災害に限らず、事故現場や普段の生活の中で、怪我や病気の人の救助を行うことがあるかもしれませんが、そのときの段取りについて考えたことがありますか。
日赤や消防などで救助法を教えてもらうと、まず最初に言われるのが「自分の安全確保」です。自分が安全でないと他人を助けることができないのと、危険な場所では救命処置はしないということを徹底して言われます。何かが起きているところというのはいろいろな意味で危険が潜んでいます。人を救助することは一刻を争いますが、慌てずにまずは要救助者と周辺の観察をしっかりと行いましょう。
頭や背骨などに外傷が発生している場合には基本的に動かせませんが、そうでない場合には、まず要救助者を安全な場所まで移動させ、それから手当に入ります。
また、病気などで吐瀉物などがあった場合には、それに対する備えを準備してから対応にあたらなければ自分まで感染してしまう可能性が発生します。要救助者が救助できても、自分が死んでしまっては何にもなりません。
まずは安全確保。自分が怪我をしたときでも、安全確保とそのための確認はしっかりと行いましょう。