何かの折に「水でパスタができる」という記事を読んだ記憶はあるんです。
「水につけて6時間くらいで完成」というのは覚えているのですが、その出典には行き当たりませんでした。
でも、災害時に本当にそれができるとすれば、パスタ好きの私としては非常にありがたい。
というわけで、今回は水でパスタが本当にできるのかを試してみることにしました。
材料は、パスタ、水、鍋、そしてソースとして使うお茶漬けの素です。
使うパスタは1.8mm。一人分ずつ束ねられていますが、鍋に入らないので半分に折り、水を注ぎます。
あとは待つだけ。ゆでる場合には8分かかるのですが、水だとかなり時間がかかる気がします。
30分経過。まだしっかり堅いです。
1時間経過。少しだけしなっとしますが、やはりまだまだ堅いです。
当所理事長(私の配偶者)が「アルファ化しないと食べられないと思うよ」と哀れんだ目でこちらを見てますが気にしないことにして実験を続けます。
2時間経過。柔らかくはなっています。一本食べてみると、中はまだ堅い感じです。
2時間半経過。柔らかくなってます。でも、食べると粉っぽいです。
4時間経過。麺の中央部が油粘土のような感じになりました。はっきり言っておいしくないです。
6時間経過。一本一本が油粘土です。おいしくない、というよりも、吐きそう。
6時間経ってもとても食べられそうになかったので、熱を加えてアルファ化してみることにしました。
沸騰したお湯から麺を取り出すと、あれ?、なんだか普通にパスタっぽいものができあがりました。
お茶漬けの素をかけてみます。
なんと、ちゃんと食べることができました! ただ、麺の表面がべたべたになって「おいしい!」とまでは言えません。
感覚ですが、1時間水に漬けてそのまま沸騰させれば、普通に食べられるパスタになるんじゃないかと思います。
当初の想定とは異なる結果になってしまいましたが、燃料節約の一つの方法にはなりそうです。