【活動報告】「みんなで楽しくまなぼうさい!」のお手伝いをしました

 2023年10月14日に山口県萩市の萩市立児童館を中心に開催された「みんなで楽しくまなぼうさい!」のお手伝いをしました。
 元々は理事長の個人的な趣味でお手伝いに出かけたのですが、人員が足りないということで遊びに来てくれた当研究所の会員さんに急きょ応援をお願いし、当研究所もイベント参戦という感じになりました。
 担当部署は「煙中体験」。テントに煙を充満させてそこからできるだけ煙を吸わずに出口まで通り抜けるというもので、火事などのときに実際に煙に巻かれるとどんな感じになるのかを体験する施設です。


 今回はわくわくキッズフェスタ2023と同時開催ということもあって、小さな子から高齢者の方まで、総勢450名を超える方に煙中体験をしていただくことができ、楽しみながら災害対応力を学ぶという目的が達成できたのではないかと思います。

 萩では比較的さまざまなイベントで防災の普及啓発に取り組んでいるようですので、また機会があればさまざまな形でお手伝いしたいと思っています。
 お手伝いさせてくださった萩子どもセンター様、萩市防災危機管理課様、一緒に活動してくださった皆様、そして体験に参加してくださった皆様に、厚く御礼申し上げます。

【活動報告】高津小学校防災クラブを開催しました

 2023年10月11日、益田市立高津小学校で防災クラブを開催しました。
 今回は「ストローハウスを作ろう!」。
 ストローとクリップを使って構造物を作り、揺らして強度を確かめるまでがこのプログラムなのですが、1時間ではそこまでたどり着けないので、構造物を作るまでをやってみました。
 当日の子ども達の反応は、最初あまりよくなかったのですが、ストローとクリップで何かを作ってみるという発想が面白かったらしく、参加してくれた子供たちは楽しそうに組み立てをしていました。
 ただ、このプログラムは楽しめる子とそうでない子の差がはっきり出ます。器用さがなければなかなかうまく出来ません。
 三角形を基本にして組み立てていくということを最初に説明して作り上げていくのですが、なかなかうまくできず、あきらめてしまう子も出てしまいます。

 でも、終わってみると三角形を組み合わせた面白い形や、巨大な三角形を作ったりと、それなりに楽しんでもらえたようです。
 毎回どうやって伝えたらうまく伝わるだろうかと思いながら開催しているこのプログラムですが、参加してくれる子みんなに楽しんでもらうためには、もう少し講師側の技量がいるなと感じています。
 今回参加してくれた子ども達、そして担当の先生に、こころから感謝します。

【活動報告】高津小学校防災クラブを開催しました

 2023年9月20日に益田市立高津小学校で防災クラブを開催しました。
 今回は前回に引き続き救急救命のやりかたです。前回は心肺蘇生法とAEDの使い方をやりましたが、今回は外傷の手当てと安全地帯への搬送法です。
 夏休みが間に入ったので、まずは地震が起きた時にどうするのかということについて、過去のクラブの内容を思い出しながら実際に警報音を出して行動してもらいました。
 全員が机の下に入ったのですが、小学生は体の大きさがまちまちで、机の下にきれいに潜ることができた子もいれば、身体の大部分がはみ出している子もいて、いざというときどうしようという意見が出ました。
 なぜ机の下に入るのかを考えてもらったら、全員が「落下物から身を守る」と答えてくれたので、実際に頭上を確認し、どんなものが落ちてきそうなのかを確認してみました。
 大切なことは、警報が鳴ったら、すぐに頭の上や周りから落ちてきたり倒れてくるものがないかの確認をすること、そして、落下物から身を守るためには、とにかく頭を優先して守ることについて説明をしました。行動を教えることも大切ですが、なぜそうしなければいけないのかをしっかり理解してもらっておかないと、いざ地震のときには身を守れない行動につながってしまいますので、その行動を取る理由について、しっかりと考えてもらえたと思います。
 その後は、外傷の手当て。大地震が発生して大規模な被害が出ると、病院が非常時状態に入ることや、トリアージについて説明し、軽いけがは自分たちで応急処置することで悪化を防ぎ、結果的に助かる人が増えるということをお話しました。その後、二人一組で実際に圧迫止血法から包帯による固定までをやり、普段使ったことのない包帯に悪戦苦闘しながらも、なんとか無事に止めていました。
 それから、安全地帯への搬送ということで二人一組でやってみたのですが、これが案外と難しかったようで、あちこちでどうやると運びやすいかについて話し合っていたようです。
 最後は担架による搬送ということで、実際に学校に備えられている担架を使って搬送をしてみました。
 子どもたちからの要望で2回やってみたのですが、2回目の患者役が担架の上でじっとしていなかったことから危険と判断し、搬送を中止してスタッフがそれを引き取りました。
 参加した子供たちからは「担架に乗っている人が動くと運ぶのが難しい」という話から、「ケガで痛くて暴れる人をはこぶのは難しそう」「やってみないとわからない」といった意見を出してもらいました。
 時間いっぱいまでしっかりといろいろな体験をしてもらいましたが、本番時にケガをしたり、ケガしている人を見かけたら、今回のような技術を使ってうまく助かってほしいなと思います。
 今回参加してくれた子ども達、そして担当の先生、いつも手伝ってくれているスタッフに、こころから感謝します。

【活動報告】人とペット防災&ペット愛護フェスティバルに共催しました

 2023年9月10日に益田市のキヌヤショッピングセンター催事場にて、どうぶつ福祉会サクラ様と合同で人とペット防災&ペット愛護フェスティバルを開催しました。
ペットを大切に思っているからこそ、自分のペットに対して責任を持つことが必要です。
 当日は総勢117名の方にご来場いただき、ペット防災クイズやペットに関するクイズや、展示されている犬や猫たちの写真を楽しんでいただきました。
 普段防災を意識していないような人が熱心に防災の展示を見てくれていたり、また、その逆に防災の展示を見に来た人がペットの写真に癒されていたりと、今回初めてやってみたのですが、意外に来場者の反応はいいなと感じました。
 こちらの準備不足でぎりぎりまでご心配をおかけしましたが、なんとか無事にイベントを開催でき、初めての異業種コラボも成功したのではないかと思っています。
 今後も機会を見て、こういった異業種間のコラボ企画を打ち出していければいいなと考えています。
 今回お話をくださいましたどうぶつ福祉会サクラ様、展示会場を快くお貸しくださったキヌヤショッピングセンター様、そしてお忙しい中ご来場くださった皆様に厚くお礼申し上げます。

【お知らせ】塩づくり体験会を開催します

 来る10月22日に益田市高津町持石海岸沿いにある持石海陽王国様で「かんたん塩づくり体験会」を開催することになりました。
 持石海岸では戦後短い間でしたが塩づくりがされていたくらいに良質な塩が作れます。今回は海水を汲んで、実際に塩とにがりを取り出してみます。
 できあがった塩とにがりは、そのままお持ち帰りいただきますので、ご家庭で塩やにがりを使ってもらうことができます。
 募集人員や申し込み方法、参加費など、詳しくは添付のチラシをご覧ください。
 皆様のご参加をお待ちしております。

【活動報告】高津川カヤック&SUP親子体験会を開催しました

 2023年8月27日に高津川において、高津川カヤック&SUP親子体験会を開催しました。
 当日は総勢6組の親子連れが、ガイナカヤックスの森山さん、佐々木さんの指導のもとで、ライフジャケットをしっかりと着用してカヤックやSUP(スタンドアップパドル)を体験し、川の流れの強さや涼しさなどを楽しんでいました。
 お昼ご飯は当研究所名物の炊き出しカレーを食べてもらったのですが、途中で近くのNPO法人アンダンテ21の方が登場し、実費でのアユの塩焼き体験もすることができました。


 午後からは雷雲による中断もあったりしましたが、参加してくださった皆さんはまったりと夏の終わりを楽しんでいたようです。
 参加してくださった皆様、遠路出雲から来てくださったガイナカヤックスの森山様、佐々木様にこころからお礼申し上げます。
 ちなみに、来年もぜひやってくださいという熱烈なご要望をいただきました結果、2024年8月25日にまたこのイベントを開催する運びとなりました。
 興味のある方、参加してみたい方は、今から日程を空けておいてくださるとうれしいです。

【活動報告】ポリ袋クッキング体験会を開催しました

 去る8月20日に津和野町町民センターで津和野町女性消防団の皆様と災害時に備えたポリ袋クッキング体験会を開催しました。
 災害後に足りなくなるものの一つに清水があります。ポリ袋クッキングは、少量の清水で洗い物をなるべく出さずにおいしく調理する技術ですが、普段の調理法とちょっと異なるコツが必要となります。
 今回は、ハイゼックス炊飯袋を使ったご飯炊き、ホットケーキミックスを使った茹でパン作り、茹で卵焼き、そしておまけで水戻しパスタをやってみました。
 参加された皆様は、段取りを理解されたら、手際よく次々と調理をすすめてくださり、和気あいあいとした空気の中で調理ができました。


 完成した後、レトルトカレーをご飯にかけて実食となりましたが、思ったよりも良い出来だったようでした。
 一番受けがよかったのが、おまけの水戻しパスタで、普段使いでガス代の節約になるのではないかというお話と、レトルトカレーとの相性が抜群によかったという新しい発見もあったようです。
 ポリ袋にも種類があり、こういった調理に使えるものと使えないものがあるのですが、今回はその違いも含めてしっかりと覚えていただき、普段の調理でも登場するのかなという雰囲気のかたもいらっしゃいました。
 知っていることと、やってみたことは同じようでかなり違い、実際にやってみると結構いろいろなことに気が付くみたいです。
当研究所の研修会では、こういった災害時の調理法などの講習会もやっていますので、興味のある方はお問い合わせください。
今回お声がけいただきました津和野町女性消防団の皆様に、厚くお礼申し上げます。

【活動報告】かっぱランド夏祭りにボランティアスタッフを派遣しました

 去る8月11日に浜田市三隅町黒沢地区で開催されたかっぱランド夏祭りにボランティアスタッフを4名派遣しました。
 当日は想像を超える多くの人が遊びに来てくれて、当研究所のスタッフたちも川の中での監視や設営、救護、受付と、楽しみながらさまざまな場所で支援活動をしていました。
 こういった地域の手作りイベントが復活してくるのを、みんな待っていたのではないかというくらいにぎやかで盛況なお祭りで、小さなトラブルはありましたが、参加してくれた方がみんな笑顔で帰ってくれたのが一番だったのかなと、参加した当研究所のスタッフたちも喜んでいました。
 今回は安全講習会からの流れでスタッフ派遣を行いましたが、普通に参加しても、スタッフで参加しても楽しいという素敵なこの「かっぱランド夏祭り」。
 来年も開催されるといいなと思います。
 お声がけいただきました黒沢まちづくりセンターとかっぱランド夏祭り実行委員会の皆様にお礼申し上げます。

【活動報告】大田市に災害ボランティア派遣を行いました


 令和5年7月の大雨による災害で、島根県大田市では家の裏や床下浸水などしたおうちがあったようで、発災当時はわからなかった被害が徐々にわかってきているようです。
 それに伴って、大田市社会福祉協議会では災害ボランティアセンターを立ち上げ、被災家屋の災害支援を行っています。
 石西防災研究所では災害復旧支援ということで、8月2日に開催された災害復旧ボランティアに2名派遣し、微力ながら災害復旧のお手伝いしました。
 15分活動しては15分以上休憩という過酷な暑さの中大勢の参加者に混じって、崩れた崖の土砂を運びだしたり、土砂の入った土のうをダンプの上で解体したりといった作業をさせてもらいました。
 今後も活動は続くようですので、お近くの方、ご都合のつく方はご参加いただければと思います。
 また、大田市社会福祉協議会ではAmazonのほしいものリストによる飲料の寄付も受け付けています。
 数時間で驚くくらい飲み物が消費される状況下ですので、現地に行けない方はこちらでお手伝いいただければと思います。


 当研究所でも、会員の都合が合うときに開催があれば、また対応していきたいと思っています。
 開催日や開催場所など、詳しくは大田市災害ボランティアセンターのウェブサイトをご確認ください。

ボランティア募集情報(8月2日現在)(大田市社会福祉協議会のウェブサイトへ移動します)

大田市ボランティアセンター飲料水ご寄付のお願い(アマゾンのウェブサイトへ移動します)