お散歩と避難訓練

 寒い季節になってきましたが、あなたの体調は大丈夫ですか。
 寒い時期になると屋内に引きこもりがちになりますが、天気の落ち着いている日には外で散歩してみると、意外とリフレッシュできるものです。
 せっかくなので、災害時に避難しようと考えている一時避難場所や避難所まで、実際に歩いてみてはいかがでしょうか。
 毎回同じところではなく、天候や体長に応じて近いところ、遠いところ、災害ごとに安全な場所などを確認しながら歩いてみると、思ってもなかった障害があったり、意外な避難可能な場所を見つけたりできて面白いですよ。
 子連れのご家庭では一緒になって歩いてみると、子どもがどの程度までなら歩けるのかや、歩けない子を背負ってどのくらいまでなら移動できるのかなどを試しておくと、緊急事態のときに自分たちがどのように避難すればよいのかのイメージができます。
 今回添付した写真でも小さな子が背負われていますが、この背負子はリュックサックになっていて、さらには背負っている子どものいすにもなる優れものです。
 リュックサックに納まる量はたいしたものではありませんが、数個の紙おむつと1回分の離乳食程度なら十分に納まりますので、普段使いでセットしておくといざというときにもそのまま子どもを乗せて背負って避難を開始することができます。
 非常時には可能な限り両手を空けるということを考えると、こういったアイテムを上手に使うのもありではないでしょうか。ただ、おんぶは背負う方もですが、背負われる子どもも慣れていないと上手に背負うことができませんので、そういう部分での練習にもなります。最初はうまく背負われてくれない子どもも、背負っている人と同じ目線になっていることに気づくと結構喜んでくれます。
 ちょっとした天気の安定した時間に、ちょっとしたお散歩で気分転換。
 新型コロナウイルスの流行が不安になっている今だからこそ、他人と接触せずに済むお出かけを考えたいものですね。

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