ペンダントライトは固定する

こういうやつがペンダントライト。地震ではかなり激しく揺れるし、割れるし落ちることもある。

 天井からつるしている照明のことをペンダントライトといいますが、地震の際にはこれが揺れて当たって壊れて破片が室内に四散することがよく起こります。
 最近は蛍光灯からLEDに代わってきているので以前ほどではないと思いますが、それでも天井近くから破片が散ると、部屋中の床に割れたものが散らかって歩くのに危険になります。
 本当はペンダントは天井直付けタイプの照明、あるいは壁に埋め込み式の間接照明に変更したほうが安心なのですが、もしも難しいようなら、ペンダントライトの傘をテグスなどで固定して動かないようにしてしまいましょう。物理的に動かなければものに当たることがありませんのでペンダントライトの傘が割れることもありません。
 動かないように、最低でも4か所、十字になるようにテグスを取り付け、天井に固定することで、ある程度の安全を確保することができます。
 当研究所所長の家でも、古い寝室の照明を取り換えたことがありましたが、照明用コンセントの形状が新しいものなら取り換えも簡単にできます。
 予算や手間の問題はありますが、落下物で怪我しないように、できる限り天井の照明が動かないような対策をしておくようにしましょう。
 余談ですが、直管型蛍光灯を使っているような事務所や倉庫の場合には、飛散防止フィルムが巻いているものか、飛散防止用のケールが売られていますので、そういったものを使って、地震の際に割れて飛散しないような対策をしておいてください。