2023年7月30日に益田市の人権センターで開催された災害時外国人サポーター養成研修&防災イベントの防災イベントの講師として外国の方向けに災害についてのお話をさせていただきました。
当日は40名を超える方にご参加いただき、災害時外国人サポーター養成研修に参加された方たちと一緒になって、防災クイズや避難所でのお困りごと相談などを体験してもらいました。
意外に知られていないのですが、当研究所のある益田市にもいろいろな国の方がいろいろな形で仕事をしています。
ただ、普段は仕事以外では日本人との接触はあまりないことや、地域を見て回ることなどはあまりないようで、なかなか地域の情報、特に防災関係はうまく届いておらず、何をどうしたらいいのか、それ以前にどんな災害があるのかもわからないという方が多いようで、今回はそういった方向けに災害の種類や地震のときの身の守り方、ハザードマップの見方について初歩的な説明をしました。
参加された皆さんは和気あいあいと言った空気の中でも真剣に考えたり調べたりしてくださり、密度の濃い時間になったのではないかと思います。
外国の方向けの防災研修会は初めてだったのですが、普段使っている資料が案外とわかりにくいことがわかったり、伝え方に工夫が必要なことなど、今後の当研究所の研修会に反映できそうなことをたくさん学ばせてもらいました。
ひょっとしたらこういった需要があるのかもしれませんので、当研究所ではご要望があれば引き続き外国の方向けの防災研修会も開催したいと思っています。
今回お声がけくださった益田日本語ボランティアグループともがき様、そして災害時外国人サポーター養成研修を毎年企画されているしまね国際センター様にお礼申し上げます。
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【活動報告】「初めての防災キャンプ」を開催しました。
去る2023年7月22日から23日にかけて、益田市大草町の北仙道公民館において、「初めての防災キャンプ」を開催しました。
今回は13名の子ども達が参加してくれて、初めての子、2回目の子、何度も参加している子が入り混じって1泊2日、さまざまな体験をしました。
初日は地震が来たことを想定した「地震が来たぞ!」ゲームをした後、冷たいコンビニおむすびとお湯のついていないカップ麺を受けとって、どうやっておいしく食べるかについて考えてもらい、そのまま昼食にしてもらいました。
午後からは、定番の段ボールシェルターづくり、消火器体験&水害時の避難訓練、そしてたき火づくりからご飯炊き、おかず作りと、暑い中、ゆったりとしたペースで体験を進めました。
夕食をしっかりと食べた後は、差し入れてもらった花火で遊び、公民館の建物をみんなで懐中電灯だけで歩く暗闇体験、そして汗をかいたので、衛生管理ということで水のいらないボディーソープとシャンプーを体験してもらい、最後はカードゲームや世間話をしながら就寝となりました。
ただ、昼間の熱気のこもる体育館は暑くて、寝られない子が続出。最終的にスポットエアコンと扇風機で涼を取りながらの睡眠となったのですが、夜明け前にはかなり冷え込んで、今度は寒さで目が覚めて、元居た場所に戻ったりしていました。
翌日は6時過ぎに起床し、段ボールシェルターを片付けてからラジオ体操、そしてぐるぐるパン作りをしました。
パンを発酵させている間に、前日できなかった自然観察会も実施し、朝の涼しい空気の中で周囲の山野草観察を行いました。
また、山野草観察に行かない子たちは再びたき火づくりに挑戦。今度は上手に火を起こすことができ、ぐるぐるパンも上手に焼けました。
まったりとした朝ご飯の後は、地元のアウトドアショップ「アウトドアベースSUNPO」の店長である積田さんにタープ張を教えてもらい、初歩的なブルーシートシェルターの作り方を学んでいました。
それから益田市消防団第9分団の皆様に、消防団の説明、装備見学や放水訓練をさせてもらい、スタッフが作った炊き出しカレーを食べて、体育館を片付け、今回のイベントは終了しました。
今回のイベントは、初めてコロナウイルス感染症の規制のない状態で開催ができ、講師を始め、ボランティアでもさまざまな方にご支援いただき、今までで一番さまざまなことが学べた防災キャンプだったのではないかと思います。
ダンボールを提供してくださった地元の文具店「たちばな」様、お野菜の提供をしてくださった「大和屋」様、「シーバ」様。研修講師を快く引き受けてくださったアウトドアベースSUNPOの積田様、益田市消防団第9分団の皆様、いつも会場を快くお貸しいただいている北仙道公民館の皆様。差し入れをくださった皆様、さまざまな形でご支援いただいたボランティアスタッフの皆様、この防災キャンプに参加することを許可してくださった参加者の保護者の皆様、そして参加してくれた皆様にこころから感謝します。
なお、次回は11月4日から5日に今回と同じ北仙道公民館にて初めての防災キャンプを計画しています。
もし興味のある方がおられたら、日程を空けておいていただけるとうれしいです。
【お知らせ】安全講習会を開催しました
2023年7月19日、浜田市三隅町の黒沢公民館で、イベント運営及び水難事故防止のための安全講習会を開催しました。
この講習会は今年の8月11日に4年ぶりに開催されるかっぱランド夏祭りを運営する黒沢まちづくり委員会様から、久しぶりにイベントを開催することから、改めて事故防止のために必要なことを知りたいというご依頼で開催したものです。
当日は30名近くの方にご参加いただき、30分に渡ってイベント運営と水難事故防止に必要な注意点について説明をさせていただきましたが、どなたも真剣な表情で聞いて下さり、その後に開催されたイベント運営のための各部会でも、講習の内容を反映したお話をしていただいたようです。
実際にイベントを行う前に会場や川の安全点検や監視体制、人員配置などもされているし、過去に起きたさまざまな出来事とその対応の蓄積もきちんとされているのですが、今回、それを理屈づけたことでいろいろと納得がいったというありがたいお話もいただきました。
今年は新型コロナウイルス感染症による規制がない夏となり、あちこちで過去に開催されていたイベントが一斉に再開されています。
ただ、お休みしていた期間があれば、当然さまざまなことが忘れられていたり、できなくなっていたりすることもあると思いますので、こういった講習会で過去にやっていたさまざまな出来事や体験、経験を思い出していただき、本番で事故が起きないような体制はとれるはずです。
過去からの経験値だけでなく、一般的な注意点をもう一度確認していただき、参加者が楽しめる思い出作りができる場所を作っていただければと思います。
なお、このかっぱランド夏祭りは8月11日に浜田市三隅町下古和にある黒沢公民館を中心に開催されます。
家族連れでも楽しめるイベントを、地元のおじちゃんおばちゃんがいろいろと準備してくれていますので、お時間のとれる方はぜひ覗いてみてください。
また、お手伝いスタッフも募集されていますので、興味のある方は一緒に活動していただければと思います。
このたびお声がけいただきました黒沢公民館の齋藤館長様はじめ、黒沢まちづくり委員会の皆様に感謝いたします。
いいね。黒沢(黒沢公民館のFacebookに移動します)
【かっぱランド夏祭り】川遊び・見守りお手伝いの募集‼(ふるさと島根定住財団のウェブサイト「しまっち!」に移動します)
【お知らせ】日刊webラズダでイベントのご紹介をいただきました
去る2023年6月25日に開催した「外あそびごはんの会inみと自然の森」で日刊webラズダの方に取材をしていただいたのですが、このたびその記事が公開されましたのでご紹介します。
当団体でもイベントレポートは作成しているのですが、参加者の視点で取材していただき、どんなことをしたのかがとてもよくわかる記事になっています。
「石西防災研究所ってどんなことしてるんだろう?」という方は、よかったらこちらの記事をご覧いただければ、当研究所の「防災×自然体験」がどんなことをしているのかの一端がわかると思います。
当日遠路はるばる取材に来てくださいました日刊webラズダのいしやん様、素敵な記事をありがとうございました。
素敵な記事に負けないように、引き続きイベントを開催していきたいと思います。
益田市で「防災×自然遊び」イベントの助っ人へ。ためになる話もいっぱい(日刊webラズダのウェブサイトへ移動します)
「避難生活&住宅再建ガイドブック」のご案内
ここ最近の大雨では多くの方が住んでいる家屋への被害を受けています。
復旧や復興支援についてはさまざまなウェブサイトでいろいろな紹介がされているので細かい部分はそれぞれご確認いただきたいのですが、避難所生活と自宅の再建についての流れをわかりやすくまとめた「避難生活&住宅再建ガイドブック」がNHKから出されましたので、そのご案内をします。
被災すると、避難所生活と自宅の復旧を行うことも多いのですが、それぞれの注意点がわかりやすくまとめられていて、被災者でなくても参考になると思います。
いざというときには、どこでどのような手続きをすればいいのかや、何を優先すればいいのか、どんなことに気をつければいいのかがなかなかわかりにくいものです。
こういった冊子を利用すれば、とりあえずの優先順位や注意点はまとめられていますので、手落ちなく復旧に進むことができると思いますので、興味のある方は一度ご確認ください。
被災した時これだけは知ってほしい 「避難生活&住宅再建ガイドブック」(NHKのウェブサイトへ移動します)
林野庁パンフレットのご紹介
大雨になると、山の斜面の崩壊があちこちで発生しますが、ある程度しっかりとした植生になっているところは、他の場所に比べて斜面崩壊の起きる確率が低いということは、木の根がしっかり張っているからだということはイメージできると思います。
その効果や限界について取りまとめたパンフレット「森林の根系が持つ表層崩壊防止機能」を林野庁が作成しました。
中身をざっくりと書くと、
1.斜面の崩壊には表層崩壊、深層崩壊の二種類があること
2.木の根には土砂災害の発生を防ぐ効果があること
3.間伐をしている森は表層崩壊が起きにくいこと
4.とはいえ、一定以上の雨量が降ると、木の根も山を支えきれなくなること
といった感じの内容が紹介されています。
最終的には「山にしっかりと手を入れましょう」ということなのですが、災害を防ぐための一つの方法として山の樹木を適正に管理することは非常に大切なことだと思います。
興味のある方は、リンク先から一度目を通してみてください。
パンフレット「森林の根系が持つ表層崩壊防止機能」(林野庁のウェブサイトへ移動します)
【お知らせ】「初めての防災キャンプ」を開催します
2023年7月22日から23日にかけて、益田市大草町の北仙道公民館で「初めての防災キャンプ」を開催します。
コロナ禍のさまざまな規制も解除されたことから、初めて全力運転での防災キャンプとなります。
地震からの避難方法、心肺蘇生、ご飯炊き、食べられる山野草探し、寝るための避難所設置など、本来計画していた内容での初めての防災キャンプ。
防災に興味はあるけれどどんなことをすればいいのかよくわからないというお子様の参加をお待ちしています。
対象は小学生全般になっていますが、過去の経験上、小学校4年生以上、外で遊んで暑熱順化済のお子様にお勧めとなっています。
詳しくはチラシをご確認ください。
締め切りは2023年7月10日とし、参加者は抽選となりますことをご承知ください。
自分から行ってみたいというお子様のお申し込みをお待ちしております。
【お知らせ】中国労働金庫様から支援金をいただきました。
2023年6月1日、中国労働金庫様から社会貢献を積極的にしている団体ということで、支援金を贈呈していただきました。
当日は中国労働金庫島根県営業本部の仲田様より目録を頂戴し、より一層防災の普及啓発、自然体験、有害生物対策に取り組んでいきたいと思っています。
中国労働金庫様、当団体を選んでいただきました推進委員会の皆様、そしてこの仕組みにご参加されている皆様に、心からの感謝を申し上げます。
ありがとうございました。
【終了しました】「外あそびごはんの会inみと自然の森」のお手伝いスタッフを募集します
来る6月25日に島根県益田市美都町にあるみと自然の森で防災ディキャンプ「外あそびごはんの会」を開催しますが、このイベントをお手伝いしてくれる方を募集しています。
今回はふるさと島根定住財団様のご好意で、益田市外からお手伝いにお越しの方の旅費を「しまサポ助成金」として助成していただけることになりました。
「みと自然の森ってどんなところ?」「益田の人と交流してみたい」「防災ディキャンプとはなんぞや?」という方々、ぜひふるさと島根定住財団様のサイト「しまっち!」からご応募の上、お手伝いしていただけると助かります。
助成を受けるには、事前に「しまっち!」でサポーター登録をした上で同サイトからお申し込みいただき、当日当研究所がお渡しする証明書を使ってふるさと島根定住財団様に直接申請していただくことになります。詳細については「しまサポ助成金」をご確認いただき、内容を了承のうえでお申し込みください。
お手伝いしていただける方のお申し込みをお待ちしております。
なお、定員になり次第募集は終了いたしますので、予めご了承ください。
ちなみに、当研究所以外でも、とても素敵なイベントや企画をされている地域や団体が目白押しですので、どうぞ一度覗いてみてください。
よろしくお願いします。
しまね関係人口マッチング・交流サイト「しまっち!」はこちら
しまサポ助成金について、詳しくはこちら
当研究所が開催する「6/25開催「外あそびごはんの会inみと自然の森」お手伝いスタッフ募集」はこちらからもどうぞ。
【終了しました】外あそびごはんの会inみと自然の森を開催します
2023年6月25日に益田市美都町にある「みと自然の森」で防災ディキャンプ「外あそびごはんの会」を開催します。
ファイアスターターを使ったたき火体験やご飯炊き、自然観察など、さまざまなプログラムを用意しています。
また、現地までが遠く、途中の道が悪いので、益田市内の集合場所からバスもご用意しました。
6月10日締め切りで、事前申し込み制。雨天時は中止となりますが、前日昼までには開催の可否を判断いたします。
参加者は抽選ですが、益田市内限定などはありませんので、広く興味のある小学生・中学生の参加をお待ちしております。
内容について詳しくは、別添のチラシをご覧ください。
実際にどうなったのかはこちら