【活動報告】高津小学校防災クラブを開催しました

 去る2023年2月8日、2022年度最後となる高津小学校の防災クラブを開催しました。
 最終回は参加してくれた子供たちに何をやりたいか聞き、出てきた「お洗濯」をやってみることにしました。
 普段使っている石鹸と、炭酸ソーダを準備して汚れの落ちや必要な水の量などを確認しようということで作業を開始。

洗濯板も用意してみたが、結局使わなかった。

 ただ、最初のこちらの指示が悪くて洗濯用の袋にお水を一杯入れ、その結果袋が破けてしまうというアクシデントが多発。
 何とか洗濯はできたものの、結局汚れの落ちの違いや必要な水の量などはよくわからないまま終了となりました。
 実施する側も参加してくれる側も、毎回試行錯誤のこの防災クラブ。
 一年間に渡って参加してくれた子供たち、クラブを支えてくださった担当の先生、そしてお手伝いしてくれた当研究所のスタッフの皆様に厚くお礼申し上げます。

節水型手洗い装置を作る

 災害時には水は貴重品となります。
 生活用水とはいえ、手洗いに使う水も普段のようにじゃぶじゃぶとふんだんな流水を使うわけにはいきません。
 ただ、そうはいっても手は洗いたいもの。
 そこで節水型の手洗い装置を作ってみることにしました。

・用意するもの

ペットボトル1個、穴を開けるための道具

穴が開けば釘でも安全ピンでも大丈夫。

・作り方

1.まずはペットボトルの下の方に穴を開けます。小さすぎるとうまく水が出ませんし、大きくなると水がこぼれてしまいますので、ちょっとずつ穴を拡げて、ちょうどいいサイズを探してみてください。

2.開けた穴を指で押さえて内部に水を入れます。

蓋がきちんと閉まっていれば押さえない限り水はこぼれない。

3.穴を指で押さえたままキャップを閉めます。これでできあがりです。

キャップの微調整が少し難しいが、慣れると思ったように調整できるようになる。

4.キャップを緩めると水が出てきますので、適当な量で手を洗い、キャップを閉めます。少量の水で手が洗える節水型手洗い装置ができました。

穴のサイズとキャップの閉まり具合で出てくる水の量がさまざまに変化しますので、平時にいろいろとやってみて好みの状態を把握しておくといいかもしれません。