非常用持ち出し袋や避難所での生活において、嗜好品はどう考えればいいかということをお問い合わせをいただくことがあります。
結論から言えば、周囲に迷惑がかからなければたばことゲーム機については問題ないと思います。
たばこは、確実な火の消火確認や煙、臭い、呼気など周囲への影響に気をつけること。ゲーム機は、音と光が周囲に迷惑をかけないこと。そして使うための電気は自分で準備すること。
避難所や避難先では、どうしてもそういったものが苦手な人がいますから、そこを気をつけていただければいいと思います。
ただ、お酒に関して言えば、避難中はできるだけ飲まないでほしいとお伝えしています。特に地震のように終わりの見えない不定期に続くような災害では、お酒を飲んで判断力や行動力が鈍った状態では避難行動や身を守るための行動を取ることができません。また、災害が収まった後でも、生活に不安があるときにお酒を飲むと決して気分のよいお酒にはならないでしょう。
大抵の場合は悪酔いしてしまって周囲とトラブルになるか、あるいは飲んでも酔えずにそのうち病気になるか。どのみちいい結果にはならないと思います。
ある程度復旧・復興のめどが立つまではお酒を一度止めてもらって、楽しい席から飲酒の再開をしたらどうかなと思います。
嗜好品は人生を豊かにしてくれます。
周囲の人が困らない程度の嗜好品を上手に使って、あなたの精神的な安定を保ち、上手に復旧・復興ができるようにしてほしいと思います。