公衆電話の使い方

 東日本大震災後、「災害時には被災地区外からは171に集中するが、肝心の被災地区内から171番への発信があまり利用されていなかった」ことが東京消防庁のサイトに掲載されています
 以前に「ダイヤル171」を使って上手に通信環境を維持しようという記事を書いたことがありますが、通信回線をパンクさせないためにも、被災地区内からの安否情報の発信がより積極的になされるといいなぁと思っています。
 ところで「公衆電話の使い方がわからない人がいる」というお話がありましたので、今回は公衆電話の使い方について確認しておきたいと思います。
 大前提として、停電時にはテレホンカードは使えないことに留意してください。

1.受話器を上げる

2.受話器を耳に当てて「ツー」という音がしていればそのまま発信可能。
3.受話器を耳に当てても何の音もしない場合は硬貨を投入する。

4.プッシュボタンを押して相手の番号を打ち込む。

5.呼び出し音が鳴れば成功

 とても簡単なのですが、携帯電話と違うのは、自分で電話番号を入力する必要があることです。
 また、滅多にありませんが、ピンクのダイヤル式硬貨専用公衆電話に出くわすことがあるかもしれません。

滅多に出会わないが、ダイヤル式硬貨専用公衆電話は密かに存在しています。

 その時は、ダイヤル内の対象の数字の穴に指を入れ、ダイヤル右下の金属の部分まで回して指を離します。ダイヤルが最初の位置まで戻ったら、次の対象番号の穴に指を入れてまた回し、それを繰り返して通話したい番号を入れてください。ダイヤルを回し終わったら、普通の電話と同じです。
 いざというときに備えて、たまには公衆電話から誰かに電話をかけてみるのもいいのではないでしょうか?
 ただ、やるときには事前に相手に了解を取っておいた方がトラブルにならなくていいと思います。公衆電話から携帯電話にかけた場合、携帯電話の表示は「公衆電話」で出ますので、怪しむ人もたくさんいますので。
 電話機の種類や使い方については、総務省のサイトにもリンクを貼っておきますので、どんな電話が使えるのかを確認しておくといいと思います。