「雪が積もる」と聞いて、あなたはどんな光景をイメージするでしょうか。
よく雪の降る地方の人であればメートル単位の雪を想像するでしょうし、雪の降らない地域の人だと、屋根がうっすらと白くなっている状態を想像するのではないでしょうか。
「雪が積もる」という一言でも想像する光景が異なるのですから、しっかりとした会話をしない限りは人によって災害のイメージが異なってくるのは仕方が無いことなのかもしれません。
水害になる可能性が高まる「時間雨量50mm」という基準も、言葉で聞いて雨の降り方が想像できる人はほとんどいないのではないでしょうか。
人によって、使っている言葉のイメージは千差万別です。
防災のことを地域等で取り組むときには、まずは参加してくれた人の持つイメージを統一しておくこと。
それが災害対策を地域で進め、継続していくための第一歩ではないでしょうか。