ある程度の年齢以上の人には分厚いものの代表格として通じる電話帳。
でも、電話帳といっても若い人達は存在を知らないか、薄いハローページのイメージしか浮かばないようです。
そうすると、同じ電話帳という言葉でも思い浮かぶ物は全く違うものになりますので、そこから導き出される答えも異なってしまいます。
これは世代間に限らず、仕事の異なる人達の間でも同じ事。そのため、きちんとした話をしようと思ったら、言葉の定義を最初にしっかりとしておくことが重要。
また、使っている言葉を略さないことも大切です。
先日、「管理」という内容で話をしていたのですが、途中でどうも話がかみ合わないと言うことに気付き、よくよく確認してみると、あちらは「人事管理」の話と思っていて、こちらは「物品管理」だと思っていたというオチがついていました。
略さなければあっさりと済んだはずの話だったのですが、似たような案件だったのでお互いに勘違いしていたという話です。
こんな風に、普段でも「〇〇だろう」という思い込みで行き違いが生じることがあるわけですが、災害時にはこれがより顕著になってきます。
ちょっとしたお互いの勘違いがとんでもない結果を生むことも多くなるので、言葉の定義や省略している部分に注意したいですね。