【活動報告】ベーシックガバナンスチェックを受けました

 一般財団法人非営利組織評価センターというNPO団体の組織運営状況を第三者として評価してくれるところがあります。
 先日、中国ろうきんNPO寄附システムのご支援をいただいた際にふるさと島根定住財団様から受けてみてはというご案内をいただきましたので、試しに受けてみました。
 提出する書類はあれこれあって準備に少し手間取りましたが、評価結果としてはいくつかの指摘はいただきましたが、大きな問題はなさそうという評価をいただき一安心。
指摘事項については今まで意識していなかった部分についてのものが多く、できるところから順次修正や作成をしていこうと思っています。
 ベーシックガバナンスチェック自体は第1回目は無料とのことでしたので、当法人も受けることができたのですが、大きな団体であればともかく、当法人のような零細NPOではなかなか独善的になりやすいと思っているので、NPO法人を運営されている方は一度受けてみてもいいのではないかと思います。
 参考までに、当法人のベーシックガバナンスチェック結果通知を掲示してみますので、興味のある方はごらんいただければと思います。

ベーシックガバナンスチェック結果通知(特定非営利活動法人石西防災研究所)

【活動報告】外遊びごはんの会を開催しました

 2022年2月27日に県立万葉公園で外遊びごはんの会を開催しました。
 当日は好天に恵まれ、総勢14名の子ども達がご飯づくりや秘密基地づくり、そのあとの自由遊びなど、さまざまな活動をして楽しみました。
 朝、一番最初は微妙に距離感のある子ども達でしたが、一緒に活動していくにつれて仲良くなってくれたみたいです。
 今回はプラスチッククッキングということでハイゼックス炊飯袋を使って炊飯してみましたが、説明通りに作っているはずなのに、できあがりはみんなまちまち。


 固いご飯から軟飯までさまざまなご飯となりましたが、みんな楽しそうに食べていました。
 一緒に作った豚汁はおうちによってかなり幅広い味の濃さの違いがあることがわかったりして、非常に面白かったです。


 このコロナ禍で、大勢の知らない子ども達同士が出会う機会がなかなか作れなくなっていましたが、ちょっとでも知らない子と一緒に遊ぶ楽しさを思い出してくれればいいなと思います。
 参加してくれた子ども達、会場の使用許可をくださった県立万葉公園、浜田から来てくれた臨時スタッフの皆さん。そして参加を許可してくれた保護者の方に、こころからお礼申し上げます。

有害鳥獣対策その後(~2022.2.12)

 ご依頼を受けているイノシシ捕獲については、現在も継続中です。
 対象地に仕掛けている監視カメラの映像では、次のシーズンも子どもが増えるんだろうなというようなシーンがあったりしていますので、このままいくとエンドレスになってしまいそうな気配です。
 イノシシは猟期に入ると罠にかからなくなる感じがしているので、猟期ぎりぎりでしたが大きい雄を捕まえることができたのには少し驚きました。
 欲を言えば、雌であれば出産を阻止できるので非常にありがたかったのですが、こればかりは仕方がありません。
 個体を一頭減らすことができたということで、引き続き圧力をかけ続けるしかないようです。
 このまま出なくなってくれればいいなと思ってはいるのですが、望みは薄そうです。

【活動報告】防災おやつ作りを開催しました

 2021年12月18日、当研究所の敷地で防災おやつ作りとして「ポップコーンを作ろう!」を開催しました。

 ポップコーンを作るためのとうもろこしは乾燥していて長期保存が利くことから、管理しやすい非常食として使えないかということと、ポップコーンを作るのが面白そうだということでの開催でしたが、総勢6名のご参加をいただきました。
 当日は小雪の舞う中で焚き火を囲み、空き缶を使ってポップコーンを作ったり、焼き芋を作ったりしました。空き缶でポップコーンを作るのは筆者も含めて初めてでしたので試行錯誤しながらとなりましたが、出来上がったポップコーンは塩やバターで味付けしてなかなかおいしかったです。


 焼き芋も、普通のサツマイモでしたが甘くてとても好評でした。また、あまりに寒かったのでぜんざいも作ってみましたが、参加してくれた皆さんには好評だったようです。寒い時期には温かくて甘いものはものすごいごちそうになりますが、これも寒さを体験してみないとわからないことではないかと思っています。
 これから寒くなってくると、外遊びにはスキーウェアなどのしっかりとした防寒着が必要になってきます。
 寒くて家の中に閉じこもっていると、寒い時期の面白さや楽しさを見つけることはできません。
 今年の冬は去年よりも少し多めに外遊びや炊き出し、おやつ作りなどのイベントをやってみたいと考えています。
 開催時にはこちらで案内いたしますので、興味のある方のご参加をお待ちしております。

【活動報告】有害鳥獣対策・その後(~2021.12.12)

 住宅地に出没するイノシシ対策として、現在当研究所では2基の檻を有害駆除として管理しています。
 前回捕まえてから、獣道が変わっていることを確認したので、今までの檻とは別に一回り小型のイノシシ檻を仕掛けてみました。
 同時に、さっぱり寄らなくなった一番大きな檻は扉を落として稼働停止とし、様子を見ています。
 途中、とある事情が発生して関係者総出で柿の木を切り倒したりもしましたが、相変わらず檻にはイノシシが来ています。
 先日は3頭の子どもがかかり、監視カメラを見てみると、その親らしき日大きなイノシシがほぼ毎日来ているので、現在はその親を狙っているところです。
 だんだんと寒くなってきて、山の餌も減ってきているところではありますが、一体全体、この住宅地近くの場所にどれくらいのイノシシが住んでいるのか、一度イノシシに聞いてみたい気がしています。
 世の中では狩猟期に入りましたので、捕獲圧が強くなってイノシシが出なくなることを願っています。

【活動報告】高津小学校防災クラブを開催しました

 去る12月1日、益田市立高津小学校で第7回の防災クラブを開催しました。
 今回のテーマは「防寒着を作る」。
 大きなビニール袋と新聞紙を組み合わせると、保温機能が高まって身体の熱を保てるという説明をし、続いて大きなビニール袋を使って簡易防寒着を参加者の皆さんに作ってもらいました。
 ビニール袋とはさみの相性が悪かったらしく、うまく切れない人が続出し、びりびりに破けてしまったビニール袋を養生テープで補修し、また破けてしまいと、かなり混乱した状況になってしまいました。


 中には新聞紙でかぶとを折ったり、覆面を作る子も現れてと、いつもの工作風景が展開されたのですが、去年と異なり、今年は割とスタンダートな防寒着が揃いました。
 空気を保存する新聞紙と外部の冷たい空気を遮断するビニール袋。これをうまく組み合わせることで体温を保持することができるのですが、今回参加してくれた子ども達にうまく伝わったかどうかは、ちょっと疑問が残るクラブ活動となりました。
 もう少し上手に内容を伝えられるようにならないといけないと反省する回でした。
 いつも賑やかに活動してくれるクラブの子ども達、そしていつもお世話になっている担当の先生に感謝します。

【活動報告】高津小学校防災クラブを開催しました

 去る11月17日、益田市立高津小学校で第6回目となる高津小学校防災クラブを開催しました。
 今回は防災オリエンテーリングと題して、校内のさまざまな安全設備や場所、そして道具などについてチェックポイントにある問題を解きながら回ってもらいました。
 これは参加してくれている子どもからリクエストがあったもので、地図を片手にそれぞれが校内に散って、いろいろな場所に貼ってあるチェックポイントの問題を探して回答を考えていました。

保健室にあるAEDを確認。ここにあるのを知らなかった子もいた。

 AEDや消火器のある場所、図書館での安全な場所の見つけ方、避難場所になる災害が何かなど、結構考えるような問題も多く、30分くらいを想定していたのですが、「おさない・走らない・しゃべらない」の「おはし」を守りながら、一番早い子は10分、もっとも時間のかかった子でも15分程度で全部のチェックポイントを回って戻ってきたのには驚きました。
 最後に答え合わせをしていったのですが、思ったよりも子ども達がいろいろなことを知っていて、彼らがいろいろと教えてくれ、また想定していなかったものが出てきたりと、こちらも驚いたりすることのできた回となりました。
 校内を走り回ることや各部屋の立ち入りについて、いろいろと調整してくださった担当の先生、それをこころよく承諾してくださいました管理職の皆様、そして楽しんでくれた子ども達に感謝します。

【活動報告】高津小学校防災クラブを開催しました

包帯を巻くのは結構難しい

 2021年10月27日に益田市立高津小学校のクラブ活動で防災クラブを開催しました。
 今回は「助けよう、助かろう」をテーマに、前日にあった避難訓練で怪我をしないように気をつけていたかという問いかけをし、その後大けがをした場合の病院でのトリアージについて少し触れ、それから圧迫止血法を中心とする応急手当と担架での搬送を体験してもらいました。

うまく巻けたかな?


 毎回時間配分がうまくできなくてドタバタになるのですが、今回はかなり強引に進めて時間内になんとか終了することができました。
 応急処置にしても担架での搬送にしても、実際に体験してみないとわからないことが多いので、今回はさわりだけでも体験してもらえてよかったのではないかと思っています。

有人で担架を担ぐと緊張感がでる。慎重に階段を上がる。


 今の学校は保健室が充実しているので、ちょっとした怪我でも保健室で手当を受けることができます。
 でも、簡単な応急処置が自分でできるようになっていると、いざというときだけでなく、普段の生活の中でも役に立つのではないかなと思います。
 毎回お世話になっている防災クラブ担当の先生と、毎回参加してくれている子ども達に感謝します。

【活動報告】小学校の避難訓練の様子を見学させていただきました

 去る10月26日に益田市立高津小学校の避難訓練の様子を見学させていただきました。
 避難訓練の見学自体はこれで3年目となりますが、年を追うごとに動きがよくなってくるなと感心しています。
 今回の想定は地震から津波発生で高台への避難という想定。
 地震の緊急速報を流し、安全点検を行った上で校庭に避難、その後近くの翔陽高校へ避難という流れです。

小学校の周囲には歩道が殆ど無く、あっても幅が狭いため普段から安全確保は大変


 6年生は1年生の手を引いて移動するのですが、歩道のない狭い歩行者ゾーンを並んで小走りな移動はかなり気を遣って大変そうでした。

交差点や横断歩道など、流れがまっすぐでない場所はどうしても人が滞留して危険


また、途中で交通量のそれなりにある道路を横断する必要があるため、本番ではちょっと危険になるかもしれないと感じた場所もありました。
参加していた子ども達は真剣に取り組んでいましたし、先生方もかなり真剣に訓練に参加されていました。

避難訓練の講評を聞く。次回に活かせるような仕掛けが必要


 いくつかの課題や気になった部分、ご質問などがありましたので、それは後日報告書として提出させていただくことになっています。
 避難訓練は誰でもできる簡単な訓練ですが、簡単なだけに馬鹿にしてしまうことも多く、成功することが目的になっている場合も多々あります。
 訓練以上のことは本番では殆どできませんので、引き続きしっかりと訓練していただければ名と思います。
 今回、避難訓練の見学を許可してくださった校長先生始めとする先生方、そして訓練を一生懸命していた子ども達に感謝します。
ありがとうございました。

【活動報告】有害鳥獣対策・その後(~2021.10.23)

 宅地に出没するイノシシ対策として、現在当研究所では2基の檻を有害駆除として管理しています。
 前回捕まえてから、檻に寄ってきてはいるもののなかなか捕まらない日々が続いていましたが、本日施主様から連絡があり、イノシシの子が2頭、罠にかかったという連絡をいただきました。
 監視カメラの画像を確認してみると、早朝に親子で来ていたイノシシの子が2頭のかかったようでした。


 捕まるのは毎回最初から設置している檻なので、何かあるのかもしれませんが、ともあれ置いておくと被害が発生するのは目に見えていますので、処分を行うことにしました。
 実のところ、施主様からの最初のご依頼は「庭にでるイノシシを何とかして欲しい」というものでしたので、ドングリの木の撤去をお願いし撤去されて後はすでに庭にイノシシはでなくなっているのですが、ご近所に被害が出ていることからできるなら捕まえて欲しいとの施主様のご希望で、もうしばらく檻を運用することになりました。
 ただ、イノシシに限らず、檻で有害鳥獣を捕獲しようとすると餌を撒くことになりますから、有害鳥獣はターゲット以外にもたくさん寄ってきます。
 捕まえることで個体数を減らせるのは確かなのですが、他の野生動物の数を増やしても困るので、正直なところ罠の運用は悩むところです。
 ともあれ、周辺で被害が続いているのも確かですので、イノシシに相手にされていない檻は位置を変えながら、もうしばらく様子を見ながらの運用をしていきたいと思っています。