【活動報告】塩づくり体験会を開催しました

2023年10月22日13時から、益田市高津町の持石海陽王国様にて、塩づくり体験会を開催しました。
当日は昼過ぎから非常に風が強くなり、開催時点で波が高かったことから海水の採取をどうしようか悩みながらのドタバタの開催となりました。
海水を煮詰めようにも、用意したカセットコンロは強い風で火力が維持できず、風の吹かない場所を探して右往左往し、14時半からの第2部では持石海陽王国様2階レストランの一角をお借りして、汲んできた海水を使って塩づくりをすることになりました。
第1回目は1時間半かけてもできなかった塩が、風のない屋内では40分もかからずに完成し、風による影響がかなり出るのだなとわかった体験会となりました。
ちなみに、持石海岸の海水で出来上がる塩は非常に品質が良く、出来上がった塩を食べた方からはかなり好評をいただいています。
今回参加してくださった方にはご迷惑をおかけしましたが、引き続きこの企画を実施できればと思っていますので、興味のある方はぜひご参加ください。
お待ちしております。

【活動報告】浜田市で防災ディキャンプ&モルック体験会を開催しました

 2023年10月1日に浜田市の「海のみえる文化公園」においてモルック浜田様主催の防災ディキャンプ&モルック体験会に共催しました。
 当日は午前中、島根キャンプ協会の濱野様によるロープワークやブルーシートシェルターづくり、アウトドアベースSUNPOの積田様によるたき火づくりがあり、当研究所はポリ袋炊飯を担当しました。
 ポリ袋炊飯は飲める水が少ない中でいかに効率よく水を使うかが問題になる時に非常に役に立つ技術です。
 参加者の皆さんもスタッフも一緒になってわいわいとご飯を準備し、たき火でお湯の沸いた飯ごうに仕掛けたご飯をいれて茹でること数十分。
 出来上がったご飯は全体に固めでしたが、皆様持参されたレトルトカレーをかけ、おいしそうに食べていました。
 午後からはモルック体験会。老若男女問わず誰でもできる簡単なスポーツであることから、被災地で運動不足になりがちな高齢者や子どもが一緒に楽しめます。
 今回もさまざまな人が一緒になってわいわいと盛り上がっていました。
 一度大きな災害が起きると、生活を復旧させるだけでも長期戦になります。
 その間、自分の健康を適切に維持できるような遊びやスポーツ、食事などを知ってもらい、災害に遭っても元気に過ごせるようにできるといいなと思います。
 主催のモルック浜田様、参加してくださった皆様に、こころからお礼申し上げます。
 ちなみに、浜田では次回11月19日に黒沢まちづくりセンターで当研究所主催で同じような親子防災ディキャンプを開催しますので、興味のある方はぜひご応募ください。ご応募をお待ちしております。

【活動報告】人とペット防災&ペット愛護フェスティバルに共催しました

 2023年9月10日に益田市のキヌヤショッピングセンター催事場にて、どうぶつ福祉会サクラ様と合同で人とペット防災&ペット愛護フェスティバルを開催しました。
ペットを大切に思っているからこそ、自分のペットに対して責任を持つことが必要です。
 当日は総勢117名の方にご来場いただき、ペット防災クイズやペットに関するクイズや、展示されている犬や猫たちの写真を楽しんでいただきました。
 普段防災を意識していないような人が熱心に防災の展示を見てくれていたり、また、その逆に防災の展示を見に来た人がペットの写真に癒されていたりと、今回初めてやってみたのですが、意外に来場者の反応はいいなと感じました。
 こちらの準備不足でぎりぎりまでご心配をおかけしましたが、なんとか無事にイベントを開催でき、初めての異業種コラボも成功したのではないかと思っています。
 今後も機会を見て、こういった異業種間のコラボ企画を打ち出していければいいなと考えています。
 今回お話をくださいましたどうぶつ福祉会サクラ様、展示会場を快くお貸しくださったキヌヤショッピングセンター様、そしてお忙しい中ご来場くださった皆様に厚くお礼申し上げます。

【お知らせ】塩づくり体験会を開催します

 来る10月22日に益田市高津町持石海岸沿いにある持石海陽王国様で「かんたん塩づくり体験会」を開催することになりました。
 持石海岸では戦後短い間でしたが塩づくりがされていたくらいに良質な塩が作れます。今回は海水を汲んで、実際に塩とにがりを取り出してみます。
 できあがった塩とにがりは、そのままお持ち帰りいただきますので、ご家庭で塩やにがりを使ってもらうことができます。
 募集人員や申し込み方法、参加費など、詳しくは添付のチラシをご覧ください。
 皆様のご参加をお待ちしております。

【活動報告】高津川カヤック&SUP親子体験会を開催しました

 2023年8月27日に高津川において、高津川カヤック&SUP親子体験会を開催しました。
 当日は総勢6組の親子連れが、ガイナカヤックスの森山さん、佐々木さんの指導のもとで、ライフジャケットをしっかりと着用してカヤックやSUP(スタンドアップパドル)を体験し、川の流れの強さや涼しさなどを楽しんでいました。
 お昼ご飯は当研究所名物の炊き出しカレーを食べてもらったのですが、途中で近くのNPO法人アンダンテ21の方が登場し、実費でのアユの塩焼き体験もすることができました。


 午後からは雷雲による中断もあったりしましたが、参加してくださった皆さんはまったりと夏の終わりを楽しんでいたようです。
 参加してくださった皆様、遠路出雲から来てくださったガイナカヤックスの森山様、佐々木様にこころからお礼申し上げます。
 ちなみに、来年もぜひやってくださいという熱烈なご要望をいただきました結果、2024年8月25日にまたこのイベントを開催する運びとなりました。
 興味のある方、参加してみたい方は、今から日程を空けておいてくださるとうれしいです。

【活動報告】ポリ袋クッキング体験会を開催しました

 去る8月20日に津和野町町民センターで津和野町女性消防団の皆様と災害時に備えたポリ袋クッキング体験会を開催しました。
 災害後に足りなくなるものの一つに清水があります。ポリ袋クッキングは、少量の清水で洗い物をなるべく出さずにおいしく調理する技術ですが、普段の調理法とちょっと異なるコツが必要となります。
 今回は、ハイゼックス炊飯袋を使ったご飯炊き、ホットケーキミックスを使った茹でパン作り、茹で卵焼き、そしておまけで水戻しパスタをやってみました。
 参加された皆様は、段取りを理解されたら、手際よく次々と調理をすすめてくださり、和気あいあいとした空気の中で調理ができました。


 完成した後、レトルトカレーをご飯にかけて実食となりましたが、思ったよりも良い出来だったようでした。
 一番受けがよかったのが、おまけの水戻しパスタで、普段使いでガス代の節約になるのではないかというお話と、レトルトカレーとの相性が抜群によかったという新しい発見もあったようです。
 ポリ袋にも種類があり、こういった調理に使えるものと使えないものがあるのですが、今回はその違いも含めてしっかりと覚えていただき、普段の調理でも登場するのかなという雰囲気のかたもいらっしゃいました。
 知っていることと、やってみたことは同じようでかなり違い、実際にやってみると結構いろいろなことに気が付くみたいです。
当研究所の研修会では、こういった災害時の調理法などの講習会もやっていますので、興味のある方はお問い合わせください。
今回お声がけいただきました津和野町女性消防団の皆様に、厚くお礼申し上げます。

【活動報告】「初めての防災キャンプ」を開催しました。

 去る2023年7月22日から23日にかけて、益田市大草町の北仙道公民館において、「初めての防災キャンプ」を開催しました。
 今回は13名の子ども達が参加してくれて、初めての子、2回目の子、何度も参加している子が入り混じって1泊2日、さまざまな体験をしました。
 初日は地震が来たことを想定した「地震が来たぞ!」ゲームをした後、冷たいコンビニおむすびとお湯のついていないカップ麺を受けとって、どうやっておいしく食べるかについて考えてもらい、そのまま昼食にしてもらいました。


 午後からは、定番の段ボールシェルターづくり、消火器体験&水害時の避難訓練、そしてたき火づくりからご飯炊き、おかず作りと、暑い中、ゆったりとしたペースで体験を進めました。


 夕食をしっかりと食べた後は、差し入れてもらった花火で遊び、公民館の建物をみんなで懐中電灯だけで歩く暗闇体験、そして汗をかいたので、衛生管理ということで水のいらないボディーソープとシャンプーを体験してもらい、最後はカードゲームや世間話をしながら就寝となりました。
 ただ、昼間の熱気のこもる体育館は暑くて、寝られない子が続出。最終的にスポットエアコンと扇風機で涼を取りながらの睡眠となったのですが、夜明け前にはかなり冷え込んで、今度は寒さで目が覚めて、元居た場所に戻ったりしていました。
 翌日は6時過ぎに起床し、段ボールシェルターを片付けてからラジオ体操、そしてぐるぐるパン作りをしました。
 パンを発酵させている間に、前日できなかった自然観察会も実施し、朝の涼しい空気の中で周囲の山野草観察を行いました。


 また、山野草観察に行かない子たちは再びたき火づくりに挑戦。今度は上手に火を起こすことができ、ぐるぐるパンも上手に焼けました。
 まったりとした朝ご飯の後は、地元のアウトドアショップ「アウトドアベースSUNPO」の店長である積田さんにタープ張を教えてもらい、初歩的なブルーシートシェルターの作り方を学んでいました。


 それから益田市消防団第9分団の皆様に、消防団の説明、装備見学や放水訓練をさせてもらい、スタッフが作った炊き出しカレーを食べて、体育館を片付け、今回のイベントは終了しました。
 今回のイベントは、初めてコロナウイルス感染症の規制のない状態で開催ができ、講師を始め、ボランティアでもさまざまな方にご支援いただき、今までで一番さまざまなことが学べた防災キャンプだったのではないかと思います。
 ダンボールを提供してくださった地元の文具店「たちばな」様、お野菜の提供をしてくださった「大和屋」様、「シーバ」様。研修講師を快く引き受けてくださったアウトドアベースSUNPOの積田様、益田市消防団第9分団の皆様、いつも会場を快くお貸しいただいている北仙道公民館の皆様。差し入れをくださった皆様、さまざまな形でご支援いただいたボランティアスタッフの皆様、この防災キャンプに参加することを許可してくださった参加者の保護者の皆様、そして参加してくれた皆様にこころから感謝します。
 なお、次回は11月4日から5日に今回と同じ北仙道公民館にて初めての防災キャンプを計画しています。
 もし興味のある方がおられたら、日程を空けておいていただけるとうれしいです。

【お知らせ】日刊webラズダでイベントのご紹介をいただきました

 去る2023年6月25日に開催した「外あそびごはんの会inみと自然の森」で日刊webラズダの方に取材をしていただいたのですが、このたびその記事が公開されましたのでご紹介します。
 当団体でもイベントレポートは作成しているのですが、参加者の視点で取材していただき、どんなことをしたのかがとてもよくわかる記事になっています。
 「石西防災研究所ってどんなことしてるんだろう?」という方は、よかったらこちらの記事をご覧いただければ、当研究所の「防災×自然体験」がどんなことをしているのかの一端がわかると思います。
 当日遠路はるばる取材に来てくださいました日刊webラズダのいしやん様、素敵な記事をありがとうございました。
 素敵な記事に負けないように、引き続きイベントを開催していきたいと思います。

益田市で「防災×自然遊び」イベントの助っ人へ。ためになる話もいっぱい(日刊webラズダのウェブサイトへ移動します)

【お知らせ】「初めての防災キャンプ」を開催します

 2023年7月22日から23日にかけて、益田市大草町の北仙道公民館で「初めての防災キャンプ」を開催します。
 コロナ禍のさまざまな規制も解除されたことから、初めて全力運転での防災キャンプとなります。
 地震からの避難方法、心肺蘇生、ご飯炊き、食べられる山野草探し、寝るための避難所設置など、本来計画していた内容での初めての防災キャンプ。
 防災に興味はあるけれどどんなことをすればいいのかよくわからないというお子様の参加をお待ちしています。
 対象は小学生全般になっていますが、過去の経験上、小学校4年生以上、外で遊んで暑熱順化済のお子様にお勧めとなっています。
 詳しくはチラシをご確認ください。
 締め切りは2023年7月10日とし、参加者は抽選となりますことをご承知ください。
 自分から行ってみたいというお子様のお申し込みをお待ちしております。

【活動報告】「外あそびごはんの会inみと自然の森」を開催しました

 去る6月25日、益田市美都町にあるみと自然の森で外あそびごはんの会inみと自然の森を開催しました。
この外あそびごはんの会は、外で遊んで一緒にご飯を作って食べるという当研究所のイベントの一つで、今までは街中の公園や河川敷などで行っていましたが、今回は町を飛び出して山の中でやってみました。
山あり、川ありの素敵なフィールドで、たくさんの子どもが集まってくれて、ゲームや飯ごう炊飯、たき火づくりや山と川の自然観察を一緒に楽しむという企画です。
募集人員は20名でしたが、ご家族での参加もあったりして、最終的に未就学児をいれて24名の子ども達が一緒に楽しんでくれました。


 現地では、最初に「キャンプだホイ!」というゲームをやり、その後でスタッフ紹介、そして各班の中でお互いに自己紹介をしてもらい、自然の色探し、音探しをやりました。
 それから飯ごう組と空き缶組に分かれてご飯を研いて水につけ、それからたき火づくり。メタルマッチを使って火をつけるのですが、火を大きくするのがうまくできずに大苦戦!


 ここで2時間ほど使ってしまったので、火が付いた班から順次ご飯炊きに。
 最後までつけられなかった班は、講師の先生につけてもらい、「乾いた葉っぱ」の乾き具合によって火がついたり消えたりするということを身を持って体験していました。
 飯ごう炊飯では、水加減が様々で少し硬めになったり柔らかくなったりといろいろでしたが、初めて直火でご飯を炊いた人もたくさんいたのに、全ての人が炊いたご飯がちゃんと食べられたのは参加者の皆さんのスキルの高さを感じました。


 結局お昼ご飯が13時を回ってしまったので、山の自然観察は取りやめて、14時から川でちょっとだけ遊ぶことにしました。
 川の水はとても冷たくて、大人たちは感覚がなくなるという感じでしたが、子ども達は水に飛び込んでおおはしゃぎ。おっかなびっくり川の中を歩く子や岸から見てるだけの子もいましたが、みんな楽しそうに遊んでいました。


 ただ、終了時間は15時で、バスの都合もあるのでこれは厳守しなくてはなりません。大騒ぎして水から上がると、急いで着替えて暖かいものを飲んで、アンケートを書いてと、どたばたのエンディングとなりました。
 回数を重ねるごとにご家族連れの参加が増えてきているので、今後はご家族で楽しめるような外あそびごはんの会を企画してもいいのかなと思っています。
 ともあれ、今回参加してくださった皆様、相変わらず抜けの多い主催者をしっかりと支えてくれたスタッフの皆さん、そして現地までの送迎バスを安全に運行してくださった第一観光様、会場を快く貸してくださった(株)エイト様、焚火台を貸してくださったアウトドアベースsunpo様、ライフジャケットを貸してくださったペガサスクラブ様に心からお礼申し上げます。
 ありがとうございました。