安全な場所三原則

 地震が起きたときに怪我したり死んだりしないように、安全な場所の確保はできていますか?
 この安全な場所というのは「物が落ちてこない」「ものが倒れてこない」「ものが移動してこない」の3原則を満たしていることが大切です。
 特に寝ているときとトイレ、それにお風呂に入っているときにはとっさの身動きができませんよね。
 そのため、少なくともその3カ所についてはこの条件を満たすようにしておかなければなりません。
 これらの場所にはどうしても必要なもの以外は置かないようにします。
 もしタンスやテレビといったものが置いてあるなら、できるだけ他の部屋に移すようにしましょう。
 ワンルームなどで持って行く先がない場合には、倒れたときに自分が下敷きにならないような家具の配置や固定を必ずしておきましょう。
 また、トイレやお風呂の場合落下物はないかもしれませんが、その出入り口に障害物はありませんか。
 閉じ込められると逃げようがありませんので、出入り口を塞ぐようなものがあるのであれば、きちんと固定して動かないようにしておきましょう。
 古来より地震だけで死ぬ人はそうそういません。ですが、家具や建物につぶされて死んでしまったり怪我してしまったりした人は数知れずいます。
 まずは生き残ることを目指して、安全な場所の3原則を元に、寝室、風呂、トイレの点検から始めてくださいね。