台風が来るとき、窓に養生テープや布テープを「×」や「米」の形に貼り付けておくことがあります。
巷ではいろいろといわれているようですが、これは窓ガラスが割れたときに飛散するガラスをできるだけ減らすことを目的としたもので、やったから割れないというのは迷信ですので注意してください。
窓ガラスの内側にテープを貼ることで、何らかの原因でガラスが割れたときに大きな破片が飛び散ることをある程度防いでくれるので、何もしないよりは安全度が確実に上がると考えればいいと思います。
当研究所では、大きな窓ガラスには飛散防止フィルムを貼っていますが、そうでない窓については屋内側に養生テープを米の形に貼り付けて飛散対策をしています。
ガムテープや布テープもあるのですが、ガムテープは剥がすときに非常に大変ですし、布テープは窓にのりが残ってやはり剥がすのが大変でした。強度と剥がす手間を考えて、うちでは養生テープが一番いいという結論に達しています。
ちなみに、窓の内側に養生テープを貼ったら、窓の外側にはプラ段ボールや段ボールでガラスの上に蓋をしています。窓枠に養生テープで貼り付けることで、衝撃からガラスを守ってくれると期待しているのですが、幸いにしていまのところ活躍したことはありません。
窓の保護と飛散対策を考えるとガラスの内側と外側の両方を段ボールで覆うといいのでしょうが、手間の問題から外だけにしてます。
代わりに、内側はカーテンをしっかりと閉めて、飛散対策としています。
窓ガラスにテープを貼ると強度が落ちるというような研究もあるそうですが、何か当たったときにガラスが飛び散って怪我したり、そこから入ってきた風で屋根や壁が壊れても嫌だなと思って養生テープとプラ段ボール張りはやっているのですが、するもしないも好みだと思っています。
どう考えるのかも人それぞれですから、やる人もやらない人も、お互いに全否定せずに対策ができるといいですね。
ちなみに、一番効果があるのは雨戸やシャッターを窓の外に設置することですから、それらの対策が可能であるなら、そちらで対策することをお勧めします。