【お知らせ】シニア災害ボランティアシンポジウムが開催されます。

1月から3月は防災関係の研修がなぜか多くなるのですが、シニア災害ボランティアシンポジウムがオンラインにて開催されることになったそうです。
内容は、
①「令和における災害ボランティアの在り方」として、講師は大阪大学の渥美 公秀 教授が、
②「災害時での情報活用に求められるもの」として、講師は京都大学の畑山満則 教授が、
それぞれ講演されたものを視聴することができます。
配信期間は、令和4年1月21日(金)から2月3日(木)で、参加申し込みが必要です。
手続きなど詳細につきましては、以下のリンク先をご確認下さい。

「シニア災害ボランティアシンポジウムが開催されます」(島根いきいき広場のウェブサイトへ移動します)

【お知らせ】2021災害時外国人サポーター養成研修(西部)が開催されます。

 公益財団法人島根国際センターが主催する災害時外国人サポーター養成研修の西部開催が決定しました。
 内容は災害時の外国人支援で、災害で生じるさまざまなお困りごとを日本語のわかりにくい人達からどうやって聞き取るか、またどう伝えていくかについて実演を交えながら体験できます。
 また、サポーター養成研修とはなっていますが、サポーターになることを強制されるわけではありませんので、どのような問題が起きてどのように伝えるといいのかについて知りたい方も参加してみてはいかがでしょうか。
 開催場所や日程など、詳しくは島根国際化センターのウェブサイトをご確認下さい。

2021災害時外国人サポーター養成研修(西部会場)参加者募集(しまね国際センターのウェブサイトへ移動します)

20220120追記 新型コロナウイルス感染症の急増に伴い、本研修はweb研修に変更されました。詳細はリンク先をご確認下さい。

「助けて」って言えますか

 日本人はできるだけ自分で全てのことをやることが美徳とされていて、「他人に頼ること=迷惑をかけること」と考えている人が多いです。
 なんでもかんでも周囲に頼り倒すのはまた別の問題を引き起こすことになると思いますが、それでも普段からある程度他人に助けてもらう練習をしておくことは、災害時に役に立ちます。
 というのも、普段なら全部自分でできることでも、大災害で被災者になると自分だけではできないことがたくさん発生するからです。
 特に、自宅が被災したとき、その復旧を一人でやろうとするとかなり無理があります。恐らく、やっている最中に心が折れてしまうのではないでしょうか。
 災害時に発生するさまざまな問題は、自分一人で解決できないものがとても多いですが、困っている自分が「助けて」と言わない限り、救いの手は届きません。
 他人に頼ることは、他人に迷惑をかけることではありません。自分ができないことや時間がかかることをできる人や作業の早い人にお願いするのは、その後のあなたの生活に影響が出てくる災害復旧では生活再建のために行うべきことなのです。
 災害ボランティアは「助けたい」と思って被災地へ乗り込んできます。彼らの善意に頼って、しっかり助けてもらえばいいのです。
 ポイントは助けて欲しいことを明確に伝えること。
 特にボランティアセンターへ派遣を依頼する際には、どんな作業をどれくらいする必要があるのかをはっきり伝えないと、なかなか人が来てくれません。
 どんな作業があるのか、どれくらい人や時間を投入しないといけないのか、もし自分で分からなければ、わかる人に頼んで確認してもらえばいい話です。
 普段から「助けて」を言いやすい状況を作っておくことで、助けてもらえる確率はかなり高くなります。
 あなたが被災したとき、他人の力が必要なときに「助けて」が言えるようになっておきましょう。

【活動報告】ブルーシート張り研修をしていただきました

 去る10月23日、大田市ボランティアセンター様が開催している住宅の屋根のブルーシート張りについて学習するため所長を含む会員3名でお邪魔して、ブルーシートの張り方について実地で研修させていただきました。
 島根県大田市は2018年4月9日に最大震度5強を記録した島根県西部地震の影響で、今なお屋根の修理ができておらず、ブルーシートを張っている状態の家屋があります。
 今回は過去にブルーシートを張ったお宅で、ブルーシートが破れて壊れた屋根がむき出しになり雨漏りをするということから、改めてブルーシートを敷き直す作業のお手伝い。
 ミーティング、機材準備の後、所長は別件で離脱しましたが、残った会員2名が丁寧に教えていただきながら被災家屋の屋根のブルーシート張りについてしっかりと学習させていただきました。
 使っているブルーシートは#3000なのですが、これ以上重くなると屋根に持って上がることが難しいと言うことで、丈夫さと作業の安全性を考えて選択しているとのこと。同じ#3000でもメーカーによってかなり強度に差があるようで、ものによっては半年持たないというお話を伺うことができました。
 使われているブルーシートは寄贈品も多いそうですが、品質や使用目的が異なるものも送られてきており、そういったものを使う場合には後日張り替えることが前提の作業になってしまうようです。
 屋根に敷くブルーシートについては、寄贈いただくときにメーカーや耐紫外線性能の高いものなど、一度張ると数年は持つような強度のものを指定できれば寄付者も作業者も楽なのにねという話が会員の間では出ていました。
 ほぼ毎週活動をしておられるようなのですが、来られる方が少なく高齢の方が多いことからなかなか作業が進まないようで、今回素人の会員2名が参加したことで非常に作業効率が上がったと喜んでいただいたとのこと。


 少し距離はあるのですが、できる範囲で引き続きお手伝いができるといいなと考えています。
 ブルーシート張り以外にも災害ボランティアは続いているそうですので、関心のある方は、大田市ボランティアセンター様に連絡の上、是非一度ご参加いただければと思います。
 今回、突然のお願いにもかかわらず、快く受け入れてくださった大田市ボランティアセンターのスタッフの皆様に厚くお礼申し上げます。

大田市ボランティアセンター(大田市ボランティアセンターのFacebookへ移動します)