ハザードマップを持っていますか

 災害に備える話が出てくるときには、ほぼ100%ハザードマップの話が出てきますが、あなたはハザードマップを持っていますか。
 ハザードマップは、大雨や洪水といった水の災害、そして土砂災害の予測がされているものなので、梅雨や台風の時期には必ず確認するクセをつけておきたい大切な防災グッズの一つです。
 自治体で配布されているはずですが、何らかの事情で自治体からの配布がない場合には、その自治体のウェブサイト、国土地理院の「重ねるハザード」で確認することができますので、必ず確認しておいてください。
 できれば、紙に印刷してよく見る場所、例えば玄関やトイレの壁といった場所に貼り付けておくと、知らないうちにあなたのいる場所を含む地域のハザードが頭に入っていると思います。
 人間の行動や考え方には、まだまだデジタル機器はなじんでいません。また、デジタル機器は発災時には動かなくなる可能性がありますので、誰でもすぐに見ることのできる紙媒体は重要です。
 手持ちのハザードマップには、できれば避難経路も書き込んでおきましょう。
 複数の避難先を確保して、それぞれに安全だと思われる避難経路を設定して記載しておけば、実際に緊急で避難しなければならないときでも迷うことなく避難が可能です。
この記事を書いているのは2023年6月7日。翌日くらいからまた大雨が降る予報が出ています。
 今からでも十分間に合いますから、ハザードマップを確認して、自分が安全に過ごせる行動を練っておいてほしいと思います。

重ねるハザードマップ(国土地理院のウェブサイトへ移動します)

【活動報告】研修会「ハザードマップの読み方を知ろう」を開催しました

 去る1月14日、益田市の市民学習センターにおいて研修会「ハザードマップの読み方を知ろう」を開催しました。
 当日は2名の方にご参加いただき、益田市のハザードマップを使って実際にそのマークのあるところではどのような出来事が起きるのかについて、映像を交えながら一つずつ確認し、なぜこんな風に書かれているのかなどについて雑談を交えながら研修しました。
 ハザードマップを読むことは災害対策の基本になる部分ですが、表示されている中身が理解できていないと単なるデータの書かれた冊子にしかすぎません。情報が読み取れると、備えなければいけない災害やいざというときの避難経路、そして普段行き来する場所の危険性まで理解できるようになりますから、興味のある方はハザードマップを読む前に最初の凡例をしっかりと読み込んでみてください。
 これから先も機会があればまたやってみたいと思っていますので、もし興味がある方がおられたら、またのご参加をお待ちしています。
 今回ご参加いただきました皆様に厚くお礼申し上げます。

【終了しました】研修会「ハザードマップの読み方を知ろう」を開催します。

 あなたは自分がいる場所が、どのような災害時にどのような危険があるのか知っていますか。
 簡易的にそれがわかるのが、市町村が作成しているハザードマップです。
 このハザードマップ、きちんと内容が理解できると非常に効果的に自分の安全確保ができるのですが、残念ながら配るだけで読み方の説明がきちんとされていないので、ちゃんと読まれていないことが多いようです。
 今回は、危険や避難判断の基本となるこのハザードマップの読み方についてやってみたいと思っています。
 「ハザードマップってなんだ」という方から「この部分はどう読めばいいのか」など、初歩の部分からちょっとマニアックな話まで、ハザードマップを見ながら一緒に学んでみたいと思っています。
 準備の都合がありますので、できれば事前申し込みをお願いします。
 興味のある方のご参加をお待ちしております。

【お知らせ】1月開催のイベントのご案内

 石西防災研究所では、1月に一般向けワンコイン研修会を2回開催します。
 1回目は1月14日で、「ハザードマップの読み方を知ろう」。
 これはハザードマップに書かれている情報はどのようなものがあるのかということに始まるハザードマップの見方の研修会です。
 2回目は1月24日で、「マイタイムラインを作ろう」。
 これはハザードマップを読める人向きの研修会で、ハザードマップを元に、自分が置かれた状況や環境からどのような行動をすべきなのかについて時系列に整理し、それを行動計画書、防災ではマイタイムラインといわれるものですが、それを作って行動手順をみてわかるようにしていきます。
 どちらも災害への備えに対して有効な研修会ですので、興味があって都合のつく方はぜひご参加ください。
 参加費は500円/人。
 いずれも準備の都合上事前申し込みをお願いします。
 詳細は付属のチラシをご覧いただくか、事務局までお問い合わせください。