寝床で使える段ボール

 災害によって、何らかの理由で家に帰れなくなって避難所などで生活しなければならなくなったとき、眠りやすさというのは非常に重要なことです。
 でも、床や地面にそのままで寝転ぶと、堅くて痛くて大概の人は熟睡できないのではないでしょうか。
 エアマットなどしっかりとした敷物があればそちらの方がいいですが、ブルーシートや床の上に直接寝なくてはいけないときにはせめて上半身だけでも体の下に敷く段ボールを探して敷くことをお勧めします。
 段ボールが一枚あるだけで体への負担が全く違います。
 そして、上半身だけでもその恩恵を受けることができれば、心身に受けるダメージはかなり変えることができるのです。
 避難施設等では、段ボールは探せば大抵の場合どこかには存在しています。それを上手に使うことで、避難生活の質が向上できるのであれば、使わない手はありません。
 よく路上で生活している人たちが段ボールハウスを作って生活していますが、床に段ボールを何層か敷いてその上に毛布などの寝具を敷いて使うといくらでも寝られるそうです。
 災害時にはそこまでたくさんの段ボールはないとは思いますが、避難している場所で快適に過ごす一つの方法として、段ボールの活用方法を考えてみてください。