災害対策の準備はしっかりとしておいたほうがいいです。

 台風15号と台風19号では関東を始めかなりな被害が出た、というよりも現在進行形で発生しているようです。被災された方には一刻も早い復旧と生活再建がうまく行きますようにお祈り申し上げます。
 さて、当研究所のホームページには最近一つの特長があります。
 普段は一日数件~十数件のアクセスしかないのですが、今回の大規模台風ではそれぞれ前日、当日に一日で200件から400件という爆発的なアクセスを頂戴しました。
 見ていただいていた内容でアクセスの多かったものは「懐中電灯でランタンを作る方法」「ピクトグラムの見方」でした。ピクトグラムは分かるのですが、どうして懐中電灯でランタンを作る方法がそんなにアクセスがいただけたのかが、正直なところさっぱりわからないところです。
 正直なことを申し上げると、懐中電灯で簡易型ランタンを作るよりも既製品の電池式や充電式ランタンを準備した方が楽ですし効率的で安定しています。
 当研究所では所長を始めさまざまな妙な研究をしているのですが、それはものが無い場合にどうするかというところがスタートで代替品を考えようというもの。
 例えば、カセットコンロがあればアルミ缶で簡易コンロを作る必要はありませんし、電池式ランタンが1台あれば、ツナ缶ローソクは必要ないでしょう。
 大前提は必要だと思うアイテムをきちんと準備し、それを自分が使えるようにしておくことです。
 その上の情報として、当研究所の妙な研究の数々があると思っていただければと思っています。
 どんなものでもそうですが、その目的で開発された専用の品には、いくつかの目的を兼ね備えたアイテムは基本的に勝つことができません。ただ、能力の一部を保管できるというのに過ぎないのです。
 災害前にたき火の付け方を調べるのであれば、ホームセンターに出かけてカセットコンロを買ってきて欲しいと思いますし、お水を濾過する高価な濾過器を準備するのであれば、ペットボトルのお水を準備しておく方が手軽ですしすぐに使えます。
 懐中電灯付きランタンのように、同じような能力のものであれば機能をまとめることもできますが、できることなら専用の品を用意して、非常事態でもできるかぎり生活の質を落とさないように準備しておきたいものですね。