【活動報告】救急救命講習会を開催しました。

 去る10月23日13時から、益田市民学習センター多目的ホールにおいて今年度第2回目となる救急救命講習会を、日本赤十字社島根県支部の方を講師にお招きして開催しました。
 胸骨圧迫(心臓マッサージ)やAEDの使い方、水難事故への備えなど、講師と参加者の方の対話形式で3時間、みっちりと学習することができました。
 誰もがいつどこで心臓マッサージやAEDを使う可能性があると考えると、誰でも助けられる命を助けられるようにしておくことは非常に大切なのではないかと思います。
 参加してくれた皆様、そして講師をしていただきました日本赤十字社島根県支部の皆様に厚くお礼申し上げます。

【活動報告】おたがいさま益田様で防災研修を行いました

 去る10月17日、益田市高津町の生協益田支所様にて、おたがいさま益田様の防災研修会の講師をさせていただきました。
 テーマは災害から命を守るにはということで、ハザードマップと防災と聞いて思いつくアイテムを一つご持参いただき、それについて参加者同士で話をしてもらいました。
 また、実際の音声を聞きながらの避難訓練や、非常時に使われる警報音を聞いていただいたりと、盛りだくさんの内容でやらせていただきました。
 ただ、研修よりも展示物のほうが興味をもっていただけたようで、展示していた簡易トイレやエマージェンシーシート、非常用のアイテムの入ったボトルなどをについてあれこれとご質問をいただきました。
 次回があれば、今度はそういったアイテム類の見方や使い方、準備などについてやってみるのも面白そうだなと思いました。
 今回お声がけいただきましたおたがいさま益田様、そしてご参加いただきました皆様にこころから感謝いたします。
 諸般の事情で写真がありませんので、記事にて報告させていただきます。

【活動報告】ワークショップ「防災マップを作ろう!」を開催しました。

横断歩道の見通しが悪いと、渡ったあとで危険認定。

 去る10月15日に益田市の高津上市地区で小学生による地域安全点検として防災マップ作りを行いました。
 参加者が全部で5名と少し寂しかったですが、そのぶんしっかりと地域の安全点検をして回ることができました。
 普段通学路として使っている道も、安全点検してみるとかなり危険だということに気づいたようで、どうすればいざというときの安全が確保できるかについて参加者でいろいろと話をしていました。

地域のお年寄りとちょっと立ち話。しっかりやってと激励される。

 また、防災や防犯といった普段あまり気にしていないものの見方がわかると、普段の生活でもかなり見方が変わってくるというご意見もいただきました。
 今回はこれで終了しましたが、今後各地で防災マップを作る機会が増えるといいなと思っています。
 子どもたちと一緒に地域の安全点検をしてみませんか?
 興味のある方で講師やお手伝いが必要であれば、ぜひお声がけください。
 できる限りのお手伝いをしたいと思っています。
 今回参加してくれた子供たち、そしてお手伝いいただきました皆様に心から感謝いたします。

【活動報告】高津小学校の防災クラブを開催しました。

 2022年9月21日に益田市立高津小学校で第3回目の防災クラブを開催しました。
 本当は7月に開催する予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の蔓延により中止となり、9月の開催となってしまいました。
 今回は前回に引き続いて応急処置法と搬送について行いました。
 応急処置は心肺蘇生法に次いで大切な処置で、傷の種類や手当の方法について説明し、実際に包帯を巻いてみてもらいました。

直接圧迫法が基本であることを理解して包帯を巻いていく。

 最初は手こずっていたようでしたが、要領がわかると一人で自分の手に上手に巻いた子もいました。
 それから、毛布を使った搬送法、そして担架を使った搬送法を行いましたが、全体を上手に見て声をかけるリーダー役がなかなか難しかったようです。

力を合わせて担架で搬送します。

 災害時に怪我をしたとき、大人子ども関係なく、応急処置できる人が対応をする必要があります。
 こういった技術は使わないに越したことはありませんが、万が一に備えて、しっかりと覚えておいてほしいなと思います。
 今回参加してくれた子供たち、そして担当の先生、支援に来てくれたスタッフに感謝します。

【活動報告】一般向け研修会「火災保険の基本」を開催しました。

遠くて近い存在の損害保険ですが、知らなければ意味がないものです。

 去る2022年9月17日に益田市民学習センターにおいて、研修会「火災保険の基本」を開催しました。
 災害時に生活再建の基礎となる損害保険の火災保険について、当研究所理事の大谷一樹様を講師に迎えての研修会。
 火災保険の基本から始まり、補償の見方や補償額の考え方、災害後に気をつけないといけないことまで、非常にわかりやすく丁寧に研修をしていただきました。
 例えば、普段何気なく支払っている火災保険ですが、なぜ火災保険をかける必要があるかご存じですか。
 「失火ノ責任ニ関スル法律(明治32年法律40号)」によって、失火については大きな過失がない限り他者に与えた損害に対して補償の義務を負わないこととされており、もらい火で火事になっても誰もその補償をしてくれないため、自らを守るためにかける必要性があるものだからです。
 また、災害後の保険金の請求は自分でできるので、見たことのない業者などには任せないことも大切です。
 保険が出せるのか、そしてどれくらい出るのかについては保険会社が査定を行いますが、その際に第三者からの意見によって査定額が変わることはありません。
 災害後にはどうしてもすることが多く、また動揺もしていますので、つい他人に頼りがちですが、見ず知らずの人にお金に関する手続きを代行させるのは、普通に考えたらありえないと思いますが、災害時にはそういうことが普通に起きてくるのが不思議ではあります。
 また、いざというときに備えて、自分がどのような保険に入っていて保険会社がどこなのかくらいはまとめておいたほうがいいと思います。
 災害に対する研修会というと避難や避難所運営、災害復旧支援ボランティアなど多岐にわたりますが、こういった生活再建にかかる研修会も行っていきたいと思いますので、興味がある方のご参加をお待ちしております。

【活動報告】防災研修会の講師をさせていただきました

 9月7日に益田市市民学習センターにおいて、NPO-MASUDA様主催のけやき学園の防災講座の講師をさせていただきました。
 このけやき学園は年齢を重ねた方がさまざまなことを学習する機会の場として提供されているもので、今回はその一コマとして、防災に関する研修会をしました。
 初めて防災の話を聞く方向けということで、あまり深い内容についてはできませんでしたが、約1時間半に渡って受講生の皆様が熱心に聞いてくださいました。
 今回は展示物の一つとしてエマージェンシーシートを実際に身に着けてみてもらうものをやってみました。

エマージェンシーシートと毛布、どちらがいいかは状況によって変わる

 最近何かと話題になるエマージェンシーシートですが、実際に使ったことのない方がほとんどでしたので、実際に使ってみて、どうやって使うのかやどんな感じになるのかについて体験してみることは大切だなと感じています。
 また、こういう研修会は「知らないということを知る」というものでもありますので、気の付いた部分からいろいろと動いて準備してもらえればいいなと思っています。
 今回研修に参加してくださった皆様、そしてこの研修の機会をくださいましたNPO-MASUDAの皆様に感謝します。

【活動報告】水難事故防止講習会&水遊びを開催しました

 去る8月7日、高津川支流の匹見川上流部で、今年度の「水難事故防止講習会&水遊び」を開催しました。
 今年度は大規模周知をかける直前で新型コロナウイルス感染症の流行が始まってしまったため、主に事前周知できた当研究所研究員達の参加となってしまいましたが、水への浮き方や救助の待ち方の確認をし、川の危険な場所について目視や実際にその場所に行って水の深さや川の流れを確認していました。

流されたら「浮いて待つ」ことが大事。

 ただ、講習に入る前に投棄された釣り針を研究員が発見して確保。こういった投棄された釣り針も危険だねという話もすることができました。

釣り針の不法投棄は危険な事故につながる。

 そのあとは恒例の水遊び。川にいるゴリを網で取ったり川流れ、沢登り、淵への飛び込みなどを思い切り楽しみ、暑い中ではありましたが、楽しい時間を過ごすことができました。

沢の中を歩いたり、流されたり。全身の感覚を研ぎ澄ませて登っていく。

 途中昼食休憩のときにゴリの入った虫かごを置いておいたら、盗まれるといったハプニングもあり、今回は事故防止だけでなく防犯対策についても考えることのできる会となりました。

毎年恒例の豚汁は今年も大好評。スイカの差し入れもいただき、川の水で冷やしたスイカも堪能しました。

 日程の都合上、本年度はこれで終了となりましたが、また来年、今度は一般の親子ふれあいも兼ねてにぎやかにできたらいいなと思っています。
 今回参加してくれた研究員と子供たちに感謝すると同時に、水の事故が少しでも減るといいなと思っています。

【活動報告】蚊取り線香づくりを開催しました

 2022年8月5日に益田市の四つ葉キッズスクール様で蚊取り線香作り体験を開催させていただきました。
 当日は18名の子供たちに、除虫菊やヨモギの話、そして蚊取り線香の色の違いなどを説明した後、実際にケーキの口金を型にして蚊取り線香を作ってみてもらいました。
 最初は粉を混ぜ合わせるのにおっかなびっくりの子供たちでしたが、やがて泥遊びと同じ要領と気づいたようで、とても楽しそうにこねて、型に詰めていました。


 粉の分量は同じなのですが、水の含有量やこね方によって嵩がが変わるため、口金一つでちょっと余った子もいれば、口金を2個使っても練った粉が余った子たちもいて、非常に楽しそうにやってみてくれました。
 もともとは当研究所の研究の一環として、身近に手に入るもので避難所の虫よけが作れないかというものの中の一つとしての蚊取り線香作りだったのですが、ちょっとした工作に向いているのかなと感じました。
 資材はまだ残っていますので、夏休みの活動の一つとして取り入れてみたい学童クラブ様や団体様がいれば、お声がけいただければと思います。
 今回、こういう機会を作っていただきました四つ葉キッズスクールの先生方、そして参加してくれた子供たちに感謝します。

【活動報告】益田市の財政を学ぶ会様で防災研修会をしました。

 2022年6月25日に益田市の市民学習センターで開催された益田市の財政を学ぶ会様にご依頼いただき、防災の研修会をさせていただきました。
 今回は普段と違い、法律のお話や益田市で進められている自主防災組織と、国の内閣府が進めている地区防災計画との違い、個人の避難の考え方について1時間と少しの間お話をしました。
 過去には行政が全てを担うような印象がある時代もありましたが、現在行政が行う公助は、地方公務員の縮減につぐ縮減で住民と直接接触する市町村の対応がかなり困難になってきています。
 そのため、公助だけに頼るのではなく、自分のことを自分でする自助、そして近所や避難者同士で助け合う共助が現在求められています。
 自主防災組織も地区防災計画もその中で設定や運営が求められているものであり、地域コミュニティが健在なら自主防災組織、そうでないなら地区防災計画で自分や周りの人の命を守っていく必要があると思っています。
 この会でもさまざまなご意見をいただき、こちらもそういう見方があるのかというよい勉強をさせていただきました。
 今回お声がけいただきました主催者様をはじめ、防災研修に参加して下さった皆様に感謝いたします。

【活動報告】二条公民館で防災教室の講師をしました

 2022年6月17日に益田市の二条公民館で地域の方向けの防災教室の講師をしました。
 テーマは「豪雨の前にできること」ということで、情報の集め方や気をつけなければいけない場所、避難すべきかどうか、それから避難の考え方までをお話ししました。
 避難の判断は個別に行うことと、まず自分の安全の確保をすること、それから避難先やトイレの問題など、避難と避難後について、いろいろな情報を提供したのですが、あまりに一生懸命聞いていただけたので時間を越えてしまったのがちょっとまずかったかなと思っています。
 災害の発生は、地震を除けばある程度の時間がありますので、自分が避難したい場所に避難するための時間を逆算して、避難情報にこだわらずに避難してほしいと考えています。
 二条公民館は今回で3回目。今ある情報をできるかぎりわかりやすく提供したと思いますが、お話を聞いて下さった方達が自分の安全確保ができることを願っています。
 今回お声がけいただきました二条公民館の皆様、参加してくれた皆様に心から感謝します。