今日は救急の日です。

 本日は9月9日、語呂合わせで救急の日です。
 救急というと、まっさきに思いつくのが救急車。でも、石見の西部地方は面積が広くて距離があるので、救急車をお願いしてから到着するまでに数十分から1時間はかかります。
 そのため、救急車の到着までどのようにして救急車が必要な人の命を繋ぐのかが問題となります。
 簡単な傷の手当てや心肺蘇生、AEDの所在地や使い方など、ちょっとしたことを知っておくだけでも、いざというときに命が助かるか助からないかといった違いを生み出しますから、できればそういった学習をする機会を設けて、しっかりとした技術を身につけて置きたいものです。
 新型コロナウイルス感染症の関係で日本赤十字社や地区消防本部が開催する救命講座は殆ど行われていませんが、知識だけでも知っておいて欲しいと思います。
 youtubeの東京消防庁公式チャンネルで提供している心肺蘇生と怪我への応急手当の動画をリンクしておきますので、救急の日にあわせて見ていただけるとうれしいです。

コーピングリストを作っておこう

 コーピング、とは聞き慣れない言葉かもしれませんが、災害や事故など何らかの事情で精神に負担がかかる状態を解消するための方法だと考えてもらえばいいと思います。
 精神に負担がかかる状態、よくストレスと言われますが、このストレスを与えるものが無くなるのがストレス解消には一番の解決法です。
 ただ、大抵の場合にはストレスを与えるものが無くなることはありません。
 そこで、何か起きたときに自分が安心できたり落ち着いたりできる方法を紙などに書き出して平常時にリスト化する、このことをコーピングリストを作ると言います。
 そのリストを普段からいろいろと試してみると、その方法が自分のストレス解消に向いているかどうかがわかると思います。
 具体的には、ストレス解消なので、ある程度は自分が楽しいと感じられることが要件になると思います。
 それが寝ることでもダンスすることでも音楽を聴くことでもいいです。なるべくたくさん見つけておきましょう。
 そして、いざストレスを感じたときにその厳選されたリストに載っているあれこれをやってみることで精神的に落ち着きを取り戻すことができます。
 短い期間であれば我慢するのも一つの方法ですが、長期戦ではそういうわけにもいきません。
 心を折らないためにも、自分が楽しいと思えることをリストにして、ストレス解消の準備をしておくようにしてくださいね。