【終了しました】ワークショップ「マイタイムラインを作ろう」を開催します

 来る1月21日10時から益田市民学習センター103会議室で、ワークショップ「マイタイムラインを作ろう」を開催します。
 マイタイムラインは、日本語に直すと「私の行動計画」になり、災害時における自分の行動計画をあらかじめ決めておくことで、いざというときに何も考えずに行動できるように準備しておくものです。
 マイタイムラインは、よく「私の避難計画」と言われることがありますが、対象は避難だけではありません。
 品物の備蓄や確認、ライフラインが寸断された場合の対策などもこのマイタイムラインで決めておく必要がありますので、ほとんどすべての人が作っておいたほうがいいものです。
 今回は、ハザードマップを確認したうえで、対応しないといけない災害や行動について一つずつ確認をし、自分自身に必要とされる行動計画を実際に作ってみます。
 準備の都合上、事前に申し込みをお願いしますので、興味のある方や実際に作ってみたい人、そしてどのように作るのかを知りたい方のお申し込みをお待ちしております。

【お知らせ】国内希少野生動植物種に新たに15種が追加されます

 絶滅の恐れがある野生動植物の種の保存を目的として、環境省が捕獲・採取や譲渡、販売などを禁止している「国内希少野生動植物種」は最近追加される動植物が増えてきていますが、この1月11日から新たに15種追加されることになりました。
 有名なものではゲンゴロウと二ホンザリガニが入っています。
 二ホンザリガニは北日本以北に生息しているのですが、もともと数が減っているのが心配されていたものなので妥当だと思いますが、ゲンゴロウの追加が意外な感じがしました。
 考えてみると、昔は普通に畔や溝、川や池などでよく見かけていたタガメもすでにこの国内希少野生動植物の一つになっています。
 護岸や圃場整備で土がなくなっていることや、さまざまな生物が生息できなくなっていることを考えると、肉食昆虫であるゲンゴロウも数が激減していくのは予測がつく話です。
 このままいくとどうなるのかなという気がしますが、割とその辺にいたゲンゴロウも絶滅するかもしれない種に入ってしまったのが驚きです。
 ゲンゴロウの全ての種類が対象になっているわけではないようですが、ゲンゴロウを捕まえるときには種類をしっかりと確認したほうがよさそうです。
 ちなみに、指定後にこれらの国内希少野生動植物種を許可なく捕獲・採取などした場合には、個人で5年以下の懲役または500万円以下の罰金、法人では1億円以下の罰金となっていますのでご注意ください。
 また、ネットオークションやネット販売などで出品されたことに気づかれた場合には環境省に報告してほしいいとのことなので、もし見かけたら環境省までご一報をお願いします。

絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律施行令の一部を改正する 政令の概要(環境省のウェブサイトへ移動します)

ゲンゴロウ(wikipediaに移動します)

二ホンザリガニ(wikipediaに移動します)

【終了しました】研修会「ハザードマップの読み方を知ろう」を開催します。

 あなたは自分がいる場所が、どのような災害時にどのような危険があるのか知っていますか。
 簡易的にそれがわかるのが、市町村が作成しているハザードマップです。
 このハザードマップ、きちんと内容が理解できると非常に効果的に自分の安全確保ができるのですが、残念ながら配るだけで読み方の説明がきちんとされていないので、ちゃんと読まれていないことが多いようです。
 今回は、危険や避難判断の基本となるこのハザードマップの読み方についてやってみたいと思っています。
 「ハザードマップってなんだ」という方から「この部分はどう読めばいいのか」など、初歩の部分からちょっとマニアックな話まで、ハザードマップを見ながら一緒に学んでみたいと思っています。
 準備の都合がありますので、できれば事前申し込みをお願いします。
 興味のある方のご参加をお待ちしております。

【活動報告】高津小学校防災クラブを開催しました

 2022年12月21日に益田市立高津小学校で防災クラブを開催しました。
 今回は二本立てで、最初は火災について、その後は大きなゴミ袋を使った防寒着を作ってみました。
 火災については、前回の防災オリエンテーリングで消火器の表示を見た子が「電気火災ってなんだ?」と呟いたことから、油火災や電気火災の時にどうして水を使ってはいけないのかについて、映像を交えながら確認してもらいました。
その後は、火を使わずに温まれる方法ということで、ごみ袋を使った防寒着を作ってみました。
 毎年この防寒着づくりをやるといろいろな防寒着ができて面白いのですが、今回は時間がなかったこともあって割と普通のものができていました。
 実際に着用した子からは「あったかいね」という感想をくれました。

 ちょっとしたことなのですが、物事には理屈があってからくりがあります。
 それを知ることで、災害時にも元気で過ごせるような子供たちになってくれるといいなと思います。
 参加してくれた子供たち、そして担当の先生、手伝ってくれているスタッフに感謝します。

【活動報告】研修会「持ち歩き防災セットを作ろう!」を開催しました

自分が必要だと考えるアイテムを選んで持ち歩き用防災セットを作っていく

 2022年12月18日に益田市の益田市民学習センターにおいて、研修会「持ち歩き防災セットを作ろう!」を開催しました。
 当日は雪の舞う寒い中、5名の方にご参加いただき、持ち歩くための防災セットの考え方や実際に用意してあるさまざまなアイテム類の中から自分が必要だなと思うものを選んでもらって自分用の防災セットを作ってもらいました。
 これらの防災セットを普段使いのカバンなどに入れてもらって使ってもらい、しっかりとアップデートしていってほしいなと思います。
 寒い中、熱心に参加してくださった皆様にこころからお礼申し上げます。

【お知らせ】「北海道・三陸沖後発地震注意情報」の運用が始まりました

 2022年12月16日12時から、北海道三陸沖後発地震に関する注意情報の運用が始まりました。
 これは北海道三陸沖でマグニチュード(Mw)7程度の地震が発生した際、その後1週間以内にそれ以上の大規模な地震となるマグニチュード(Mw)8以上の地震が起こる可能性があることから、大きな地震の後により大きな地震に備えるための注意を促すためのものだそうです。
 最近では2016年4月14日、16日と立て続けに大きな地震が起きた熊本地震がこのケースにあたるのかなと考えますが、マグニチュードが1上昇すると揺れる力は32倍になるので、とてつもない地震が起きる可能性があるということが言えます。
 そういった事態に備えて、大きな地震が起きた後、より大きい地震が起きる可能性があるということを周知するのが、この北海道三陸沖後発地震注意情報なのだそうです。
 報告書では実際に北海道三陸沖地震が起きて、その後1週間以内にさらに大きな地震が起きる確率は100回に1回とされていますが、たとえ空振りになっても危険性を周知したいということで、こういった注意情報が発表されることになりました。
 ただ、これを受けてどうするかは各人に任されていますので、避難するもより強い地震への対策をするも、そして何もしないのもすべてそれぞれの考え方や判断に任されることになります。
 そう考えると、大きな地震の際に気象庁が出す「今後1週間程度は大きな揺れに警戒する必要がある」という発表とどこが違うのだろうかというのがいまいちよくわからないのですが、地震が発生したらより大きな地震が来る可能性があることは事実。
 どこで起きる地震についても、大きな地震の後にはより大きな地震が来るかもと考えて備えをしておいたほうがよさそうです。

日本海溝・千島海港沿いの後発地震への注意を促す情報発信に関する検討会報告書(気象庁のウェブサイトへ移動します)

【お知らせ】1月開催のイベントのご案内

 石西防災研究所では、1月に一般向けワンコイン研修会を2回開催します。
 1回目は1月14日で、「ハザードマップの読み方を知ろう」。
 これはハザードマップに書かれている情報はどのようなものがあるのかということに始まるハザードマップの見方の研修会です。
 2回目は1月24日で、「マイタイムラインを作ろう」。
 これはハザードマップを読める人向きの研修会で、ハザードマップを元に、自分が置かれた状況や環境からどのような行動をすべきなのかについて時系列に整理し、それを行動計画書、防災ではマイタイムラインといわれるものですが、それを作って行動手順をみてわかるようにしていきます。
 どちらも災害への備えに対して有効な研修会ですので、興味があって都合のつく方はぜひご参加ください。
 参加費は500円/人。
 いずれも準備の都合上事前申し込みをお願いします。
 詳細は付属のチラシをご覧いただくか、事務局までお問い合わせください。

【お知らせ】「持ち歩ける防災セットを作ろう」を開催します。

 来る12月18日(日)に益田市の市民学習センターにて、ワークショップ「持ち歩ける防災セットを作ろう」を開催します。
 当日は普段のカバンに入れておくことのできる防災グッズを選んで自分だけの持ち歩ける防災セットを作ってみます。
 また、よくある防災グッズを実際に使ってみたり、選ぶ時のコツなども考えていきたいと思っています。
 詳しくは画像のチラシをご確認ください。
 資材の準備の都合上、できるだけ事前申し込みをしていただけると助かります。
 興味のある方のご参加をお待ちしております。

【お知らせ】防災安全講演会が津和野町で開催されます。

 令和5年1月21日(土)10時から、島根県鹿足郡津和野町日原の津和野町立日原小学校体育館で島根県等が主催する防災安全講演会が開催されます。
 今回の講演会は自主防災組織にスポットを当て、コロナに負けない災害に強いまちづくりについて考えるお話をされるそうです。
 申込期日や申し込み方法など、詳しくはリンク先をご確認ください。

令和4年度島根県防災安全講演会(津和野会場)を開催します(島根県庁のウェブサイトへ移動します。)

【活動報告】イノシシ対策その後(~2022.11.10)

右下が破壊された仕掛け。ねじ曲がったので修繕不能になった。

 9月に入ってイノシシの出没が見られたことから、仕掛けていた罠を起動させることにしました。
 9月中は見向きもされなかったのですが、9月後半からでっかい2頭と小さな4頭が餌を食べに来るようになり、こいつら家族かなと思っていましたが、10月に入ると連続してかかって合計で4頭捕獲することができました。
 このうちの3頭はまだ小さく、サイズ的に4頭いた兄弟の3頭だと思われるのですが、残りの1頭が90kg超えの雄。
 この大きなイノシシ、オリの中でかなり派手に暴れてくれたのでオリの仕掛けがぶっ壊れてしまい、修繕しないと稼働できない状況に追い込まれました。
 ただ、監視カメラでの観察を続けたところ、猟期に入ったとたんにイノシシが来なくなり、現在継続して様子を見ています。
 猟期に入ってイノシシが警戒しているのか、それとも最後の追い込みとして他の場所でおいしい餌をあさっているのかはわかりませんが、これから冬に向けて山の餌はかなり減ってしまいます。
 空腹のイノシシが街に出ると人を襲いかねませんので、様子を見ながら引き続き捕獲を続けていきます。