが、トイレに関しては我慢はできません。
 食事や水、保温についても重要ですが、携帯トイレについても自分のトイレの利用回数を考えたものを準備品の中に加えておいてくださいね。