非常用持ち出し袋には、個包装された使い捨てマスクを一箱入れておくことをお勧めします。
新型コロナウイルス感染症を含む感染症対策と言うこともありますが、一番の理由は災害後に呼吸器官系のトラブルから身を守るためです。
というのも、地震や洪水と言った災害の後では細かい粉塵が舞っていることが非常に多いです。
この粉塵を吸い込んでしまうと、咳や鼻水、ぜんそく、肺炎といった呼吸器系のトラブルが発生する可能性があります。
特に子どもは早めに着用させる必要があります。
地震で舞い上がる粉塵は50cm~1mくらいとされていますので、例えば地震後の避難時には子どもはマスクを着用しておかないと粉塵を吸い込んでしまいます。
子どもは大人に比べると呼吸器の防御機能が弱いので、呼吸器系のトラブルが非常に起きやすくなります。
マスクが無い場合には、ハンカチやタオルを使って口や鼻を守るようにしてください。また、粉塵を生活空間に持ち込まないということから、外から帰ってきたら使っていたマスクは密閉できる袋に入れて処分するようにします。
呼吸器系からくる健康被害を防ぐためにも、マスクは忘れないようにしたいですね。