非常用持ち出し袋に必要な資材を示したリストには、多くの場合メモ帳と油性ペンなどの筆記具が入っています。
一見なんに使うのか分からないアイテムなのですが、これは避難後に大活躍するアイテムですので、必ず非常用持ち出し袋に入れ、折に触れてきちんと書けるかどうかのチェックをしておいてください。
メモ帳は、さまざまな伝言や避難所などのスケジュールの聞き書き、場所取り、記録などさまざまなことに使います。緊急連絡先なども忘れないように書き留めておくと、あとで非常に助かることがあります。
筆記具では油性ペンが大活躍します。印をつけたり、記録を取ったり、油性ペンの性質上、さまざまなところに書けますので、もしも紙が無くてもその場にある物がメモ帳代わりになることもあります。
メモ帳はあると助かるというアイテムですが、油性ペンや鉛筆などの筆記具は無いと困る物の一つです。
準備が面倒くさいという人でも、最低一本は何か書くことのできる道具を準備しておきましょう。これがないと連絡一つ取るのにも大変な苦労をすることになります。
筆記具で言うと油性ペンが万能に思えるのですが、残念ながら濡れている面には書くことができません。そのため、濡れている面にも書くことのできる鉛筆やダーマトグラフ、クレヨンなどを一緒に入れておくと便利です。
いずれにしても、非常用持ち出し袋だけでなく防災ポーチや備蓄品の中にも、メモ帳と筆記具を忘れないように入れておきましょう。
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筆記具とメモ帳
災害発生後にさまざまなことを記入しておく備忘録として用意しておきたいのがメモ帳です。
メモ帳と一口に言っても、大きいの、小さいの。耐水性のあるもの、字が書きやすいものなどさまざまですが、伝言メモや張り紙といったことにも使うことを考えると、耐水性のあるものがよさそうです。
では筆記具はどうするかというと、やはり耐水性のことは重要ですが、それ以上に書いたものがにじんだりかすれたりせずきちんと読み取れる状態になっていることが大切です。
その条件で考えると、鉛筆、油性ペン、ダーマトグラフ、クレヨンといったところが候補になります。
それぞれ一長一短あるので一つあればいいということにはならないと思いますが、メモを取るのなら鉛筆がいいでしょうし、油性ペンならガラス以外のものなら殆どしっかりと書き込むことができ、なかなか消えないのが強みです。
ダーマトグラフやクレヨンはガラスなど油性ペンが苦手なところにもしっかり書けますし、不要になればすぐ消せるという強みがあります。
筆記具とメモ帳、案外と使うことが多いので、非常用持ち出し袋だけでなく、防災ポーチなどにもいくつか種類を変えて揃えておくといいのではないでしょうか。
ちなみに筆者の非常用持ち出し袋には、キャップ付き鉛筆と油性ペン、それにダーマトグラフが入れてありますが、先日使おうとしたら鉛筆の芯が折れていました。
鉛筆を持って歩くときには、鉛筆削りなどの鉛筆が削れる道具もわすれてはいけないなと感じました。