人間の体温は一定の温度に保つための恒温性が働いています。
ただ、周辺環境が悪くなったりすると、寒いときには低体温症、暑いときには熱中症になって体温の調整がきかない場合も出てきます。
寒いときには暖かいところへ、暑いときには涼しいところへ移動することは大切なことですし、寒ければ服の中に空気を閉じ込める、暑い場合には風をあてることで寒暖の調整をすることもできます。
ただ、それでも寒かったり暑かったりすることがあると思いますが、そんなときには体の中の大きな血管の熱を調整することで体温を調整してみてください。
大きな血管が比較的肌に近い場所にあるところは、のどの両側、肩甲骨の間、脇の下、太ももの付け根です。
ここを暖めたり冷やしたりすることで、体温の調整を行うことが可能です。
体を冷やす場合には手のひらを冷やすことも効果的。ただ、手のひらの場合にはあまり冷たいものではうまくいかないので、氷よりは水の方がいいと思います。
体の機能を上手に使って、低体温症や熱中症を予防していきたいですね。