土砂災害に気をつけよう

 梅雨入りしていますが、びっくりするくらい天気が穏やかです。
 ただ、年間の総雨量はさほど変わっていない様子なので、雨が降るときには大量に短時間で降って帳尻を合わせているような気もします。
 雨が降るときに気をつけないといけないのは、川の氾濫、内水氾濫と土砂災害です。
 このうち、土砂災害はあらかじめ発生しそうな場所に対して「土砂災害警戒区域」や「土砂災害特別警戒区域」と言われる地域指定がされていて、災害が予測されるような場合には早めの避難行動を取るように呼びかけられています。
 俗に言う「イエローゾーン」「レッドゾーン」といわれるものですが、その地域に住んでいる人は意識していても、そこを通勤や通学経路として使っている人達はあまり意識をしていないと思います。
 ただ、土砂災害は時間や相手を選んで発生するものではありませんから、いつ起きても対応が取れるように、状況に対する行動を考えておく必要があります。
 島根県内では、島根県土木部が「マップonしまね」で情報を公開していますので、是非一度確認しておいて欲しいと思います。
 市町村作成のハザードマップにも組み込まれているはずですが、しっかりと確認をしておいて、いざというときに備えておきたいものですね。

マップonしまね」(島根県のウェブサイトへ移動します)
※「マップonしまね」は使用前に利用許諾の同意が必要です。

イエローゾーンとレッドゾーン

 一昨年くらいから、石西地方でも土砂災害特別警戒区域、これを「レッドゾーン」と呼ぶそうですが、その指定についての説明会が進められています。
 現在は土砂災害警戒区域というのが指定されているのですが、このうち家などの建築物に損害がでそうな区域を土砂災害特別警戒区域として指定をし、建築制限などの規制を行うことになったそうです。
 現在の土砂災害警戒区域を「イエローゾーン」、土砂災害特別警戒区域を「レッドゾーン」として指定し、被害を未然に防ぐ対策を取っていくとのことで、人的被害の防止を最優先に取り組んでいくとのことでした。
 自分が住んでいる場所や地域がイエローゾーンやレッドゾーンに当たっているかどうかは、市町役場や支所、一部公民館、島根県の各県土整備事務所に備え付けてある地図で確認ができるそうです。
また、島根県の運営する島根県危険箇所検索システム内の「土砂災害警戒区域・土砂災害特別警戒区域」でも地図の確認が可能だそうですので、一度確認をしておくことをおすすめします。
 イエローゾーンやレッドゾーンは大雨が降ったときなどに土砂崩れや地滑りが起きる可能性の高い地域ですので、もしもあなたの住んでいる場所や避難経路にこれらの土地が含まれていた場合には早めの避難や避難路に組み込まないなどの対策が必要となってきます。
 なお、イエローゾーン、レッドゾーン等、土砂災害防止法の細かい内容については島根県土木部の該当ページのリンクを張っておきますので、そちらをご確認いただければと思います。