車の燃料の量と行動の自由は直結しています。
特に車が普段の生活に必要な地域に住んでいる人にとっては、車の燃料はある意味生命線を握るといってもいいでしょう。
もしあなたが車が普段の生活に必要な地域に住んでいるとしたら、あなたは車の燃料をどんなタイミングで注いでいるかを考えてみて下さい。
もしもあなたが燃料警告ランプがついて補給する癖がついているようなら、できるだけ早めにその癖を直すことをお勧めします。
できれば、燃料計が半分を切ったら燃料を注ぐ癖をつけておきましょう。
大規模災害に襲われると、当面の間は燃料が届きません。そして、車が無事だった場合には、本来の用途以外にもいろいろと使われることになります。
例えば止まるための簡易寝床として。あるいは暖房・冷房器具として。それから発電機としても使われることがあるでしょう。
非常に便利な道具なのです。
でも、基本は燃料があるからそれらに使うことができるわけで、燃料が切れてしまうとただの金属の塊と化してしまいます。
被災地だけではありません。
どこかで大規模な災害が発生すると、それ以外の地域の燃料供給が途切れがちになることも多いですから、燃料があると言うことは自分の自由を保障するという意味でも大切なのではないかと思います。
東日本大震災では、発生から半年くらいは燃料輸送用のタンクローリーが不足したことから被害のなかった離れた地域でも燃料の給油制限が行われていました。
災害が直接起きていない地域であっても、燃料不足が起こる可能性があるのです。
万が一に備えて、車の燃料はできるだけ残量があるようにしておいてくださいね。
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小さな子の避難で気をつけること
地震などの災害では、自分の荷物を背負って歩ける年齢であれば自分で歩いてもらった方が安全に避難をすることができることが多いです。
ただ、大人とは異なる危険がありますので、今日はそのことに少しだけ触れたいと思います。
1.粉じんを意識する
地震後や水害後など、災害時や災害後には地面から1m程度はさまざまな粉じんが舞っている場合が多いです。
地面を見るとうっすらとかすんだように見えることもありますが、小さな子はその中を自力で突っ切っていかなければなりません。
その時、目や呼吸器に粉じんが入ると炎症を起こしたりさまざまな呼吸器や目の病気が発生することがあります。
そのため、ゴーグルとマスクは必須アイテムだと考えて下さい。
ゴーグルは水泳用、マスクも普通のもので構いません。なるべく粉じんに触れる時間や量を減らすことが目的です。
また、粉じんを身体につけないために、避難中は夏場であってもポンチョのような雨具を着て肌の露出を防ぐようにするとかぶれたりせずにすみます。また、自転車用で良いのでヘルメットを被っておくとより安心です。
非常用持ち出し袋にいれる救急箱の中には、目薬と保湿剤は必須、余裕があればうがい薬を入れておくと粉じんによるさまざまな病気を防ぐことができます。
2.できる範囲で自分のものは持たせる
小さな子だとついつい大人が全ての荷物を持ってしまいがちになりますが、もしもはぐれたとき、子どもの荷物を全て大人が持っていると、子どもは何もできなくなってしまいます。
幼稚園や保育園ではリュックサックで自分のものを持って移動するような日常を過ごしていることも多いと思いますが、自分の持てる量でいいので、水、食料、着替え、そして名前や連絡先を記入したパーソナルカードを必ず持たせるようにしましょう。
また、水や食料については持っているだけでなく、いざというときに食べたり飲んだりできるように練習もしておくようにしてください。
3.靴は滑りにくいものを普段から履く
小さな子の靴は、どうしてもデザイン優先になりがちですし、長距離を歩けるようになっていないものも多く見られます。
ただ、災害時には自力で避難することが原則となりますので、靴底が滑りやすいような構造のものだと危険になりかねません。
地面がしっかりとグリップできるような靴を普段から履かせるようにしてください。
場合によっては、長靴なども選択肢にはいるかもしれませn。
4.両手を空ける
小さな子はちょっとしたことで身体のバランスを崩しやすいので、非常用持ち出し袋は必ずリュックサックにします。
そして、空いた両手には軍手でいいので手袋をつけるようにしてください。
そうすることで、がれきの間をバランスを保って移動するときや転びかけたときに手をついて身体の安全を確保することができます。
5.普段から地域を歩いておく
歩く習慣をつけておくことで、いざというときでもへたらずに避難することができます。
特に田舎では移動手段が車ということも多いですから、どうかすると一日に歩く歩数が千歩いかないこともあると思います。
意識して歩くこと、できれば家族で散歩する習慣をつけて、家の周りにどんなものがあって、どこが安全か危険かを確認しておくと、最悪こどもだけでも安全に避難できる確率が上がります。
また、会話することで家族の仲もよくなりますし、歩くことはいろいろな意味で身体にいいです。
どれくらいの年齢から自分で自分の荷物を持って歩けるのかという質問をいただくことがあるのですが、それはその子次第という回答をしています。
歩き慣れていない子は小学生になっても難しい場合もありますし、年少さんでも自分の荷物をもってトコトコと歩ける子もいます。
普段から子どもといろいろとやってみたら、その子がどういった状態になるのかはわかると思いますので、しっかりと子どもの様子を見て、その子にあった準備をするようにしてください。
ちなみに、幼稚園や保育園では避難訓練をやっていると思いますので、その様子を見学させてもらうとわかりやすいかもしれません。
また、ぬいぐるみとリュックサックの選択で悩まれていた保護者の方がおられましたが、子どもが安心できるなら、ぬいぐるみは持って避難して下さい。その時、ぬいぐるみが粉じんまみれにならないように、ビニールなどでくるんでおくことを忘れないようにして欲しいと思います。
いずれにしても、こどもは親が思っているよりはずっとタフです。ちょっとしたことでいろいろなことができるようになりますので、一緒に楽しんで災害対策をしてみてくださいね。
おんぶはできる?
先日、研修会で助産師さんのお話を聞く機会がありました。
その中で、「最近の子育てではあまり子どもをおんぶせず、おもに抱っこで対応している」とのお話があり、乳幼児の避難では子どもをおんぶしてくださいという説明をしている身としては、ちょっと気になって講師の方にお話を伺ってみました。
話を聞いてみると、最近の抱っこひもはおんぶ紐にもできるようになっているそうで、おんぶ紐自体がなくなっているわけではないとのこと。
ただ、普段抱っこでしか使っていない抱っこひもを、災害からの避難だといって急におんぶをすることは難しいのではないかというお話でした。
抱っこではどうしても重心が前側に来るため、地震の揺れに遭遇すると高確率で転んでしまったり、避難するときの移動の安定も悪いのではないかとの認識を伝えてみると、助産師さんもおんぶをすることに慣れてもらうことが大切だし、おんぶは子どもにもいいのではないかと思っているという回答をいただきました。
親と同じ目線で同じものを見ることができるのは、おんぶしているときにしかできない特権です。
子どもの顔を見ながらあれこれするのは安心ですし、目の前にいることで話しかけやすいのも確かなのですが、やはり災害時の避難のときまで抱っこというのは危険なのではないかと感じています。
おんぶはおんぶしている側の腰の負担の抱っこに比べると軽くて済みますから、もっとおんぶする機会を設けてもいいのではないかと思います。
「やったことのないことはできない、やり慣れないことはうまくいかない」から訓練するのが防災の考え方です。
いざというときに備える意味でも、普段からある程度はおんぶしておくことをお勧めします。ちなみに、下でご紹介しているのは4種類の抱き方ができる抱っこひも。リンク先の紹介文では20kgまで対応しているそうなので、値段はしますが選択肢として考えてみてもいいのかなと思っています。これに限らず、もしもこれから準備するのであれば、おんぶ機能をもった抱っこひもを準備するようにしてくださいね。
簡易トイレと猫の砂
大規模避難所などで多くの人が避難する場所では、トイレの衛生環境が急激に悪化することがあります。
特に水洗式トイレの場合には、断水が発生すると水で流せなくなった汚物がどんどん溜まっていき、大惨事になることもよく起こります。
そうならないためには、断水が発覚した時点でトイレの使用を一時的に禁止すること。そして早急に流すための水を確保することです。
水が確保できた上でトイレの利用を再開すれば、臭気や汚染を防ぐことができます。
ただ、水が確保できない場合にはいつまでもトイレを使用することができませんから、念のために簡易式トイレの準備をしておいたほうがよさそうです。
簡易式トイレには持ち歩くのに便利な個包装型と多くの人が使うのに適した大人数用があります。
準備するのはどちらでもいいですが、利用するにあたっては排泄を見られないようにするための工夫も考えておいてください。
また、臭気という点では猫の砂が非常に優秀です。
もし猫を飼っているのであれば、猫の砂の常備量を増やして非常時に備えるのは有効だと思います。
猫の砂の難点は、人が用を足すとあっという間に砂がなくなること。
また、人が猫の砂を使っていると、猫が怒るかもしれません。
いずれにしても、水や食料だけでなく排泄にも目を向けて、どのように準備したらいいかについて考えておくことをお勧めします。
装備によくあるホイッスル
防災時に持ち出すさまざまなアイテムの一覧表を見ると、かなり高い確率でホイッスルが入っています。
これは生き埋めや孤立状態になったとき、声を出さなくても音で周りに自分の所在を知らせるために入っているのですが、防災セットを背負った状態で、必要な状況になったときにこのホイッスルを吹くことが可能でしょうか。
例えばホイッスルが肩当てや胸ポケットに入っていれば吹くことは可能かもしれません。
でも、買ってきたそのままの状態で保管されていた場合、ホイッスルを吹こうと思ったら相当な手間がかかりますから、生き埋めや閉じ込められている状態では、吹くことはかなり難しいのではないでしょうか。
つまり、自分が助かる目的でホイッスルを準備するなら、常にすぐ取り出せる場所につけておかないと意味がないと言うことです。
ホイッスルの構造に関して言えば、できるだけシンプルであることが望ましいです。
照明とセットになっていたり、中に自分の情報を記載したパーソナルカードを収納できるものもありますが、異なる機能のものを一緒にすると、本来のホイッスルの目的が達成できないものが多いので選ぶときには単純なものをお勧めします。
その中でも、水に濡れたり埃の中でも吹けるように、本体内に音玉のない単管タイプのものがおすすめです。また、市販品でも「防災ホイッスル」としていろいろ販売されています。
値段は単純な単管のものよりは高くなりますが、値段の分だけ性能はしっかりとしていて、例えば人に聞こえやすい周波数を出すとか、少ない息でも大きな音が出せるとか、値段相応の付加価値がつけられています。
もちろんそうでないものもたくさんありますので、選ぶときには自分にあったものをよく考えて選ぶようにしてください。
それから、別に一本だけ持つことにこだわる必要はありませんので、安いものをあちこちに入れておくというのも一つの方法です。
自分がやりやすい方法を考えて準備しておきましょう。
ちなみに筆者の場合、ホイッスルは家や車の鍵の束に一緒につけています。
四半世紀くらい前に防災研修会でもらったものですが、単純な単管式で管自体が肉厚のおかげか、未だにしっかりと甲高い音が出せます。
たまに音を出してみて、どんな音がするのかも試しておいてくださいね。
コーピングリストを作っておこう
コーピング、とは聞き慣れない言葉かもしれませんが、災害や事故など何らかの事情で精神に負担がかかる状態を解消するための方法だと考えてもらえばいいと思います。
精神に負担がかかる状態、よくストレスと言われますが、このストレスを与えるものが無くなるのがストレス解消には一番の解決法です。
ただ、大抵の場合にはストレスを与えるものが無くなることはありません。
そこで、何か起きたときに自分が安心できたり落ち着いたりできる方法を紙などに書き出して平常時にリスト化する、このことをコーピングリストを作ると言います。
そのリストを普段からいろいろと試してみると、その方法が自分のストレス解消に向いているかどうかがわかると思います。
具体的には、ストレス解消なので、ある程度は自分が楽しいと感じられることが要件になると思います。
それが寝ることでもダンスすることでも音楽を聴くことでもいいです。なるべくたくさん見つけておきましょう。
そして、いざストレスを感じたときにその厳選されたリストに載っているあれこれをやってみることで精神的に落ち着きを取り戻すことができます。
短い期間であれば我慢するのも一つの方法ですが、長期戦ではそういうわけにもいきません。
心を折らないためにも、自分が楽しいと思えることをリストにして、ストレス解消の準備をしておくようにしてくださいね。
要冷蔵品とクーラーボックス
あなたのおうちに冷凍食品やクーラーボックスはありますか。
災害時に停電になったとき、要冷蔵のものをクーラーボックスに収めてその上に冷凍食品や保冷剤を載せておくと、ある程度までは保存が可能です。
クーラーボックスの保冷効果は高いほど長時間持ちますが、普通の外遊びに使うようなものでも構いませんし、折りたたみできる簡易なものでも構いません。
これが一つあると非常に便利ですので、もしお持ちでないならば準備しておくといいと思います。
ポイントは、使う際には冷凍食品や保冷剤は要冷蔵品の上に載せること。
冷気は低いところへ移動する性質があるので、底に敷くと思ったほど冷たくなりません。要冷蔵品の上に載せると、全体がよく冷え、冷気も長持ちします。
この方法、災害による停電時だけでなく、思わず要冷蔵品を買いすぎてしまったときにも役に立ちますので、覚えておいて損はないと思います。
あなたの安全は誰が確保するのか
あなたの安全はあなたが確保しなくては誰も助けてはくれません。
そのために災害対策の知識を身につけ、さまざまな訓練も行っているわけですが、ここで一つ質問です。
質問
「あなたが所属している組織のBCP(事業継続化計画)では、発災時にあなたの安全は誰が確保することになっていますか?」
実は、ここがはっきりしていないBCPはBCPと呼ぶには不完全です。
BCP、業務継続化計画を策定する際に重要な要素の一つが人的資源の被害対策で、人が全く介在しない組織というものは存在しないので、そこに関わる人の被害対策はきちんと明記しておかなければなりません。
ですが、なぜか多くのBCPはここが非常に曖昧になっています。
また、定義していても業務中に限定されていることが殆どで、通勤・登校時まで決めているところはあまりありません。
さらに言えば、出社・登校時に出るべき場合、出ない場合の判断にまで言及しているところがどれくらいあるでしょうか。
その部分がはっきりしていないため、発災後に通勤・登校時に被災した人がどう行動すべきなのかが判断できず、通常と同じ行動をとろうとしてしまって混乱が発生します。
いきなりやってくる地震だけでなく、台風や大雨・洪水といった場合に公共交通機関が止まっても出社・登校しようとする人がたくさんいることは、防災の視点から見るとちょっと異常です。
ではなぜ通常の行動をとろうとするのかを考えてみます。
一言で言えば、「出社・登校しないことにより被る不利益が出社・登校することにより被る不利益を上回るから」。
出社・登校しないことにより被る不利益は無断欠勤や欠席という目に見える形で自分に直接降りかかってきます。
でも、出社・登校することにより被る不利益は社会全体に対する影響であって、自分への不利益は表面上感じません。
そこで出社・登校するという行動に出てしまうのです。
そして、出社・登校することによって生じた不利益は出社や登校を命じる人にはまったく悪影響がないということで、社会的な視点を持たない組織は平気で出社や登校を促し、出てこない人にはペナルティーをかけてしまうのです。
ではどうするのか。
あなたの安全はあなたが確保するのは大前提なので、その行動を会社や学校が認めればよいのです。
同じ出勤・登校下の被災でも、いる状況や環境によって発生している内容はさまざまです。
それを全部BCPで想定して決めるのはものすごい量になってナンセンスですし、出勤・登校する人もそんな内容は覚えられないし、第一見ません。
BCPの人的資源に対する組織の被害対策は「通勤・登校時の被災時の安全確保については各個人が責任を持つ。組織はそれを最善の行動として認める」の一文を記載すれば済みます。
そうすることによって、社会的な混乱を防ぐことができ、面倒くさいBCPも簡単になり、出勤・登校する人も安心して自分の安全確保をとることができるようになります。
公共インフラを守る組織は非常時には出社して公共インフラを復旧・維持しなければならないのでやむを得ないとして。社会的に何の意味もないのに無理矢理出社・登校させようとする組織はあなたには興味がないと言っているのと同じですから、所属することに対して、ちょっと考えた方がいいかもしれませんね。
非常用持ち出し袋に求められること
非常用持ち出し袋を作るときには、十人いれば十通りのこだわりが出てくると思うのですが、どんな非常用持ち出し袋を作るにしても一つだけ気をつけておいてほしいことがあります。
それは、「その非常用持ち出し袋、持って走れますか?」ということ。
非常用持ち出し袋についてはさまざまなところで書かれていますし、ここでも何度も紹介しているところですが、せっかく作っても持って移動ができなければ意味がありません。
非常用持ち出し袋を作るときによく言われているのは男性15kg、女性10kgくらいまでとされていますが、これを実際に持ってみるとかなり重たいです。非常用持ち出し袋に詰めるときの詰め方を上手にしないと、普通に詰めたのでは背負っても歩けないかもしれません。
そこで、非常用持ち出し袋を作るときにはその非常用持ち出し袋を持って避難しなくてはならなくなったとき、それを持って走ることができるかどうかを考えてみて下さい。重たくて走れないというのであれば、自分が背負って走れるくらいまで重量を軽くしておくことです。
その結果、中に詰めることができなくなるものも出てくると思いますが、ある部分は割り切って考えることも重要です。
また、小さいお子様がいる場合には非常用持ち出し袋を背負うことができないかもしれません。
そんなときには、大きなベストを用意して、その中にさまざまなグッズを詰めておくことで、非常用持ち出し袋の代わりにすることもできると思います。
中身をあれこれと悩む前に、まずは自分が背負って走れる重量を確認するところから始めて下さい。
暖める場所冷やす場所
人間の体温は一定の温度に保つための恒温性が働いています。
ただ、周辺環境が悪くなったりすると、寒いときには低体温症、暑いときには熱中症になって体温の調整がきかない場合も出てきます。
寒いときには暖かいところへ、暑いときには涼しいところへ移動することは大切なことですし、寒ければ服の中に空気を閉じ込める、暑い場合には風をあてることで寒暖の調整をすることもできます。
ただ、それでも寒かったり暑かったりすることがあると思いますが、そんなときには体の中の大きな血管の熱を調整することで体温を調整してみてください。
大きな血管が比較的肌に近い場所にあるところは、のどの両側、肩甲骨の間、脇の下、太ももの付け根です。
ここを暖めたり冷やしたりすることで、体温の調整を行うことが可能です。
体を冷やす場合には手のひらを冷やすことも効果的。ただ、手のひらの場合にはあまり冷たいものではうまくいかないので、氷よりは水の方がいいと思います。
体の機能を上手に使って、低体温症や熱中症を予防していきたいですね。