足下に気を遣おう

 災害時には「徒歩」による移動が大原則ですが、歩くための足回りになっているでしょうか?
 都会だろうと田舎だろうと、道路が寸断されてしまえば自分の足以外に頼る移動手段はありません。
 自分の足で歩くためには、歩くための体力はもちろん必要ですが、歩けるような足下であるかどうかも大切になります。
 普段から運動靴を履いておられる方であれば問題はないのですが、革靴やハイヒールなど営業を担当される方は歩きにくい靴を普段使いしないといけない場合があるでしょう。しかし、数kmしか歩けないような靴では困りますし、歩くことによって足を痛めては何にもなりません。
 そのために、普段使いの靴とは別に「歩きやすい靴」を準備してカバンにいれておきましょう。
 運動靴をカバンの中に入れておくだけで、安全性は格段に上がります。仮に何かあって歩かないといけない状況に追い込まれても、運動靴に履き替えれば少々の距離なら平気で歩くことが可能でしょう。
 持って歩くのは結構面倒くさいのですが、安全安心を備えると言うことで、持ち歩くものの中に運動靴を忍ばせておいてくださいね。
 また、ほぼ男性用に限定されてしまうのが難点ですが、一見革靴風のトレッキングシューズ、トラベルシューズなどもありますので、それらを活用するのもよいのではないでしょうか。
 いずれにしても、災害時に靴が原因で動けなくなると言うことがないようにしたいものですね。