災害が起きた後はちょっとしたことで不安に陥ってしまうものです。
電気や水道が止まっているかもしれません。避難したら、普段と異なる場所で場合によっては見知らぬ人達と長時間過ごさないといけなくなるかもしれません。
そういうときにこころが折れてしまうと立ち直れなくなりますので、気分を落ち着けるための温かい飲み物が飲めるような準備、しっかりとした睡眠をとるための睡眠セット、そして正しい情報を集めるためのラジオは非常用持ち出し袋に入れておきたいものです。
そして、明るさを確保することも実は気分を落ち着けるためには非常に有効だと言うことを知っておいてください。
懐中電灯やランタン、ヘッドライト、ロウソクなど、灯りはいろいろとあるのですが、普段のメンテナンスがどれくらいできているかということと、発生した災害が何かによって使える道具が変わってきます。
例えば、地震が起きたときなどは火は絶対に使ってはいけません。ガス漏れなどで爆発したり、揺れでひっくり返って火事が起きたりする可能性があるからです。
懐中電灯やヘッドライト、電池式ランタンがあればいいのですが、勝手にスイッチが入っていて電池が切れていたり、きちんとメンテナンスできてなくて電池が入ってない、液漏れして使えないなどが問題として起こり得ます。
また、非常用持ち出し袋を持って逃げている暇がない場合もあると思います。
そんなときに備えて、普段使いのカバンにケミカルライトを1本入れておくといいと思います。
コンサートなどでファンが振っている明るい棒、一般的にはサイリュームと呼ばれているものなのですが、化学反応で光を得るため総称としてはケミカルライトというそうです。熱も出さず、保管の危険性もさほどなく、常温保存できることから、非常に便利なものです。そしてその用途に応じてさまざまなものが存在します。
強力な光で30分程度照らしてくれるものから、そこまで光は強くはないが半日以上光り続けてくれるものなど、ご自分の利用スタイルで準備しておくといいと思います。
さほど重くなく、場所もとらないサイリューム。気をつけないといけないのは衝撃ですが、カバンの中でひどい扱いにならない限りは勝手に光っていたと言うこともない優れものです。
そんなに高くもない便利なアイテム。あなたの普段使いの袋に一本入れておくと安心ですよ。