備蓄する飲料水のサイズ

水にもいろいろなサイズがある。

 非常用持ち出し袋や備蓄品を用意するときに悩むのがお水のことです。
 一日2~3リットルの飲料水を準備するとなると、それだけで2~3kgの重さになりますので、非常用持ち出し袋に入れて歩こうと考えると結構大変です。
 とはいえ、水は生き延びるために必須のものですから、非常用持ち出し袋だけでなく、普段使いのカバンや車の中、職場のロッカーなどにも準備しておきたいところです。ただ、よくあるのが、2~3リットルだからといって1リットルや2リットルのペットボトルで準備してしまうこと。
 分量的には問題ありませんが、持ち歩くときや飲むときに大変なのであまりお勧めしません。
 300mlから500mlの容器で複数個持ち歩くようにすると、非常用持ち出し袋の中でもおさまりがいいですし、飲むときも楽です。
 また、一度封を切ってしまうと一日もたつと飲料不適の水になってしまいますので、小分けすることで飲めない水の大量生産も防ぐことができます。
 家の備蓄品などで料理などに使用するのであれば2リットルでも問題はありませんが、直接の飲料用は持ち歩けるサイズにしておきましょう。
 また、お茶やジュースではなく、あくまで水を持ち歩くようにしてください。
 水なら傷口の洗浄や手洗いなど、ちょっとしたことにもいろいろと使えます。お茶やジュースだとこうはいきませんので、もしお茶やジュースを持ち歩くのであれば、それとは別にお水も用意しておいてください。
 ほんのちょっとした工夫ですが、これを意識するかしないかで本番ではかなり変わってきます。
 備蓄する水の量とサイズ、少しだけ意識するようにしてください。