【お知らせ】災害時外国人サポーター養成研修が開催されます。

 令和2年10月4日13時から江津市の江津パレットにおいて災害時外国人サポーター養成研修が開催されます。
 この研修は災害時に被災した日本語が不自由な人に対してさまざまな支援を行うサポーターを育成するための研修会で、島根国際化センター様が主催されています。
 自治体が出す文書のやさしい日本語への翻訳や、避難所巡回訓練などを行ったりする実践的な研修会です。
 事前申し込みが必要で、募集定員は30名。募集締め切りは令和2年9月24日となっています。
 詳細は島根国際化センターのウェブサイトにてご確認ください。

災害時外国人サポーター養成研修(西部)
(島根国際化センターのウェブサイトへ移動します)

【お知らせ】島根県立古代出雲歴史博物館で企画展「大地に生きる ~しまねの 災(さい)と幸(さち)~」が開催中です

 コロナ禍でなかなかお出かけも難しい状況ではありますが、島根県立古代出雲歴史博物館では、現在企画展「大地に生きる ~しまねの 災(さい)と幸(さち)~」が開催中です。
 展示内容は見ていないので詳細は書けませんが、案内文を読む限りでは、県内で発生した災害、そして災害とつきあってきた歴史についての展示がされているようです。
地震などを表す絵として「鯰絵(なまずえ)」がありますが、こういったものも展示されているようです。
 会期は9月6日まで。もうあまり期間がありませんが、災害とそれに関する歴史という切り口は非常に面白いのではないかと思っています。
 興味のある方は、コロナウイルス対策をしっかりした上でお出かけいただければと思います。また、ウェブ上でオンライン講座もあるようです。
 内容の詳細について、以下の島根県立古代出雲歴史博物館の企画展のページを参照いただければと思います。

企画展「大地に生きる~しまねの災と幸~」(島根県立古代出雲歴史博物館のウェブサイトへ移動します)

エマージェンシーブランケットを準備しておく

左側が数千円、右側が百均のエマージェンシーブランケット。高い方は人工衛星に使われているものと同じもので断熱性は確か。百均のものも値段にしては使える。

 防災グッズにはいろいろとありますが、その一つにエマージェンシーブランケットがあります。
 名前を聞いてもピンとこないかもしれませんが、銀色の毛布の代わりになるやつというとなんとなくイメージが沸くのでは無いかと思います。
 このエマージェンシーブランケット、価格はピンキリで安いものは百円均一ショップ、高いと一万円近くするものまであり、その値段の違いは主に厚さと丈夫さとなっています。
 値段の高いものは厚みがあってしっかりしており、少々使い回してもこすれてもなんともありませんが、百円均一ショップのものは、ものによってはブランケットの向こう側が透けて見えたり、ちょっとしたことで破けてしまったり、基本使い捨てのような感じのものもあるようです。
 このエマージェンシーブランケット、風を通さないのと熱を反射してくれる効果があり、非常時の体温の調整がしやすいという便利グッズ。
 一枚あると、被災地では目隠しや簡易的に雨風をしのいだり、暑さ寒さをしのぐのに役立ちますから、非常用持ち出し袋だけでなく、防災ポーチに入れておいてもいいかもしれません。
 百円均一ショップのものでも役に立たないわけではありませんから、一度どのようなものなのかを試してみるのが一番です。
 何も起きていないときだからこそ、さまざまな防災グッズを試せます。高いものが多い防災グッズの中でも、百円均一ショップで売っているものは多いですから、ぜひいろいろと試してみて欲しいなと思います。

災害対策は自分で考えて自分で準備することが一番大事

災害が起きるときには、さまざまな情報がさまざまな行政機関から発表されます。
ですが、自分を守るための対策は自分以外の誰もやってはくれません。
災害が起きて避難した先で「毛布がない」「食料がない」などといって避難先の担当者に文句を言う方が一定数おられるそうですが、自分が自分を守るための備えをせずに誰かが自分を守ってくれるというのは甘すぎる考えです。
例えば、益田市の食料備蓄量を見てみることにします。令和元年度の益田市の防災計画に出ている非常食のうち、一番多いアルファ米の五目ご飯は6,650食となっています。
ぱっと見るとそれなりの量に見えますが、これを政府推奨の3日間3食分と考えるとどうでしょうか。わずか738人分の分量でしかありません。益田市の人口が45,836人ですから、大規模な地震でも起きたら備蓄食料が食べられるのはよほど運のいい人だけと言うことがわかると思います。
この備蓄量は、あくまでも事情があって自分のための食料品を避難先に持参できなかった人に対する支援用であり、住民を食べさせるために備蓄しているわけではないということがわかると思います。
毛布や生活資材についても同様で、毛布は1,333枚、調理用のコンロはリストに出ていない状況であり、避難した人のものを全て避難所や行政機関が準備してくれているなどと言うことは考えられないと言うことがご理解いただけるのではないでしょうか。
同様に、避難すべきかどうかの判断は行政機関がすべきものではありません。避難勧告や避難指示(緊急)という名前でもわかるように、避難するかどうかの判断はあくまでも各個人にゆだねられているのです。
幸いにして東日本大震災以降、ハザードマップなど予防的な情報が提供されるようになり、避難すべきかどうかや避難する経路、避難できそうな場所にいたるまで事前に検討できるようになってきました。
自分の食べるものや排泄物の処理の準備、どんな災害で避難しないと身の危険があるのか、避難するならどこへどんな経路で移動すればいいのかなど、自分が生き残るためには与えられている情報を元にして自分でしっかりと考えておかなければなりません。
あなたの命を守り、あなたの命を繋ぐのは行政機関でも自治会でもありません。あくまでもあなた自身が行動しなければならないのです。
最近の地震や大雨、大型台風の情報や被害を見ると他人事にしておくわけにもいかないということはご理解いただけると思います。
あなたを守るために、あなたはどんな準備をしておけばいいのかをしっかりと考えて準備し、いざというときに備えておいていただければと思います。

【参考資料】
食料備蓄の数字:出典元・益田市防災計画付属資料P231(https://www.city.masuda.lg.jp/uploaded/attachment/13217.pdf
益田市の人口数:益田市の人口統計【令和2年度】(5月末現在)(https://www.city.masuda.lg.jp/soshiki/3/detail-56083.html

緊急防災放送装置を点検しておこう

 津和野町と吉賀町で各家庭に配布されている緊急防災放送装置にはないのかもしれませんが、益田市の緊急防災放送装置は定期的に電池を交換する必要があります。個人的にはなぜ充電池式ではないんだろうかと思いますが、ともかく電池を交換していないと停電時に防災無線を受信することができず、「肝心な時に役に立たない」ということになりますので、きちんと交換をしておくことをお勧めします。
 確認するポイントは緑のランプです。このランプが点滅していたり消えている場合には電池を速やかに交換しておきましょう。


 詳しい電池交換のタイミングや方法については、益田市役所のウェブサイトをご確認ください。
 寿命は概ね一年だそうですから、非常用持ち出し袋や備蓄品の点検をするついでに電池交換してしまうようにするといいかもしれませんね。

地域の情報を共有しておこう

 ハザードマップを使った勉強会や、避難所運営ゲーム(HUG)など、最近は自治会が主体的に災害対策に取り組むことが増えてきました。
 そこでぜひやっていただきたいのが、地域の情報の可視化です。例えば、どこに誰が住んでいてどのような生活をしているのかということをできる範囲でいいので共有化しておけば、いざというときにその人が在宅しているかどうかはわかります。
 阪神淡路大震災で被災した淡路島では、倒壊家屋の下敷きになった人の救出は非常に早く行われたのですが、普段から誰がどこにいてどこで寝てるということまで地域住民の間で共有化されていたそうです。その結果、倒壊した家屋のどのあたりに人がいそうだということが分かって早い救出につながったと言うことです。現在ではそこまでの個人情報を出すのはいやな方がほとんどではないかと思いますが、濃厚で面倒くさいと言われる近所づきあいにも、そのような利点があるということは知っておいてください。
 また、どこにどのような設備があるのかを共有しておくと、心肺蘇生で必要となるAEDの場所や担架、救急資材、消火器といったものが必要なときにすぐ取りに行くことができ、救命につながります。
 例えば、地域の防災マップを作る中で、危険な場所だけでなく安全な場所やいざというときに使える資機材のありかを確認しておくと、本当に災害が起きたときに非常に役に立ちます。
 せっかくその地域に住んでいるのですから、いいところも悪いところもお互いに認識し合って、いざというときに備えておきたいものですね。

おうちの耐震補強を考える

 耐震補強の目安とされているのは、昭和56年以前に建築された木造建物です。これは明らかに揺れに弱い構造のものが多いため、住み続けるのであれば耐震診断を受けておく必要があります。
 ところで、それ以降の建物であっても耐震基準を満たしていない建物がかなりあるようです。震度6程度であれば完全に倒壊することはないとのことですが、念のため耐震診断をしてもらって、耐震補強がいるかどうか判断した方が良さそうです。
 石西地方には筒賀断層と弥栄断層が活断層として確認されていますが、これが動くと石西地方全域がその影響を受けることになり、想定されている震度は5~6ということですので、耐震補強をしておいた方がよさそうです。
 参考までに、耐震補強した場合としない場合の実物の家屋を使った実験がされていますので、興味のある方はご覧ください。

 もっとも、家屋の耐震化にはある程度の予算が必要となります。そのため、最低限自分が長時間過ごす寝室や居間だけでもやっておくという限定耐震補強も考えの一つとして持っておいていいと思います。
 それも難しい場合には、建物の倒壊から身を守る簡易シェルターが発売されていますので、それを利用するのも一つの方法です。
 どうしても予算をかけたくない場合には、2階建てであれば2階で寝るという方法もあります。これは倒壊は1階を中心にして崩れるため、2階の方が生存確率が高いということなのですが、生き残れるかどうかは運次第と行ったところです。
 いずれにしても、耐震補強は地震対策の基本的なことの一つです。面倒がらずに、まずは耐震診断から始めましょう。耐震診断ができる建築士については、お住まいの地域の市町役場の建築課で教えてもらえます。

事前準備と買い占め

市販品の非常用持ち出し袋
市販品の子供用防災セット。一通りのものがセットされているが、その中に自分が必ず必要とするものが入っているとは限らないことに注意。

 災害で避難や補給が途絶したときに備えて3日~7日程度の備蓄品を準備してくださいということが、政府広報などでさかんに言われていますが、あなたは自分が一日に何をどれ位消費しているかを知っていますか。
 あなたの生活に必要なものや用意すべきものは、あなたがいる環境や場所、体調によって異なりますので、自分が一日にどれくらいのものをどうやって消費しているのかを確認しておくことは、備蓄品の準備にあたって必ず確認をしておく必要があります。
 例えば、飲料水は料理で摂る分も含めて一日一人3リットル準備しなさいといわれていますが、汗をかく人や子どもではそれ以上必要になることがありますし、また、そこまで必要の無い人もいます。普段の生活を知ることで、自分に必要なものの数量がきちんと把握でき、無駄な備えをしなくて済むことになるわけです。
 これは災害後に起きる買い占めでよく起きることなのですが、災害が発生して備蓄がない場合、不安と焦りから自分の生活に必要以上のものを買い占めようとする心理が働きます。その結果、ある人は何も手に入れられず、ある人は手に入れすぎて駄目にしてしまったというようなおかしなことが生じます。自分が普段必要になるものと数量を把握することで、必要以上に買う必要がなくなれば、多くの人が助かることになります。事前準備がしてあれば、なおさら心に余裕ができます。
 自分が生活するのに何がどれくらいいるのかをきちんと確認し、その数量×日数分を準備しておくことで、いざというときに慌てなくて済みます。
 災害に備えて紹介されている準備すべき備蓄品はあくまでも平均的なもの。それらを全て準備したからといって、あなたにとって必要なものが全てそろっているわけではありません。
 自分の生活を確認し、それが支えられる分量を準備すること。そして準備した備蓄品は上手に入れ替えていき、いざというときに買い占めしなくてもすむこと。
 これが災害からの復旧の第一歩です。

【終了しました】環境講演会が開催されます。

 令和2年1月15日に益田市立図書館で環境講演会が開催されます。
 環境講演会をこのサイトでご紹介する理由は、その内容が「島根県の気候変動の現状と豪雨災害から学ぶこと」と「災害廃棄物の話」という防災に即した内容であるためです。
 内容は以下のとおりですので、興味のある方、お時間のある方は出かけてみてはいかがでしょうか。

開催日時:令和2年1月15日(水)13:30~15:30
開催場所:益田市立図書館視聴覚室(益田市常盤町8-6)
講演内容:
「島根県の気候変動と豪雨災害から学ぶこと
講師:後藤章仁氏(松江地方気象台調査官)
「災害時の廃棄物の話~平成30年度7月豪雨での災害廃棄物処理の実際~」
講師:小瀧陽夫氏(江津市役所市民生活課課長)
主  催:益田市地球温暖化対策地域協議会 益田市役所環境衛生課

※情報の提供が一部に貼られているポスターだけのようですので、そこからの抜粋となります。
 詳細についてお知りになりたいかたは、益田市役所環境衛生課までお問い合わせください。

足下を確保する

 災害時、主に地震のときには、よっぽど意識して片付けている家で無い限りさまざまなものが床に散乱してしまいます。特に眠っていたときなどは、揺れが収まって寝ぼけ半分で避難や片付けを行うことになりますが、そのときに自分の足を守るためのものが準備できていますか。
 散乱しているものの中には、ガラスやプラスチック片など、足を切ったり刺さったりしてしまう危険なものが多くあります。そんなところを素足で歩くと、せっかく無事に地震をやり過ごせたのにしなくてもいい怪我をすることになってしまいます。一般的には運動靴を準備しておくことが推奨されていますが、置いたりしまったりする場所に悩んでしまったりします。スリッパでも、靴下でもいいので、何か足を守るものを準備しておいてください。

市販の防災セットに入っているスリッパ。割と多目的に使える。

 新聞紙を近くに置いておけば、新聞紙スリッパを作ることもできるでしょうし、タオルや服を巻き付けても構わないと思います。大切なのは足を怪我しないこと。素足で歩かなくてもすむ方法を考えてください。
 「身を守る」とは、自分が安全な場所まで移動できて初めて完了する行動であり、無事に移動するためには、足を怪我するわけにはいきません。ないに超したことはありませんが、いざというときに備えて安全に逃げるために足を守れる方法を準備しておいてくださいね。