大規模な火災があちこちで起きています。
被災された方にお見舞い申し上げるとともに、いち早い生活の再建ができることを願っております。
ところで、あなたの家には消火器が準備されていますか。
また、その消火器はきちんと管理されていますか。
そして、その消火器を正しく使うことができますか。
大きな被害を与える大規模火災も、最初から大規模なわけではありません。
最初はみんな小さな火で、それがさまざまな要因によって大きくなり、あちこちに類焼して大規模火災となります。
つまり、小さな火のうちに消火することができるのであれば、大規模火災にはならないということで、消火器はそのための重要なアイテムとなります。
消火器の使い方については以前触れたことがありますが、最近の家庭用消火器は能力が上がっていますので、使い方さえ間違いなければ、ある程度までの火ならば消すことが可能な能力も持っています。
ただ、気をつけておかないといけないのは、使用期限が切れていること。
家庭用消火器ではよくあることですが、高圧ガスを使って消化剤を噴霧する構造上、使用期限が切れた消火器は危険ですので、期限を見て更新をしていく必要があります。
消火器の維持管理と使い方の習熟。
これができれば大規模火災の発生を減らすことが可能です。
また、あなたの周りで火災が起きたとき、周囲への延焼を防ぐことができるかもしれません。
あくまでも消火器で消せるサイズの火ということになりますが、まずは家庭に消火器を備え付けることと、機会を見つけて消防署などが開催する消火訓練や防災センターで行われている消火訓練などで使い方の習熟を図って下さい。
そうすることで、あなたの命も財産も、守れる確率があがります。
地味なアイテムですが、ご家庭に最低一本、備えておくようにしたいですね。