去る6月21日に益田市立高津小学校で、本年度第2回目の防災クラブを開催しました。
今回は地震を体験できる起震車が益田地区に来ていたので、消防署にお願いして子供たちに実際に地震がどのようなものかを体験してもらいました。
子ども達が体験した地震は東日本大震災と阪神淡路大震災。どちらも震度7の地震ですが、東日本大震災は海溝型、阪神淡路大震災は活断層型と、発生した原因が異なるために揺れ方も違います。
最初は遊園地のアトラクションを待つように楽しそうな子供達でしたが、実際に揺れを体験してみるとかなり驚いたようで、起震車から降りてもまだ揺れている気がする子や、他の人が体験しているのを食い入るように見ている子もいました。
この体験をした後で普段学校でやっている避難訓練での揺れた時に机の下に隠れることができるかや、先生が言われるような避難ができるかについて聞いてみると、「無理!」という回答が返ってきました。
それまでは漫然とやっていた訓練でも、実際に揺れを体験してみたことで考えるところがあったらしく、すごく真剣に考えていました。
イメージできなかったことがイメージできるようになってくると、訓練する様子もだんだん変わってきます。今回の起震車体験が今後子供たちの安全確保につながるといいなと考えています。
今回起震車を配車してくださった益田広域消防本部の皆様、クラブ担当の先生、そして参加してくれた子供たちにこころからお礼申し上げます。