去る1月21日に益田市民学習センターにおいて研修会「マイタイムラインを作ろう」を開催しました。
前週の「ハザードマップの読み方を知ろう」とセットになった研修会で、ハザードマップの情報を元にして災害前後の自分の行動計画を可視化しておき、いざというときに慌てないようにするためのマイタイムラインを作成するという研修会でした。
マイタイムラインというと避難行動計画と思われる方も多いのですが、実際には災害時における自分の行動計画であって、避難しない場合でも作っておいたほうが安心できるものです。
地震と風水害、台風などいくつかのパターンを作っておくと万全なのですが、今回は準備から被災後までの流れがわかる風水害でやってみました。
参加者の皆様は首をひねりながら自分の行動計画を作っていましたが、この中で問題になったのがペットの扱いでした。
同行避難しても別な避難してもよいのですが、いざというときのペットの取り扱いは家庭内でもめる元ですので、事前にどうするのかを良く詰めておくようにしたいという話をし、ペットの受け入れについてはほとんど整備されていない現状についても説明をしました。
実はペットの避難に関することを行っている特定非営利活動法人動物避難所協会様の普及啓発窓口ということで当研究所も登録しているのですが、今回はそこから送っていただいたNPO法人ペット防災サポート協会様が作成した「たすかるノートwithペット」という小冊子を送っていただいていましたので、そちらも配布してよりしっかりとペットの取り扱いについて決めていただくようにお願いしておきました。
また、行動計画も自分がそういう事態になったことがないので予測がつかないという意見もあり、実際の被災経験者が作ったマイタイムラインについても今後いろいろとご紹介できればいいなと思いました。
お忙しいところお越しいただきました参加者の皆様に心から感謝いたします。