【活動報告】防災研修会「逃げ地図を作ろう」を開催しました

2024年4月12日に益田市の市民学習センター103会議室で防災研修会「逃げ地図を作ろう」を開催し、3名の方にご参加いただきました。
逃げ地図とは、災害の発生が予測されるときや発生後に避難する際、事前に安全な避難経路を想定して逃げるための道を決めておくためのものです。
この地図を作るためには、ハザードマップの確認や防災マップを作って地域の安全な場所や危険な場所を確認したうえでの作業が必要となります。
今回は前段の作業を省いてしまったためわかりにくかったと思いますが、実際にやってみるとそんなものかと思われるような内容だと思いますので、災害のときには避難する必要がある方は、ぜひ一度作ってみてください。
今回ご参加いただきました皆様に厚くお礼申し上げます。

【活動報告】防災講演会の講師をしました

 2024年3月9日に益田市の中西公民館様で開催された防災講演会の講師をやらせていただきました。
 この日はかなり寒かったのですが、そんな中でも30名を超える方にお集まりいただき、防災の最初の一歩について二時間ほどお話を致しました。
 皆さん一生懸命に聞いていただき、いくつかの質問も頂戴できて、講師としてとても嬉しかったです。
 老若男女関係なく、災害は誰もが遭遇する可能性のあるものです。今回お話ししたことのうち、一つでも覚えていて、いざというときにその方の命が救えたなら、こんなに嬉しいことはありません。
 参加してくださった皆様、そしてお声がけくださった中西公民館の皆様に、厚くお礼申し上げます。

【活動報告】子ども防災キャンプを開催しました

 2024年2月23日から25日にかけて、二泊三日で子ども防災キャンプを開催しました。
 場所は浜田市三隅町の黒沢まちづくりセンター様。
 今回は黒沢まちづくりセンター様の全面的な後援をいただき、期間中仮設トイレ体験やゴミ袋防寒着、ダンボールシェルター作りなどを体験しました。
 途中、地元の方々や地元消防団の皆様、浜田市社会福祉協議会三隅支所様、浜田消防本部西部消防署様のご協力をいただき、避難所設計や放水体験、消火器体験、炊き出し訓練をさせていただきました。
 参加してくれた子どもたちは全部で7名でしたが、非常に濃い経験ができたのではないかと思っています。
 参加してくれた子どもたちと彼らを快く送り出してくださった保護者の皆様、黒沢まちづくりセンターの職員の皆様、黒沢まちづくり協議会の皆様、浜田市消防団黒沢分団の皆様、浜田消防本部西部消防署の皆様、浜田市社会福祉協議会三隅支所の皆様、野菜やお米などの提供をしてくださった皆様に、厚くお礼申し上げます。
 ありがとうございました。

【活動報告】リモートによる防災講座を開催しました

 2024年2月18日に三重県津市のコミュニティプラザ川合様の公民館講座として開催された防災のリモート研修会の講師をさせていただき、災害とはなんだろうという基本的なことを、1時間半に渡ってみっちりとお話しました。
 リモートはリアルな空気が読めないのでやりにくいのですが、その分話が脱線せずに定時で終われるというメリットもあるなと思っています。
 リモートでも参加してくださった方が楽しんで、考えて、何か持って帰ってもらえる研修になるように精進します。
 お声がけいただきました子供教室ミラコロ様、そしてコミュニティプラザ川合様に、厚くお礼申し上げます。

【活動報告】防災研修会を開催しました

2024年2月3日に益田市民学習センターで、研修会「地震の前に何をしよう? 地震の後はどうしよう?」を開催しました。
どたばたしていてほぼ広報できなかったのですが、お二人の方にご参加いただき、なんとか開催することができました。
地震については、地元の人は案外と気にしていないのですが、過去に大きな地震が起きていないからこそ、大きな地震が来たら大きな災害を生み出すことになります。
構造上どうしても地震が起きる日本列島に住んでいる以上、地震対策は日ごろの生活から切り離すことはできないと思っています。
今回の研修会が、そのための参考になれば幸いです。
新年度は月に一度こういった研修会を定例でやっていきたいと思っていますので、興味のある方はぜひぜひご参加ください。
このたびご参加いただきました皆様に、厚くお礼申し上げます。

【活動報告】「防災マップを作ろう!」を開催しました

 2023年10月28日の午後、益田市の高津上市地区を中心に「防災マップを作ろう!」を開催しました。
 当日は4名の子どもが防災マップ作りに参加してくれて、小学生のぼうさい探検隊事務局からお借りしたタブレットを片手に、地区内を回りながら安全な場所や危険な場所、役に立つものを探してみました。


 上市地区は古い町並みのため、道が狭くて建物も古いものが多く、なぜか背の高いブロック塀が通りに面して作られていることから、地震が起きた際には非常に危険だということを、参加してくれた子ども達が驚いたように見ていました。
 この道は通学路でもあるため何とかしてほしいところですが、高齢化や相続人不在などでなかなか対処が難しいところも多いようです。
 理想と現実という問題はありますが、危ない場所や安全な場所をまずは可視化するところから始めなければ対処のしようもありません。
 これからもさまざまな場所で子供たちを中心にした防災マップ作りができるといいなと思っています。
 今回、あちこちで行われた様々なイベントの中、この防災マップ作りに参加してくれた子ども達と保護者様にこころからお礼申し上げます。

【お知らせ】塩づくり体験会を開催します

 来る10月22日に益田市高津町持石海岸沿いにある持石海陽王国様で「かんたん塩づくり体験会」を開催することになりました。
 持石海岸では戦後短い間でしたが塩づくりがされていたくらいに良質な塩が作れます。今回は海水を汲んで、実際に塩とにがりを取り出してみます。
 できあがった塩とにがりは、そのままお持ち帰りいただきますので、ご家庭で塩やにがりを使ってもらうことができます。
 募集人員や申し込み方法、参加費など、詳しくは添付のチラシをご覧ください。
 皆様のご参加をお待ちしております。

【お知らせ】安全講習会を開催しました

 2023年7月19日、浜田市三隅町の黒沢公民館で、イベント運営及び水難事故防止のための安全講習会を開催しました。
 この講習会は今年の8月11日に4年ぶりに開催されるかっぱランド夏祭りを運営する黒沢まちづくり委員会様から、久しぶりにイベントを開催することから、改めて事故防止のために必要なことを知りたいというご依頼で開催したものです。
 当日は30名近くの方にご参加いただき、30分に渡ってイベント運営と水難事故防止に必要な注意点について説明をさせていただきましたが、どなたも真剣な表情で聞いて下さり、その後に開催されたイベント運営のための各部会でも、講習の内容を反映したお話をしていただいたようです。
 実際にイベントを行う前に会場や川の安全点検や監視体制、人員配置などもされているし、過去に起きたさまざまな出来事とその対応の蓄積もきちんとされているのですが、今回、それを理屈づけたことでいろいろと納得がいったというありがたいお話もいただきました。
 今年は新型コロナウイルス感染症による規制がない夏となり、あちこちで過去に開催されていたイベントが一斉に再開されています。
 ただ、お休みしていた期間があれば、当然さまざまなことが忘れられていたり、できなくなっていたりすることもあると思いますので、こういった講習会で過去にやっていたさまざまな出来事や体験、経験を思い出していただき、本番で事故が起きないような体制はとれるはずです。
 過去からの経験値だけでなく、一般的な注意点をもう一度確認していただき、参加者が楽しめる思い出作りができる場所を作っていただければと思います。
 なお、このかっぱランド夏祭りは8月11日に浜田市三隅町下古和にある黒沢公民館を中心に開催されます。
 家族連れでも楽しめるイベントを、地元のおじちゃんおばちゃんがいろいろと準備してくれていますので、お時間のとれる方はぜひ覗いてみてください。
 また、お手伝いスタッフも募集されていますので、興味のある方は一緒に活動していただければと思います。
 このたびお声がけいただきました黒沢公民館の齋藤館長様はじめ、黒沢まちづくり委員会の皆様に感謝いたします。

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【かっぱランド夏祭り】川遊び・見守りお手伝いの募集‼(ふるさと島根定住財団のウェブサイト「しまっち!」に移動します)

川を見に行く危険と田畑を見に行く危険の違い

 大雨や洪水の時には川や田畑を見に行くと危険なので近づくなと言われています。
 ただ、川を見に行くのが危険な理由と、田畑を見に行くのが危険な理由が違っていることをご存じですか。
 増水した川を見に行くのが危険な理由は、あふれた水に足をとられて水に流されたり、誤って川に落ちたりするからです。
 では、田畑はなぜ危険なのかといえば、誤って水に浸かった田畑に落ちることはありますが、それよりも状況を見て「何とかしなければ」と動いてしまうことによって、川の時よりも高確率で足を滑らせたり、流されたりしてしまうからです。
 水に浸かった田畑は対応のしようがないのですが、それでも何かはできるのではないかとあがこうとした結果、水路にはまっておぼれたり流されたりしてしまうのです。
 川は直接の利害関係がないのでそこまで何かしようとは思わないでしょうが、田畑は自分の生活がかかっていますので見てしまうと何か手を打てないかと焦ってしまいます。
 川を見に行くよりも、田畑を見に行く方がより危険だということがイメージ的にわかっていただけるのではないでしょうか。
 水が出るところへは近づかないことが基本ですが、川よりも田畑を見に行く方がより危険だということを、覚えておいてほしいと思います。

林野庁パンフレットのご紹介

 大雨になると、山の斜面の崩壊があちこちで発生しますが、ある程度しっかりとした植生になっているところは、他の場所に比べて斜面崩壊の起きる確率が低いということは、木の根がしっかり張っているからだということはイメージできると思います。
 その効果や限界について取りまとめたパンフレット「森林の根系が持つ表層崩壊防止機能」を林野庁が作成しました。
 中身をざっくりと書くと、
1.斜面の崩壊には表層崩壊、深層崩壊の二種類があること
2.木の根には土砂災害の発生を防ぐ効果があること
3.間伐をしている森は表層崩壊が起きにくいこと
4.とはいえ、一定以上の雨量が降ると、木の根も山を支えきれなくなること
 といった感じの内容が紹介されています。
 最終的には「山にしっかりと手を入れましょう」ということなのですが、災害を防ぐための一つの方法として山の樹木を適正に管理することは非常に大切なことだと思います。
 興味のある方は、リンク先から一度目を通してみてください。

パンフレット「森林の根系が持つ表層崩壊防止機能」(林野庁のウェブサイトへ移動します)