寒くなってくると空気が乾燥してきます。唇が切れることも多くなるので、リップスティックは必需品。というわけで、今年も仕入れてきました。
パッケージを眺めていると、ふと気になる「ワセリン」という文字。ワセリンは石油から作られている保湿剤の一つなのですが、パラフィンの一種、つまり燃料になる材質でできています。
・・・もしかして、真ん中に芯を刺したらろうそくが作れるんじゃなかろうか。
というわけで、試しにろうそくを作ってみることにしました。
材料は、リップスティック、芯用のたこ糸、そしてはさみ。
リップスティックは案外と柔らかいので作業はスティックケースの中でやりたいところですが、中央部に押し上げるねじがついているので、ケースから頭を出しておきます。
お試しなので芯となるたこ糸は短めに切ります。そのままだと糸が太すぎるので、撚ってあるうちの一本を抜き取って芯にします。
リップスティックの中央部に押しピンで穴を開け、そこにたこ糸を押し込むと、
なんとなくそれっぽいものができました。
火をつけてみると・・・。
ちゃんとろうそくになってます。火力はろうそくよりも強いです。
ただ、その分リップスティックの消費も早い感じで、1分経たないうちにパラフィンが流出を始めました。
メントールが助燃剤になっているのでしょうか?
ともかく、いちおう予測通りろうそくにはなりました。火を消して試してみましたが、いちおうリップスティックとしても使えました。
結論ですが、リップスティックはろうそくとして使うことは可能そうです。ただ、燃焼速度が速いので、ろうそくとして使うときにはケースから出して使った方が安全かもしれません。目方が少なく燃焼時間が短いので、あくまでもろうそくがなくて明かりが欲しいときの一つの応急的な手段として使えるかもしれないといったところです。
他にもワセリンが含まれているものは燃料として使えるはずなので、また近いうちに試してみたいと思います。
あ、もしもやってみようという奇特な方がいらっしゃる場合には、自己責任であることと、周囲の安全確保をしていただくようにお願いいたします。