被災して困ることはいろいろとありますが、どうにも我慢できないのは排泄とのどの渇きです。
排泄は最悪その辺の陰で失礼することができるとしても、のどの渇きはどうにもなりません。
特に保水力のない子どもとお年寄りに関して言えば、水の切れ目が生命の切れ目になってしまう可能性もあります。
対策としては、普段持ち歩くカバンの中に水筒や水のペットボトルを入れて持ち歩くことくらいしかないと思います。
そんなにびっくりする量でなくても構いません。自分が持てる範囲の重さの水でいいので、できる限り持ち歩く習慣をつけておくようにしておきましょう。
無理に長期保存水やペットボトルを買って持つ必要はありません。空きペットボトルに水をいっぱいまで詰めておくと、2~3日はきれいな状態で飲むことができますから、こまめに入れ替えることでお財布にもやさしい災害対策になると思います。
あめ玉や梅干しなどの酸っぱいものを持って歩くのもいいと思いますが、脱水症を防ぐためにも、自分の呑む水は準備しておきましょう。
余談ですが、準備した水を災害で使うときには、一気に飲むとすぐに水がなくなってしまいます。
45分から1時間ごとにキャップ一杯程度を飲むようにして、脱水症状になる前に水を補給しましょう。
また、少量の水でも定期的に摂取するとある程度は感染症を防ぐことも可能という話もあります。
お出かけの際にはカバンに水を持って歩くことを、生活習慣にできるようにしたいですね。