【活動報告】リモートによる防災講座を開催しました

 2024年2月18日に三重県津市のコミュニティプラザ川合様の公民館講座として開催された防災のリモート研修会の講師をさせていただき、災害とはなんだろうという基本的なことを、1時間半に渡ってみっちりとお話しました。
 リモートはリアルな空気が読めないのでやりにくいのですが、その分話が脱線せずに定時で終われるというメリットもあるなと思っています。
 リモートでも参加してくださった方が楽しんで、考えて、何か持って帰ってもらえる研修になるように精進します。
 お声がけいただきました子供教室ミラコロ様、そしてコミュニティプラザ川合様に、厚くお礼申し上げます。

【活動報告】防災研修会を開催しました

2024年2月3日に益田市民学習センターで、研修会「地震の前に何をしよう? 地震の後はどうしよう?」を開催しました。
どたばたしていてほぼ広報できなかったのですが、お二人の方にご参加いただき、なんとか開催することができました。
地震については、地元の人は案外と気にしていないのですが、過去に大きな地震が起きていないからこそ、大きな地震が来たら大きな災害を生み出すことになります。
構造上どうしても地震が起きる日本列島に住んでいる以上、地震対策は日ごろの生活から切り離すことはできないと思っています。
今回の研修会が、そのための参考になれば幸いです。
新年度は月に一度こういった研修会を定例でやっていきたいと思っていますので、興味のある方はぜひぜひご参加ください。
このたびご参加いただきました皆様に、厚くお礼申し上げます。

【活動報告】高津小学校防災クラブを開催しました。

 2024年1月17日、午後は高津小学校の防災クラブ。
 前半、能登地震のお話を少しだけして、寒い時期にどうやって保温するかということで、ごみ袋を使った防寒着づくりをやってみました。
 毎年いろいろな防寒着ができるのですが、今年の流行は袖付き。
 そしてポケット付きとなったようです。
 部屋を暖めることも大切ですが、身体が作った熱を逃がさないこともとても大切です。空気を遮断できるゴミ袋は、体の内部の熱をそのまま閉じ込めてくれるので、思った以上に暖かいものです。おしゃれに、個性を出しながら、しっかりと暖かいものを作り上げていく子ども達。
 いざというときに思い出してほしいなと思います。
 今回参加してくれた子ども達、そして担当の先生に、こころから感謝します。

【活動報告】青原小学校避難訓練を見学しました

 2024年1月17日、津和野町立青原小学校にて、地震からの避難訓練について見学させていただきました。
 生徒さんの数は少ないですが、淡々と、そしてきびきびと準備し、避難している光景はいざというときにも大丈夫だろうなという安心感を持たせてくれるものでした。
もちろん絶対ということはありませんので、引き続きしっかりとした訓練は必要だと思いますが、身を守るための避難訓練が校風になるような学校になればいいなと思います。
 また、見学後には管理者である校長先生、教頭先生から山のような質問もいただき、知っている事例を交えながら、わかる範囲で一生懸命こちらも説明させていただきました。
 避難訓練実施後に管理職の方から詳細な意見を求められることはほとんどないので、正直なところ驚くやらうれしいやらです。
 引き続きできる範囲にはなりますが、関りを持っていけたらいいなと思っています。
 この度見学を快くさせてくださいました青原小学校の皆様に、こころから感謝します。

【活動報告】川登保育園で職員向け防災研修会を開催しました。

 2024年1月13日に益田市の川登保育園で職員様向け防災研修会を行いました。
 災害後の被災地の復旧は、学校、介護施設、保育施設がどれくらい早く再開できるかでその速度が決まってきます。
 施設の災害対策は当然として、職員様とそのご家庭の安全確保が施設の再開に影響を与えることを研修会ではお話しました。
 いざというときに備えて、全ての人が自分が、そして家族がどう動くのかを決め、お互いに把握できるようにしておきたいですね。
 お声がけいただきました川登保育園様に、こころからお礼申し上げます。

【活動報告】高津小学校の避難訓練を見学しました

2023年11月7日に益田市立高津小学校で開催された避難訓練を見学させていただきました。
この小学校では年に2回大規模な避難訓練をしているのですが、今回は国道9号バイパスの脇に作られた緊急避難場所に生徒の半分が避難するということで、元々計画されている翔陽高校の校庭と二手に分かれての避難となりました。
地震発生、校舎からの避難、そして津波発生に対して高台への避難と3つの課題をどうやってクリアするのかを見ていきましたが、地震発生想定時に何の退避行動もとらないクラスがあったり、整然と並んで避難させようとしたり、校庭で全員が揃うまで待つなど、学校の訓練ならではの光景を見ることができましたが、生徒よりも先生の訓練について、少しやり方を変える必要があるのではないかと感じました。
また、今回避難場所として避難してみた、道路わきに作られた緊急避難場所は、ただの場所提供のために簡易照明以外何もないスペースです。
管理者が国土交通省となるため、市役所も具体的な何かができるわけではないとのことで、ここに避難した後、どのように移動してどのように引き続きの安全を確保し続けるのかについて行政機関同士の調整も必要なのかなという印象を受けました。
ともあれ、毎回、訓練のたびにいろいろな改善点を講評として挙げており、ほんの少しずつですが改善はされてきています。
せっかく訓練するのですから、訓練のための訓練ではなく、自分の安全を確保するための訓練になるといいなと思っています。
今回避難訓練の見学のお声がけをしてくださった高津小学校の先生方に感謝いたします。

【活動報告】初めての防災キャンプ冬の陣を開催しました

 去る11月4日から5日にかけて、益田市の北仙道公民館様で「初めての防災キャンプ冬の陣」を開催しました。
 今回は男の子6名、女の子10名、合計16名の子が、益田市、江津市、浜田市、津和野町から集まってくれて、1泊2日の防災キャンプに挑戦しました。
 ゲームや工作、火起こし、ご飯づくりと盛りだくさんのメニューでしたが、参加してくれた子ども達はみんな楽しそうに活動をしてくれていました。

 避難所に限らず、災害後にはいかに自分の生活の質を落とさないかということが重要となります。
 一度やってみて経験しておくことで、いざというときにも困らなくて済むのではないかという思いでこのイベントを行っているのですが、参加してみるといろいろと思うこともあったようです。
 初めて出会う子ども達が、それぞれの個性を認めてそれぞれに楽しんでいるのは、正直なところちょっと意外でしたが、無理やり一緒に遊ばせなくても仲良くなることはできるのだなと思いました。
 また、今回は災害時に安心して給電する方法を知ってもらうということで、島根トヨペット益田店様からハイブリット車の派遣をしていただき、実際に一升炊きの炊飯器を車の電源で炊いてみました。
 また、ふろしきワークショップをfuwariito様にやっていただき、災害時に一枚の布を使ってどのようなことができるのかも体験してもらいました。
 当研究所だけではできないさまざまな体験を、それができる方にお願いし、子ども達の体験や経験を積ませていければと考えており、さまざまなところと連携できればという思いで活動をしています。
 参加してくれた子ども達、今回お世話になりました島根トヨペット益田店様、fuwariito様、陰で調整に動いてくださった損保ジャパン様、参加を許可してくださいました保護者の皆様に厚くお礼申し上げます。

【活動報告】「防災マップを作ろう!」を開催しました

 2023年10月28日の午後、益田市の高津上市地区を中心に「防災マップを作ろう!」を開催しました。
 当日は4名の子どもが防災マップ作りに参加してくれて、小学生のぼうさい探検隊事務局からお借りしたタブレットを片手に、地区内を回りながら安全な場所や危険な場所、役に立つものを探してみました。


 上市地区は古い町並みのため、道が狭くて建物も古いものが多く、なぜか背の高いブロック塀が通りに面して作られていることから、地震が起きた際には非常に危険だということを、参加してくれた子ども達が驚いたように見ていました。
 この道は通学路でもあるため何とかしてほしいところですが、高齢化や相続人不在などでなかなか対処が難しいところも多いようです。
 理想と現実という問題はありますが、危ない場所や安全な場所をまずは可視化するところから始めなければ対処のしようもありません。
 これからもさまざまな場所で子供たちを中心にした防災マップ作りができるといいなと思っています。
 今回、あちこちで行われた様々なイベントの中、この防災マップ作りに参加してくれた子ども達と保護者様にこころからお礼申し上げます。

【活動報告】高津小学校防災クラブを開催しました

 2023年9月20日に益田市立高津小学校で防災クラブを開催しました。
 今回は前回に引き続き救急救命のやりかたです。前回は心肺蘇生法とAEDの使い方をやりましたが、今回は外傷の手当てと安全地帯への搬送法です。
 夏休みが間に入ったので、まずは地震が起きた時にどうするのかということについて、過去のクラブの内容を思い出しながら実際に警報音を出して行動してもらいました。
 全員が机の下に入ったのですが、小学生は体の大きさがまちまちで、机の下にきれいに潜ることができた子もいれば、身体の大部分がはみ出している子もいて、いざというときどうしようという意見が出ました。
 なぜ机の下に入るのかを考えてもらったら、全員が「落下物から身を守る」と答えてくれたので、実際に頭上を確認し、どんなものが落ちてきそうなのかを確認してみました。
 大切なことは、警報が鳴ったら、すぐに頭の上や周りから落ちてきたり倒れてくるものがないかの確認をすること、そして、落下物から身を守るためには、とにかく頭を優先して守ることについて説明をしました。行動を教えることも大切ですが、なぜそうしなければいけないのかをしっかり理解してもらっておかないと、いざ地震のときには身を守れない行動につながってしまいますので、その行動を取る理由について、しっかりと考えてもらえたと思います。
 その後は、外傷の手当て。大地震が発生して大規模な被害が出ると、病院が非常時状態に入ることや、トリアージについて説明し、軽いけがは自分たちで応急処置することで悪化を防ぎ、結果的に助かる人が増えるということをお話しました。その後、二人一組で実際に圧迫止血法から包帯による固定までをやり、普段使ったことのない包帯に悪戦苦闘しながらも、なんとか無事に止めていました。
 それから、安全地帯への搬送ということで二人一組でやってみたのですが、これが案外と難しかったようで、あちこちでどうやると運びやすいかについて話し合っていたようです。
 最後は担架による搬送ということで、実際に学校に備えられている担架を使って搬送をしてみました。
 子どもたちからの要望で2回やってみたのですが、2回目の患者役が担架の上でじっとしていなかったことから危険と判断し、搬送を中止してスタッフがそれを引き取りました。
 参加した子供たちからは「担架に乗っている人が動くと運ぶのが難しい」という話から、「ケガで痛くて暴れる人をはこぶのは難しそう」「やってみないとわからない」といった意見を出してもらいました。
 時間いっぱいまでしっかりといろいろな体験をしてもらいましたが、本番時にケガをしたり、ケガしている人を見かけたら、今回のような技術を使ってうまく助かってほしいなと思います。
 今回参加してくれた子ども達、そして担当の先生、いつも手伝ってくれているスタッフに、こころから感謝します。

【活動報告】人とペット防災&ペット愛護フェスティバルに共催しました

 2023年9月10日に益田市のキヌヤショッピングセンター催事場にて、どうぶつ福祉会サクラ様と合同で人とペット防災&ペット愛護フェスティバルを開催しました。
ペットを大切に思っているからこそ、自分のペットに対して責任を持つことが必要です。
 当日は総勢117名の方にご来場いただき、ペット防災クイズやペットに関するクイズや、展示されている犬や猫たちの写真を楽しんでいただきました。
 普段防災を意識していないような人が熱心に防災の展示を見てくれていたり、また、その逆に防災の展示を見に来た人がペットの写真に癒されていたりと、今回初めてやってみたのですが、意外に来場者の反応はいいなと感じました。
 こちらの準備不足でぎりぎりまでご心配をおかけしましたが、なんとか無事にイベントを開催でき、初めての異業種コラボも成功したのではないかと思っています。
 今後も機会を見て、こういった異業種間のコラボ企画を打ち出していければいいなと考えています。
 今回お話をくださいましたどうぶつ福祉会サクラ様、展示会場を快くお貸しくださったキヌヤショッピングセンター様、そしてお忙しい中ご来場くださった皆様に厚くお礼申し上げます。