「避難所は、あなたの命を守り繋ぐための場所の提供であって、避難者をお客様扱いしてくれる場所ではない」
当たり前のことなのですが、普段災害対策から遠ざかっている人ほど、避難所で周囲に迷惑をかけるというのはもはや定番のようです。
もし避難先でお客様として過ごしたいのであれば、避難所ではなく、被災地外の民間ホテルや旅館に避難しましょう。対価は要求されますが、対価相応のお客様扱いはしてもらえるはずです。
避難所はあくまでも「場所の提供」なので、衣食で必要なものは全て持参しなければなりません。
ですから、水や食事が配給されないからといって文句を言うのはお門違いです。
布団がないからといって文句を言ってはいけません。寝具が必要なら、避難時に持参しなければいけません。
明るかったり、うるさかったりしても、一般的常識の範囲であるなら、文句を言うべきではないでしょう。
そして、他の避難者が衣食や寝具を持参して快適生活をしていたとしても、それに対して文句を言ったりうらやんだりすることは御法度です。
あなたののどが渇いていたり、お腹が空いていたり、寒かったりするのはあなたの準備不足です。
避難所で家と同じような生活を送ることは難しいでしょうが、できるだけ生活の質を落とさないようにするためには、事前のしっかりとした準備が必要なのです。
さて、あなたの準備はできていますか。