いろいろなことが言われている防災ですが、要は「自分の命を守ること」が目的で、それが達成できるのであれば防災の普及啓発は必要性がかなり小さくなります。
でも、この「自分の命を守ること」については、なかなかピンとくる人がいないようで、安全と空気はタダと言われた時代の弊害なのかなと思うこともあります。
日本は数十年にわたって大きな戦争もなく、国土全土が襲われるような災害もなく、割と平和に暮らせてきました。
人は自分の経験している範囲でしか物事が理解できないことが多いですので、「今まで何もなかったから、この先も大丈夫」と考えてしまっているのかもしれません。
実際のところは、毎年のようにどこかで大きな災害が起きている時代に入っているわけで、いつ自分が被災者になるのかわからないという時代になっています。
毎年同じような災害に遭っている人もいるかもしれません。
そうすると、自分がいつ災害に遭ってもいいように備えをしておく必要があります。
それが防災活動です。
防災は誰かがしてくれるものではなく、自分で自分の命を守ることです。そして、自分の命と同様に他人の命も守らなければなりません。
自分が対策しないと、周りの人が巻き込まれることになりますから、自分の命、周りの命を守るための準備はしっかりとしておいてほしいと思います。