大雪が降るような気象条件だと、停電や電話の不通、水道管の凍結などが発生することがあります。
また、積雪により流通網が混乱し、食品などが届かなくなることも起こるでしょう。
短時間に一気に降り積もるような状態だと、玄関扉やドアなどの出入口が雪により開かなくなることも想定されます。
それを考えると、ある程度家から出なくても済むような準備をしておく必要が出てきます。
大雪もいつまでも続くものではありませんが、さまざまなトラブルが解決するまでを考えると、5日~7日分の食料備蓄が必要です。また、水道が凍結していると水も得られませんので、水も食料に合わせた日数分を準備しておきましょう。
通常の大雪であればガスは普通に使えますので、ご家庭でガスを使っている場合には、調理用の燃料の心配はありませんが、オール電化のおうちの場合にはカセットガスコンロなどを準備しておいた方がいいでしょう。
長期の停電になると、電気を使った暖房器具は使えませんので、石油ストーブやカセットガスストーブなどを用意しておくと安心ですが、換気には充分に注意してください。また、炭を屋内で使用すると一酸化炭素中毒になる危険がありますので、特に断熱のしっかりとしたおうちでは使わないようにしてください。
暖房機器が無い場合でも、発熱素材を使った衣服の着用や使い捨てカイロ、白金カイロなどの準備があると家の中でもそれなりに快適に生活が可能です。開き直って布団の中にいることに決めてしまえば、湯たんぽも有力な暖房器具となります。
トイレの問題もあります。
汚水管が凍結することはあまり心配いらないと思いますが、水洗トイレの場合、水道が凍結してしまうとトイレも使えなくなります。
お風呂の残り湯を確保しておいて、水洗トイレが使えるようにしておいた方がいいでしょう。
また、雪が降り終わった後の除雪ではスコップが必要です。スコップにもさまざまな種類がありますから、お住まいの地方に応じた除雪用スコップを準備しておきましょう。
最後に、お車をお持ちの方で露天駐車の場合には、降雪前にワイパーブレードを上げておくのを忘れないようにしましょう。
普段大雪を経験していない地域の方が混乱が起きやすいですので、普段雪がなくて大雪の予報が出ている地域の方は気をつけてください。