あなたは何か災害への備えや対策を取っていますか。
こう聞かれると、できる備えを殆どやっている人からまったくやっていない人まで、さまざまな回答があると思います。
では、今日トイレに行かなかった人と聞かれて、行っていないと答えられる方はどれくらいいるでしょうか。
恐らくは何かの事情がある方でない限り、100%行っているという回答になると思います。
災害とトイレが必要な自然現象(以下自然現象と書きます)、どちらも必ず起きるものなのですが、方やバラバラで方や100%。これは何が違うのでしょう。
これは優先度の問題だと思います。
自然現象は、これは数時間単位の話です。長くても一日我慢できる人はまずいないと思いますから、自然現象に対応するためにいろんな場所にトイレを作っています。
でも、災害は数年、数十年、へたすると数百年の単位です。
どうかすると自分が生きている間には何も起きないかもしれない。そう考えると、備える必要があるのかどうか迷ってしまうと思います。
そして、基本的に迷ったときには行動しないという選択をする人が殆どです。
結果として、災害が起きて「こんなはずではなかった」と後悔することになります。
災害への備えや対策は、一度にいろいろとやろうとするとさまざまなところに弊害が起きますが、ちょっとずつでもやっておくとあなたの安全度は確実に上がります。
トイレと同じように準備することは難しいかもしれませんが、災害への備えは何か起きたときのあなたの命を守り、繋いでくれる重要なものです。
「起きるかどうかわからない」からしない、のではなく、「起きるかどうかわからないから」備える。
そんな風に考えて欲しいなと思います。