【活動報告】ブルーシート張り研修をしていただきました

 去る10月23日、大田市ボランティアセンター様が開催している住宅の屋根のブルーシート張りについて学習するため所長を含む会員3名でお邪魔して、ブルーシートの張り方について実地で研修させていただきました。
 島根県大田市は2018年4月9日に最大震度5強を記録した島根県西部地震の影響で、今なお屋根の修理ができておらず、ブルーシートを張っている状態の家屋があります。
 今回は過去にブルーシートを張ったお宅で、ブルーシートが破れて壊れた屋根がむき出しになり雨漏りをするということから、改めてブルーシートを敷き直す作業のお手伝い。
 ミーティング、機材準備の後、所長は別件で離脱しましたが、残った会員2名が丁寧に教えていただきながら被災家屋の屋根のブルーシート張りについてしっかりと学習させていただきました。
 使っているブルーシートは#3000なのですが、これ以上重くなると屋根に持って上がることが難しいと言うことで、丈夫さと作業の安全性を考えて選択しているとのこと。同じ#3000でもメーカーによってかなり強度に差があるようで、ものによっては半年持たないというお話を伺うことができました。
 使われているブルーシートは寄贈品も多いそうですが、品質や使用目的が異なるものも送られてきており、そういったものを使う場合には後日張り替えることが前提の作業になってしまうようです。
 屋根に敷くブルーシートについては、寄贈いただくときにメーカーや耐紫外線性能の高いものなど、一度張ると数年は持つような強度のものを指定できれば寄付者も作業者も楽なのにねという話が会員の間では出ていました。
 ほぼ毎週活動をしておられるようなのですが、来られる方が少なく高齢の方が多いことからなかなか作業が進まないようで、今回素人の会員2名が参加したことで非常に作業効率が上がったと喜んでいただいたとのこと。


 少し距離はあるのですが、できる範囲で引き続きお手伝いができるといいなと考えています。
 ブルーシート張り以外にも災害ボランティアは続いているそうですので、関心のある方は、大田市ボランティアセンター様に連絡の上、是非一度ご参加いただければと思います。
 今回、突然のお願いにもかかわらず、快く受け入れてくださった大田市ボランティアセンターのスタッフの皆様に厚くお礼申し上げます。

大田市ボランティアセンター(大田市ボランティアセンターのFacebookへ移動します)

【活動報告】防災マップづくりを開催しました

 去る9月25日、益田市高津上市地区で小学生向け防災マップづくりを開催しました。当日は開催できる場所の確保ができず、青空教室になってしまいましたが、晴天のもと、総勢8名の子が集まってくれてタブレットを使った「地震」に対する防災マップづくりをしてくれました。


 対象地区は割と狭かったのですが、2班にわかれた子ども達はさまざまな「危険なところ」「安全なところ」「役に立つところ」を探してくれ、予定していた1時間半では時間が足りないというくらいに一生懸命やってくれました。
 コロナ禍の関係で完成させるところまではできず、後日これを取りまとめる作業をしますが、出来上がった地図は「小学生のぼうさい探検隊マップコンクール」に応募して、評価を受けたいと考えています。
 また、参加してくれた子ども達にも配布し、それぞれの災害対策に役立ててもらいたいと思います。
 参加してくれた子ども達、支援してくれたスタッフの皆様、そして取材に来たのにお手伝いしてくださった益田市市民活動支援センターの方に心からお礼申し上げます。

【活動報告】高津小学校防災クラブを開催しました。

 去る9月22日、益田市立高津小学校のクラブ活動の一つとして、防災クラブを開催しました。
 今回は「揺れに強い形って何だろう?」というテーマで、ストローとクリップを使った立体模型比較をしてみました。
 三角錐はみんな上手にできていたのですが、四角柱になった途端、自立できずに倒れるものが続出し、面の斜めに一本支柱を入れることで安定して自立することを試して見ました。
 今回の内容は、一般にはストローハウスと呼ばれているものですが、50分という時間では家を作るところまでできないことがわかっていましたので、三角と四角という形を作ってその強度を確かめるところまでを一つのプログラムとしてみました。
 担当していただいた先生からは、図工でもできそうだということで、興味深そうに子どもの指導をしていただけました。


 結果だけ書くと、できるだけ角の数が少ない方が安定しやすいので、面は三角形を基本に作ると言うことだったのですが、わかっていてもなかなか難しかったようです。
 首をひねりながらストローとクリップに悪戦苦闘してくれた子ども達と、的確な指導で子ども達をサポートして下さった担当の先生に感謝いたします。

【開催報告】防災研修会を開催しました。

 去る9月18日、益田市民学習センターにおいて防災研修会を開催しました。
 内容は「災害ってなんだろう?」ということで、災害の種類と基本的な逃げ方についてお話をさせていただきました。
 今回の参加者は当研究所の会員様ばかりで、講師をする側にとっては授業参観のようで非常に緊張しましたが、講義後に出席者の皆様からさまざまなご指摘をいただき、今後よりよいものを提供できるのでは無いかと自信をつけることができました。
 今回は土曜日の夜と言うことで、忙しく、そしてお疲れの中、参加していただきました皆様にお礼申し上げます。
 また、今後も不定期になると思いますが、小さな防災研修会を開催していきたいと思っていますので、興味があってご都合のつく方は是非一度参加してみて下さい。
 お待ちしております。

【活動報告】防災研修会を開催しました。

新型コロナウイルス感染症対策で充分な間隔と換気をしながらの研修会でした。

 2021年8月28日、益田市市民学習センターで防災研修会を開催しました。
 今回は「避難所設営、基本の「き」」というタイトルで、避難所を設営するまでの前手順について、従事する人や対象となる施設でどのような準備をしておかないといけないのかについてお話をさせていただきました。
 また、後半では避難所運営ゲーム(通称「HUG」)の最初だけを体験していただき、避難所開設で事前準備がどれ位重要なのかについて知っていただきました。

HUGで避難者をどこへ収容するかで頭を悩ませています。正解はありませんが、事前に決めておくと判断がものすごく楽になることを体験してもらいました。


 いただいたコメントでは「事前準備をかなりしっかりとやっておかないと対応が難しそう」「地元の集会所の対応がどうなっているのかを確認してみる」など、拙い説明でしたが何かを感じていただけたのかなと思っています。
 市内で新型コロナウイルス感染症が流行しているため、参加者の皆様同士の自己紹介や意見交換が充分にできなかったのが心残りですが、参加していただいた方の地域の避難所の運営が少しでも楽になるといいなと考えています。
 当研究所では、今後もこういったちょっとした研修会をやっていきたいと考えていますので、興味のある方は、よかったら事前申し込みの上で一度覗いてみてください。
 今回の研修会にご出席いただきました皆様に、厚くお礼申し上げます。

【お知らせ】ますだすまいる通信96号に掲載いただきました

 益田市役所の市民活動支援センター様が発行しているますだすまいる通信96号(令和3年8月発行)で当研究所をご紹介いただきました。
 表紙では8月28日開催予定の研修会のお知らせ、2ページ目には去る7月15日に二条公民館様のお楽しみ教室でさせていただいた防災教室の内容を掲載していただきました。
 当研究所のPRがへたくそなため、集客に苦労しているのが正直なところなのですが、こういった形で活動の一端をご紹介いただけるのはとてもありがたいことです。
 今後また掲載していただけるような内容を作っていけるように努力していかねばと、気持ちを引き締めて活動を続けていきたいと思っています。
 このたび掲載をいただきました益田市民活動支援センター様及び担当者様にお礼申し上げます。
 なお、内容については益田市民活動支援センターのウェブサイトへのリンクを貼っておきますので、よかったらみてやってください。

令和3年度市民活動支援センター情報誌「ますだすまいる通信」(96号が該当です)

【活動報告?】川遊び&水難事故防止講習会が中止になりました

 去る8月9日、益田市匹見町の広見川で今年2回目の川遊び&水難事故防止講習会を開催する予定でした。
 が、当日は台風第9号の襲来により、川遊びも水難事故防止講習もできる状態ではなく、やむなく中止させていただきました。
 今年度は会員及びそのご友人に限定したイベントとなっているため、連絡はすばやくでき、中止についてもご理解いただけたのですが、楽しみにしていた方には申し訳ないなと思っております。が、さすがに氾濫危険水位まで上昇しているような状態では川遊びなどできません。

当日の高津川高角観測所付近。かなりの濁流となっている。

 この夏、もう一度どこかでできるといいのですが、あとは天気次第。
 参加を予定されていた皆様にお礼申し上げるとともに、またご参加いただけることを願っております。

【活動報告】有害鳥獣対策その後・5

 有害鳥獣対策ということで、住宅地に出没するイノシシの捕獲が継続中です。
 前回捕獲してから1ヶ月弱になりますが、先日また一頭捕獲することができました。
 同じ檻に1ヶ月程度で再びかかるのは珍しいですが、出没している頭数が多ければこういったことも起こりうるのかなと思います。
 ちなみに、今回捕まったやつはサイズが小さかったので監視カメラを確認してもらったところ、親子連れの子を捕まえたことが判明。
 監視カメラには、母イノシシを始めとする7頭のイノシシが映っていたとのこと。
 施主様及び市役所様からは引き続き捕獲作業を行ってほしいとのご依頼をいただき、捕獲業務を継続することになりました。
 現地では現在檻が2基稼働していますが、それぞれに違ったイノシシが寄ってきているようで、引き続きイノシシとの知恵比べが続きます。
 イノシシに限らず、野生動物は一度居着くと排除するのがかなり大変です。
 事故を防ぐためにも、不要な果樹の撤去や伐採、生ゴミを放置しないなど、えさとなるものを出さないような対策をしっかりとすることが大切です。
 また、隠れ場所となる茂みなどをできるかぎり皆伐し、イノシシの姿が見えるようにしておく必要もあるのかなと思います。

【活動報告】川遊び体験会を開催しました。

 令和3年8月1日、会員様からのご要望で益田市隅村町の匹見川で川遊び体験を開催しました。
 当日は非常に良い天気で、最近雨が降っていないことから水量も少なく、小さな子でも割と安心して遊べるような状態のなかの川遊び。
 今回はあまり難しいことはいわず、川に飛び込んだり流れてみたり、魚を網で捕まえようとしたり、水辺の生き物を観察したりと、それぞれに遊びを楽しんでいました。

川の流れの強さを渡ってみることで体験してみる。


 とはいえ、水の怖さを知ってもらうという意味も込めて、目標を決めて流れを横切って渡ったのに思った場所にたどり着けないことや、流されたときに流れに逆らって泳いでもまったく進まない体験などをしてもらい、ライフジャケットでの流れ方や浮き方なども体験してもらいました。

両手両足を広げて浮いてみる。顔を起こして流れる先が見えるのはライフジャケットの効果。

 参加した子ども達はライフジャケットを着たり脱いだりしながら川での浮き方やライフジャケットの調整法を体験し、ライフジャケットを正しく着ると安心して遊べると感じてくれたようです。
暖かかったこともあって途中休憩を挟みながら2時間、しっかりと川遊びを楽しみました。


 ちなみに、川魚はすばしこくて一匹も捕まえることができず、当所研究員は悔しがりながらそれでも写真を撮っていました。
 今シーズンは会員及び会員のお友達に限定しての企画となっていますが、親子や家族で一緒に水の楽しさや怖さを知ってもらえたらうれしいです。
 突然の開催にもかかわらず参加していただきました皆様にお礼申し上げます。

【活動報告】二条公民館で防災教室を開催しました。

備蓄品リストを作っているところ。皆さん真剣です。

 去る7月15日、益田市二条公民館の二条公民館お楽しみ教室の一コマとして防災教室を開催させていただきました。
 ご依頼のテーマは「大雨」。
 前半では大雨とハザードマップを使った安全確認について、後半は自分の備蓄という二本立てでやらせていただき、なるべく「参加者の方の場合」という視点で作業ができるようにしてみました。
 平日の夜ということで、皆様お疲れだったのではないかと思いますが、参加者された皆様は非常に熱心に受講され、さまざまなご質問もいただき、講師としては非常に楽しい、あっという間の1時間半でした。
 また、非常食や非常用持ち出し袋の展示もさせていただき、実際に目で見てどのようなものかの確認もしていただけました。
 「段取り7割」という言葉がありますが、災害対策も事前準備があるのとないのではその後の対応にも雲泥の差が出ます。
 誰が聞いても同じ内容の研修なのではなく、地域や人に応じて内容を細かく変え、より災害対策を身近に、自分のものとしてもらえるといいなと思っています。
 今回の防災教室に参加してくださった皆様が災害時に安全に過ごせるように、こころから願っています。
 参加してくださった皆様、そしてお声がけくださった二条公民館の皆様にお礼申し上げます。