自分の家族や職場、友人や関係者といった、もし自分に何かあったときに連絡しなくてはいけない人たちの電話番号を覚えていますか。携帯電話の普及前は手帳などに電話番号記入欄があってそこに必要な人の電話番号を書き出しておいたものですが、携帯電話やスマートフォンが普及してからは、おそらく電話番号ではなく名前や履歴で電話をかけている人が多いのではないでしょうか。
災害発生時には着の身着のままで逃げる人がかなりいます。特に地震だと、揺れや衝撃で携帯電話がどこかに行ってしまったり壊れたりすることがあったり、他にも電話番号の記録されているスマートフォンや携帯電話を持って避難することを忘れてしまったり、電池切れで立ち上げることができなくなったとき、どうやって連絡をしますか。
電話番号を全て覚えているのならいいのですが、できれば重要な人を紙に書き出し、非常用持ち出し袋に入れておくことをお勧めします。そうすることで、いざというときのリスク分散になり、慌てて避難しても緊急連絡先を持っている可能性が上がります。
災害時には通信規制が行われることも多く電話のかけ直しが続いたり、基地局が電気切れで動かなくなると、スマートフォン等は電波を探すためにかなりの勢いで電池を消費します。
その点、紙に書いておけば電池切れで見られなくなる心配はありません。個人情報が気になるようであれば、自分だけが分かるような場所に隠しておいてもいいかもしれません。
いざというときに備えて緊急連絡先がわかるように、紙や手帳に書き出しておくといいですね。