【活動報告】「簡単おいしい非常食づくり」を開催しました

 2023年11月26日に益田市駅前町のnicohouse様で調理師の秋田瑞穂様を講師に「簡単おいしい非常食づくり」を開催しました。
 当日は小さなお子様も含めて7名の方にポリ袋クッキングを体験していただき、ご飯、茹でパン、そして焼かないグラタンを実際に作ってみました。
 災害後にはきれいな水が不足しがちですが、暖かい食事を作るためには水はかかせません。実際に口に入れるもの以外の部分できれいではない水でも使うことができれば、少ないきれいな水で効率的に温かくておいしい料理を口にすることができます。
 ポリ袋を使えば、茹でるための水はきれいでなくてもきちんと食べることができる調理をすることができますし、茹でなくても、ポリ袋があるだけで調理器具を汚さずにさまざまな調理を行うことができます。
 今回参加された方からも「簡単にできる」や「焦げるのを気にしなくていい」「子どもと一緒に調理ができる」といった感想をいただきました。
 実際に出来上がったものはかなりの分量がありましたので、皆さん残ったものはお持ち帰りになりましたが、おうちでも防災と食事について話をしてもらえればなと思います。
 今回参加してくださった皆様、講師の秋田様、そして会場を提供してくださったnicohouse様にこころから感謝いたします。

【活動報告】浜田市で親子防災ディキャンプを開催しました

 去る2023年11月19日、浜田市三隅町の黒沢まちづくりセンター様で親子防災ディキャンプを開催しました。
 事前の天気予報が目まぐるしく変わってどうなるかと思いましたが、ありがたいことに当日は晴れ。会場となるグラウンドのコンディションもそこまで悪くなかったため、無事に屋外での開催となりました。
 今回は午前中のブルーシートシェルターづくり、たき火づくり、ご飯炊きを益田市のアウトドアベースSUNPOの積田講師に、午後のモルック体験会をモルック浜田様にお願いして開催することができました。
 風向きが結構変わったので、ブルーシート張りには少し苦戦したり、周辺の木材や草が雨で湿っていて着火しにくかったり、ご飯炊きがうまくいかなかったりといろいろありましたが、参加いただいたご家族にはそれぞれ楽しんでいただけたのではないかと思います。
 また、午後からは最近ブームとなっているモルックを実際にやって遊んでみました。
 モルックは場所も道具も大掛かりなものが必要なく、避難所で残っていることが多いお年寄りと子どもが一緒に遊べることから、避難所生活でのギスギス感を少しでも和らげることができるのではないかと思います。
 当日参加してくださった皆様、会場を快くお貸しくださった黒沢まちづくりセンター様、そして支援してくれたスタッフの皆様に感謝します。

【活動報告】江津市で親子防災ディキャンプを開催しました

 去る2023年11月12日、江津市波積町の岩瀧寺様で親子防災ディキャンプを開催しました。
 当日は雨が降ったり止んだりのはっきりしない天気でしたが、防災ディキャンプという名前通り、天気に関係なく開催することになりましたが、開始時は雨が降っていたので最初のブルーシートシェルターづくりは中止にして、本堂で避難所設営練習をやってみました。
 避難所で最近使われるようになったポップアップテントに段ボールベッドを入れて、仮設トイレを作ってという作業をし、それからタープの下でのたき火づくり、ご飯炊きと進みました。
 火をつける難しさやご飯炊きのコツなどを確認しながら、おいしいお昼ごはんが炊けて、当研究所名物の豚汁を添えてのお昼ご飯は、寒かったこともあって大好評でした。
 ご飯で身体を暖めてお片付けを済ませたら、午後からは岩瀧寺の滝で自然観察会。
 本当は岩瀧寺から現地までの道中でも自然観察をしたかったのですが、いつ雨が降り出すかわからない天候でしたので、現地まで車で移動して滝の周辺の自然観察をしました。
 今回は講師さんが自然の色探しということで、準備してくれたシートの色を探すのですが、晩秋ということもあってなかなかない色もありました。
 予定とは違った進行をした今回の親子防災ディキャンプでしたが、思ったよりも評判がよく、今後こういった設営練習をメニューに加えても面白そうだなと思いました。
 当日参加してくださった皆様、会場を快くお貸しくださった岩瀧寺様、そして天気とにらめっこしながら頻繁に行われた段取り変更に的確に対応してくれたスタッフの皆様に感謝します。

【活動報告】初めての防災キャンプ冬の陣を開催しました

 去る11月4日から5日にかけて、益田市の北仙道公民館様で「初めての防災キャンプ冬の陣」を開催しました。
 今回は男の子6名、女の子10名、合計16名の子が、益田市、江津市、浜田市、津和野町から集まってくれて、1泊2日の防災キャンプに挑戦しました。
 ゲームや工作、火起こし、ご飯づくりと盛りだくさんのメニューでしたが、参加してくれた子ども達はみんな楽しそうに活動をしてくれていました。

 避難所に限らず、災害後にはいかに自分の生活の質を落とさないかということが重要となります。
 一度やってみて経験しておくことで、いざというときにも困らなくて済むのではないかという思いでこのイベントを行っているのですが、参加してみるといろいろと思うこともあったようです。
 初めて出会う子ども達が、それぞれの個性を認めてそれぞれに楽しんでいるのは、正直なところちょっと意外でしたが、無理やり一緒に遊ばせなくても仲良くなることはできるのだなと思いました。
 また、今回は災害時に安心して給電する方法を知ってもらうということで、島根トヨペット益田店様からハイブリット車の派遣をしていただき、実際に一升炊きの炊飯器を車の電源で炊いてみました。
 また、ふろしきワークショップをfuwariito様にやっていただき、災害時に一枚の布を使ってどのようなことができるのかも体験してもらいました。
 当研究所だけではできないさまざまな体験を、それができる方にお願いし、子ども達の体験や経験を積ませていければと考えており、さまざまなところと連携できればという思いで活動をしています。
 参加してくれた子ども達、今回お世話になりました島根トヨペット益田店様、fuwariito様、陰で調整に動いてくださった損保ジャパン様、参加を許可してくださいました保護者の皆様に厚くお礼申し上げます。

【活動報告】高津小学校防災クラブを開催しました。

 2023年11月1日に益田市立高津小学校で防災クラブを開催しました。
 今回は学校内のいろいろな施設を回ってクイズを解いていくオリエンテーリング。
 毎年クラブの子ども達には好評のプログラムなのですが、今回は事前準備が思ったようにできず、当日去年・おととしの問題を手直ししたものを持ち込んだのですが、一部の施設が無くなっていたり、担当する先生が不在だったりと、さまざまな問題が発生してしまいました。


おまけに参加している生徒たちに説明がうまく通じておらず、まったく違う作業をしてしまう子がいたりして、かなり大騒ぎとなった1時間でした。
でも、参加者たちはそれぞれの問題を一生懸命考えてくれて、終わった後にはどういった場所で自分たちが学習しているのかについて考えてくれた子もいました。
普段意識していないちょっとしたものも、意識すればきちんと意味のある存在になってきます。
いざというとき、今回やったオリエンテーリングが役に立つといいなと思います。
今回参加してくださった子ども達、そして準備してくれた担当の先生、いつも手伝ってくれるスタッフにこころからお礼申し上げます。

【活動報告】親子防災ディキャンプを開催しました。

 2023年10月29日に益田市の北仙道公民館で親子防災ディキャンプを開催しました。
 今回は4組の親子、10名の方がおだやかな気候の中でブルーシートテントを張ったり、たき火を起こしてご飯を炊いたり、午後からはペーパークイリングを楽しんでもらいました。

 初めて経験することも多かったようですが、参加した方が楽しんでいただけたのなら幸いです。
 今回の親子防災ディキャンプは、このあと11/12に江津市、11/19に浜田市で開催する予定になっています。
 それぞれ午後の内容は異なっていますので、いろいろと楽しめると思っています。
興味のある方や、ディキャンプをやってみたい人、親子で楽しみたい人などのご参加をお待ちしております。
 今回参加してくださった皆様、遠路福山から来てくれた講師さん、スタッフの皆様にこころからお礼申し上げます。

【活動報告】「防災マップを作ろう!」を開催しました

 2023年10月28日の午後、益田市の高津上市地区を中心に「防災マップを作ろう!」を開催しました。
 当日は4名の子どもが防災マップ作りに参加してくれて、小学生のぼうさい探検隊事務局からお借りしたタブレットを片手に、地区内を回りながら安全な場所や危険な場所、役に立つものを探してみました。


 上市地区は古い町並みのため、道が狭くて建物も古いものが多く、なぜか背の高いブロック塀が通りに面して作られていることから、地震が起きた際には非常に危険だということを、参加してくれた子ども達が驚いたように見ていました。
 この道は通学路でもあるため何とかしてほしいところですが、高齢化や相続人不在などでなかなか対処が難しいところも多いようです。
 理想と現実という問題はありますが、危ない場所や安全な場所をまずは可視化するところから始めなければ対処のしようもありません。
 これからもさまざまな場所で子供たちを中心にした防災マップ作りができるといいなと思っています。
 今回、あちこちで行われた様々なイベントの中、この防災マップ作りに参加してくれた子ども達と保護者様にこころからお礼申し上げます。

【活動報告】塩づくり体験会を開催しました

2023年10月22日13時から、益田市高津町の持石海陽王国様にて、塩づくり体験会を開催しました。
当日は昼過ぎから非常に風が強くなり、開催時点で波が高かったことから海水の採取をどうしようか悩みながらのドタバタの開催となりました。
海水を煮詰めようにも、用意したカセットコンロは強い風で火力が維持できず、風の吹かない場所を探して右往左往し、14時半からの第2部では持石海陽王国様2階レストランの一角をお借りして、汲んできた海水を使って塩づくりをすることになりました。
第1回目は1時間半かけてもできなかった塩が、風のない屋内では40分もかからずに完成し、風による影響がかなり出るのだなとわかった体験会となりました。
ちなみに、持石海岸の海水で出来上がる塩は非常に品質が良く、出来上がった塩を食べた方からはかなり好評をいただいています。
今回参加してくださった方にはご迷惑をおかけしましたが、引き続きこの企画を実施できればと思っていますので、興味のある方はぜひご参加ください。
お待ちしております。

【活動報告】浜田市で防災ディキャンプ&モルック体験会を開催しました

 2023年10月1日に浜田市の「海のみえる文化公園」においてモルック浜田様主催の防災ディキャンプ&モルック体験会に共催しました。
 当日は午前中、島根キャンプ協会の濱野様によるロープワークやブルーシートシェルターづくり、アウトドアベースSUNPOの積田様によるたき火づくりがあり、当研究所はポリ袋炊飯を担当しました。
 ポリ袋炊飯は飲める水が少ない中でいかに効率よく水を使うかが問題になる時に非常に役に立つ技術です。
 参加者の皆さんもスタッフも一緒になってわいわいとご飯を準備し、たき火でお湯の沸いた飯ごうに仕掛けたご飯をいれて茹でること数十分。
 出来上がったご飯は全体に固めでしたが、皆様持参されたレトルトカレーをかけ、おいしそうに食べていました。
 午後からはモルック体験会。老若男女問わず誰でもできる簡単なスポーツであることから、被災地で運動不足になりがちな高齢者や子どもが一緒に楽しめます。
 今回もさまざまな人が一緒になってわいわいと盛り上がっていました。
 一度大きな災害が起きると、生活を復旧させるだけでも長期戦になります。
 その間、自分の健康を適切に維持できるような遊びやスポーツ、食事などを知ってもらい、災害に遭っても元気に過ごせるようにできるといいなと思います。
 主催のモルック浜田様、参加してくださった皆様に、こころからお礼申し上げます。
 ちなみに、浜田では次回11月19日に黒沢まちづくりセンターで当研究所主催で同じような親子防災ディキャンプを開催しますので、興味のある方はぜひご応募ください。ご応募をお待ちしております。

【活動報告】人とペット防災&ペット愛護フェスティバルに共催しました

 2023年9月10日に益田市のキヌヤショッピングセンター催事場にて、どうぶつ福祉会サクラ様と合同で人とペット防災&ペット愛護フェスティバルを開催しました。
ペットを大切に思っているからこそ、自分のペットに対して責任を持つことが必要です。
 当日は総勢117名の方にご来場いただき、ペット防災クイズやペットに関するクイズや、展示されている犬や猫たちの写真を楽しんでいただきました。
 普段防災を意識していないような人が熱心に防災の展示を見てくれていたり、また、その逆に防災の展示を見に来た人がペットの写真に癒されていたりと、今回初めてやってみたのですが、意外に来場者の反応はいいなと感じました。
 こちらの準備不足でぎりぎりまでご心配をおかけしましたが、なんとか無事にイベントを開催でき、初めての異業種コラボも成功したのではないかと思っています。
 今後も機会を見て、こういった異業種間のコラボ企画を打ち出していければいいなと考えています。
 今回お話をくださいましたどうぶつ福祉会サクラ様、展示会場を快くお貸しくださったキヌヤショッピングセンター様、そしてお忙しい中ご来場くださった皆様に厚くお礼申し上げます。