新聞紙は万能アイテムです。
もしも普段配達してもらっているなら、一週間分くらい手元に置いておくと、いざ災害が起きたときにいろいろなことに使えます。
また、非常用持ち出し袋にも1日分くらいいれておくと、本当に便利です。
どんなことに使えるのか、いくつか例をあげてみることにします。
1)敷物になる
野外では湿気てしまってあまり長くは使えませんが、体育館などに避難したとき、新聞紙が1日分あれば、床に敷くことで断熱材の代わりをしてくれます。
あるのとないのとでは大違い。ブルーシートだけでは寒い日でも、さほど床の温度を気にすることなくしのぐことができます。
2)添え木になる
一日分の新聞紙を四つ折りし、四つ折りの真ん中に折れた腕や足を入れてガムテープなどで固定すると、簡易型の添え木になります。
週刊誌や雑誌でも可能なのですが、柔らかさや使いやすさでは、新聞紙の方が上です。
3)燃料として使う
新聞紙は紙ですから、非常によく燃えてくれます。
くしゃくしゃにすればたき火をするときの焚き付けに使えますし、しっかりと堅く丸めれば、薪のようにしても使うことができます。
4)簡易トイレの吸収剤として使う
断水すると、トイレは基本的に使えなくなります。
大きなビニール袋にちぎったたくさんの新聞紙を入れて便器にはめると、簡易トイレができます。
大小問わず対応できるので、とても使いやすいです。
終わったら、ビニール袋の蓋をきつく縛れば、可燃ゴミとして処理が可能な場合もあります。
自治体によって異なるようですので、気になった方はお住まいの自治体にご確認ください。
5)防寒具として使う
新聞紙を下着の上に挟むと、断熱材の代わりになり、とても暖かく過ごせます。
また、大きなビニールのゴミ袋を加工して上着代わりに着込んで併用すると、かなりの寒さにも耐えることが可能です。
新聞紙は湿気を吸いますので、湿気を逃がさないゴミ袋を着込んでいても、快適に過ごすことが可能です。
6)日用品になる
新聞紙を折り紙すると、スリッパや食器、ゴミ箱など、さまざまなアイテムを作ることができます。
7)退屈しのぎになる
新聞記事を読んだりちぎったり折り紙するのに使えるので、思ったよりも時間がつぶれます。
他にもちょっとしたことでも使えるのが新聞紙です。
最近は新聞をとらないというお宅も増えているようですが、非常持出用防災セットに1日分、家の保管ボックスに2日分くらいを入れておくと、何かと重宝すると思います。
いろいろと試してみてくださいね。